PMSは食事の内容で改善できる!
前編ではPMSの具体的な症状と、服薬による対策をご紹介しました。しかし、「薬にはあんまり頼りたくない…」そう思う人も多いはず。私自身も通院することや薬に頼ること自体がストレスになってしまうので、服薬以外でPMS症状を緩和しています!中編・後編でお伝えする内容は、面倒くさがりな私自身が実践した内容ですので、気軽にできることばかりですよ。今回中編では「食事」にフォーカスしてご紹介します。
PMS対策に効果的な食材はこれ!バナナ・ほうれん草
PMS症状を対策するためにまずおすすめしたい食材は、バナナです。バナナは精神面を安定させてくれるセロトニンやマグネシウムを含んでいるので、イライラや不安などを解消してくれます。乱れた女性ホルモンを整える働きがある、ビタミンB6も含まれているのも嬉しいところ。しかもバナナは甘くて美味しいですよね。PMS期に甘いものや味が濃いものを食べたくなる人には、ぜひおすすめしたい食材です!
そしてバナナと同じくらいおすすめしたい食材が、ほうれん草です。ほうれん草にも精神安定が期待できるマグネシウムが多く含まれていますよ!また、鉄分不足も情緒不安定の原因かもしれません。「貧血にはほうれん草!」とよく言われていますから、ぜひ毎回の食事で取り入れたい食品です。ほうれん草を調理する際は、できれば鉄のフライパンを使用すると鉄分の摂取が増えると言われています。もちろん鉄製の調理器具を使っただけでは鉄分を十分に補えるわけではありません。ご留意を…!
PMS期になるべく避けたい!カフェイン・甘いもの
PMS期には「体を冷やすもの」「血糖値を急上昇」させるものをなるべく避けましょう。避けるべき代表的なものは、コーヒーや甘いチョコレートなど…。つまり、カフェインと糖分です。カフェインは体を冷やしてしまい、甘いものは血糖値を急上昇させて気分の波も急上昇・急降下してしまいます。どちらもPMSの症状を助長してしまうので、できれば避けるのが無難です。
私も大好きなコーヒーと甘いチョコレートを、泣く泣く避けています。大好きなものを断つのは最初はつらいと思っていました。ですが、結局イライラして家族と優しいコミュニケーションを取れない方がもっとつらい!と気持ちを切り替えてからは、ノンカフェインの飲み物とおせんべいをメインに、甘いものが食べたい時はバナナならOK!とルールを決めてPMS期を過ごしています。
適切な食事で、少しでもPMS対策をしよう!
PMSの症状への対策として、バナナやほうれん草を積極的に摂り入れ、逆にカフェインや甘いものを避けるのが望ましい、とお伝えしましたが、いかがでしょうか?バナナやほうれん草はどの季節でも気軽に購入ができるので、ぜひ取り入れてみてください!
コーヒーが大好きで、カフェインを摂取しないとストレスになってしまうのなら、少しくらいなら飲んでも大丈夫。「コーヒーを飲む嬉しさ」と「飲んだ後の精神状態」を天秤にかけ、うまく調整しながら食事方法を工夫してくださいね。私も最初はコーヒーを断つなんて、PMS期のたった1週間だけでも無理でした。最初はノンカフェインのコーヒーとブレンドして、どんどん比率を変えていき、最終的にノンカフェインでも満足できるようにしていきました。今は美味しいノンカフェインのコーヒーがたくさんあります!
後編では、運動や冷え症対策など、普段の生活にひと工夫する方法をご紹介します。今回お伝えした食事による対策と一緒に実践できる内容ですので、そちらもご覧くださいますと幸いです。