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マカダミアナッツはハワイ土産の定番
皆さん、Aloha!オガライフライターのMasaeです。
ハワイのお土産と言えば、マカダミアナッツ。チョコレートでカバーされたものが人気ですね。皆さんもお土産でもらったり、またはあげたりしたことがあるのではないでしょうか。マカダミアナッツと言えばハワイ、そんなイメージが浸透していますが、マカダミアナッツは実はオーストラリア原産で、ハワイには自生していませんでした。ハワイにはサトウキビ畑の防風林用として持ち込まれましたが、その後、農園の免税措置などの後押しにより、1950年代にはサトウキビやパイナップルを抜いて、今ではハワイの一大産業となっています。今回は、ハワイのモロカイ島にあるマカダミアナッツを自然栽培する農園を訪ねてきた様子をお届けします。
栄養価の高いマカダミアナッツ
今ではオーストラリアよりもハワイの名産品のイメージの強いマカダミアナッツですが、近年その栄養価の高さに注目が集まっています。特筆すべきは心臓に優しい不飽和脂肪酸の含有量の高さです。そして、コレステロールの吸収を妨げる植物ステロールが含まれています。また、ビタミンやミネラルもバランスよく含んでいます。さらに、糖質量も低く、生のマカダミアナッツ100g中4.6gとなっています。糖質制限をしている人にとっては最適なおやつにもなります。食事にもおやつにも重宝するマカダミアナッツですが、ハワイのモロカイ島に自然栽培している農園があると聞き、訪ねてみました。
完熟してから採取する自然栽培のマカダミアナッツ
モロカイ島でマカダミアナッツを自然栽培で育てている農園は、空港近くのホオレフア地区にあるPurdy's Natural Macadamia Nutsです。開園時間には農園の入り口に看板が出ていますので、すぐに分かります。農園の脇には、3台も停めればいっぱいになってしまいそうな小さな無料駐車場があります。
入り口から30mほど中に入ると、右側に小さな小屋があり、そこに農園主のPurdyさんやスタッフがいて、訪問者を見ると声を掛けてきてくれます。そして、マカダミアナッツの説明をしてから、自分で殻を割って試食させてくれます。
ここは広さ5エーカー、250本の木があるそうです。マカダミアナッツに旬はあるか聞いてみたところ、年間通して毎月同じくらいの収穫量があるのだとか。ただし、ここモロカイ島も2019年の夏は猛暑だったようで、いつもよりも少し収穫量は少なかったそうです。
収穫方法を聞いてみたところ、『自然に落ちるのを待って、落ちた実を拾うんだよ』とのこと。いわゆる木熟の実のみを収穫するそうです。木から無理やり落としたりしない、完熟のマカダミアナッツです。木をゆすって実を落としたりしないそうです。
拾ったマカダミアナッツは、まず天日干しします。それから自然にめくれてきた外皮を剥き、殻を割るという工程を経て、普段私たちが目にする白い仁(こ)の部分となります。
完熟ナッツの殻は、道具を使えばクルミの殻よりも簡単に割れます。
新鮮なマカダミアナッツはとてもクリーミー
まず、自分で殻を割って試食させてもらいました。試食用のナッツがいくつかおいてあり、石の台と固定するための道具、そして金槌がおいてありますので、それらを使って殻を割ります。ホームセンターでナッツの殻を割るための万力のような道具も売っています。さすがハワイですね。この農園では、農園主のPurdyさんお手製の道具で割りますが、簡単に割れます。
普段店頭でいられているものはローストされていますが、生のナッツはとてもクリーミーです。油も新鮮なためあっさりしていて、いくつでも食べられそうです。さらにローストしてハワイアンソルトをまぶしたナッツと、マカダミアナッツの蜂蜜が置いてあり、それも試食させてくれます。スライスしたココナッツは、蜂蜜の味見用です。この農園では蜂蜜の採取はしていないそうですが、マカダミアの蜂蜜は琥珀色でコクがありました。
この小屋では、この農園のマカダミアナッツを購入することもできます。生のマカダミアナッツもあります。私は酸化を避けるためにナッツ類はできる限り生のものを購入し、必要に応じてローストしていますので、ここでも生のものを購入しました。
日本ではなかなか入手できない自然栽培のマカダミアナッツを買いに行こう!
マカダミアナッツが体に良いことは分かっていても、新鮮でかつ質の良い自然栽培のものはなかなか入手できません。
それならば、モロカイ島へリフレッシュも兼ねて、出かけてみましょう。農薬だけでなく肥料すら使わない、自然の恵みの詰まったマカダミアナッツは、ここで購入できます。
Purdy’s Natural Macadamia NutsのHP
http://www.molokai-aloha.com/macnuts/