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夏にうけた髪のダメージをリセットして美しい髪を取り戻そう!
夏の紫外線ダメージはお顔やボディに限ったことではありません。強い陽射しに晒される髪の毛はもちろん、頭皮もたっぷり日焼けをしています。日に焼けたまま放っておくと、秋の乾いた冷たい空気が、乾燥、枝毛、抜け毛などのトラブルをさらに進行させてしまいます。また、頭皮はお顔の皮膚に直結していますので、当然お顔のハリ、ツヤにも影響があります。
第一印象の70~80%は髪で決まるともいわれていますが、土台となる頭皮環境が整えば、自然と美しい髪が育ち、お顔の印象も変わります。ですから、頭皮も日焼け後のお手入れが大切。今回はそんな夏の紫外線ダメージを解消し、美しい髪を取り戻すためのヘアケア方法をご紹介します。
美髪を妨げる紫外線ダメージの影響とは
秋口になると、何となく抜け毛が増えるような気がする。そんな経験はありませんか?夏の終わりから秋にかけて、生え替わりの時期が重なることも原因の1つですが、紫外線ダメージによる影響も大きな要因です。夏の間、強い紫外線を浴び続けた頭皮は肌内部の水分が不足し、乾燥しています。乾燥して筋肉が硬くなると血行も悪くなるため酸素や栄養が行き渡らず、毛母細胞が健康的な髪を作れなくなり、抜けやすい毛が増えてしまうのです。
また、頭皮が乾燥すると、潤いを保とうとたくさんの皮脂を分泌させます。夏は大量の汗と皮脂が混ざり、髪がベタつくため、スッキリするような洗浄力の強いシャンプーを使いがちですが、それが乾燥に拍車をかけ、過剰に分泌された皮脂が毛穴を詰まらせてしまいます。皮脂詰まりができると、毛穴のかたちが変形し、健やかな髪が育ちにくくなります。それだけではありません。ニオイの原因になったり、雑菌が繁殖して毛根部が炎症を起こしたりと、頭皮環境の悪化を招くのです。
美しい髪は頭皮のお手入れが鍵
そこで取り入れたいのが、週1回の頭皮クレンジングです。試された方はみなさん、ふんわりとした、触り心地のいい髪に変化したと驚かれるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
美髪キープのための頭皮クレンジング方法
- 乾いた状態の頭皮に直接アルガンオイルを擦り込んでいきます。
- 全体に塗布したら、頭皮に指をあて、前回しで円を描くように、生え際、頭頂部、側頭部、後頭部とマッサージしていきます。
- ホットタオルを頭に巻いて15分程蒸らします。このとき、お風呂に入って行うとスチーム効果でより毛穴の汚れが浮き出やすくなります。
- 通常通り、シャンプー、コンディショナーをします。
お風呂上がりは、タオルドライした髪にオイルをつけてドライヤーで乾かし、髪の毛もケアしておきしましょう。このときのオイルの量は、ミディアムの長さで2滴くらいが目安。つけ方のポイントは、手のひらに全体にオイルを伸ばしてから、手櫛で毛先から重点的につけていき、頭頂部は手のひらに残った分で撫でるようにつけることです。
髪のダメージ解消には基本のヘアケアも大切!
頭皮クレンジング以外に、ヘアケアの基本を見直すことでも補修を早めることができます。
- 入浴前の丁寧なブラッシング
- ぬるま湯で1分間、頭皮の予洗いをする
- シャンプーの際は頭皮をマッサージするようによく洗い、しっかりすすぐ
- トリートメントは髪の水気を軽くきってから塗布し、5分くらい置く
- ドライヤーの前にオイルで髪を保護し、早めに乾かす
- シャンプーはオーガニック系の刺激の少ない穏やかなものを使う
そして、やはりライフスタイルも大切ですね。
糖質・脂質過多な食事、ストレス、睡眠不足、喫煙は頭皮環境やヘアサイクルを乱します。特に食事。摂取した栄養は生命維持に必要な器官から優先的に運ばれ、最後に余った分が髪に届くといわれています。美髪に欠かせないタンパク質、亜鉛などのミネラル、ビタミンなど、過不足なく摂ることを意識し、基本のお手入れと週1日の頭皮クレンジングで美しい髪を取り戻しましょう。