年末年始は肝臓のお疲れにご注意!
皆さん、Aloha!オガライフライターのMasaeです。
もうすぐお正月。年末年始はお酒を飲む機会が増えますね。皆さんは、お酒はお好きですか?私は大好きです。特に、ビール、日本酒、ワインという醸造酒が好きですが、気分によっては焼酎やウイスキーなど飲みますし、ちゃんぽんするのもまったく問題ありません。しかし、そうなるとやはり肝臓の健康は気になります。また、お酒を飲むと帰宅が遅くなり、寝不足などから体調を崩しやすくなったりします。そんな私が数年前に挑戦してみたのが、自家製柿酢作りです。
柿が赤くなると医者が青くなる
中国が原産と言われていますが、柿の種が縄文時代の遺跡から発掘されるほど柿と日本人の関りには長い歴史があります。現在は1000種以上の品種があり、日本の気候に合っている作物です。
柿はカリウム、ビタミンA・C、そして柿ポリフェノール(柿タンニン)、アミノ酸を豊富に含んでいます。柿ポリフェノールは、アルコール代謝の副産物で二日酔いの原因物質のアセトアルデヒドと結合しやすく体外に排出してくれるため、二日酔い防止になると言われています。もうひとつ、アルコールの代謝に必要なアミノ酸も豊富に含まれているので、二日酔いの救世主と言われるのです。
それ以外にもカリウムが塩分を排出してくれるため、高血圧の方には血圧を下げる効果も期待できます。そしてその柿ポリフェノールやアミノ酸は、柿酢にも豊富に含まれているのです。アミノ酸が豊富に含まれているので、柿酢は料理の旨味も増してくれます。
二日酔いの救世主!自家製柿酢を作ってみよう!
柿の木は各家庭で植えられていることも多く、比較的無農薬のものが手に入りやすい果物のひとつです。ただし、渋柿は利用するのに手間がかかるため、木になったまま放置されているものも多く見かけます。そんな渋柿を有効に利用できるのが、柿酢です。
1)用意するもの
- 柿。柿の表面についている酵母を利用して発酵させるため、できれば無農薬の柿を用意しましょう。
- ガラス瓶。用意した柿の量に合わせて用意します。
- 焼酎またはホワイトリカーなど、アルコール度数の高い食用のアルコール。瓶を煮沸できない場合に使います。
2)仕込み
①まず、使用する瓶を煮沸消毒するか、アルコールで拭いて消毒します。
②柿はヘタを取り、固く絞った布などで表面の埃をぬぐう程度に拭きます。水洗いをしてしまうと、表面の酵母が流れてしまうため、軽く拭く程度にしてください。
③柿を8つくらいの櫛切りにし、カビの発生を避けるためにできる限り瓶の口まで詰めます。
④フタをして室温で保管します。
⑤2~3日経つと、プツプツ発酵し始めます。1日に1回フタを開けて、酸素を取り入れます。その時に耳を近づけると音が聞こえてくるのが楽しいですよ。
⑥さらに数日置き、柿の形が崩れてきたら、木べらなどで潰してさらに発酵を進めます。
⑦約1ヶ月で柿酢の完成です。漉し布やキッチンペーパーなどで漉して果実を取り除き、冷暗所で保管します。
⑧保管期間が長くなると、褐色が濃くなってきます。数年熟成させると、味がまろやかになります。
3年物の柿酢は、これくらい濃い琥珀色になります。酸味が丸くなりますので、料理に使う以外にも甘味を付けて炭酸で割って飲んでも美味しいです。
女性の味方、柿酢で美しく健康に!
柿酢に豊富に含まれるクエン酸の効果はまだまだ未知な部分が多いものの、ミネラルやビタミンの吸収を助ける効果があると言われています。また、豊富に含まれるポリフェノールは抗酸化作用も高いので、アンチエイジング効果が期待できます。発酵していく様子を見るものとても楽しいですのでぜひ自家製柿酢作りに挑戦してみてください♪