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体内で強まっている風のエネルギーが冷えの原因となる
11月12月は、ヴァータ(風のエネルギー)優勢の季節です。ヴァータ(風のエネルギー)は、私たちの体内でも強まっています。風のエネルギーのわかりやすい特徴は、『乾燥』『冷え』『不規則』『動き』です。これらを増やす行動を控えて、逆の質を与えることが体調管理のコツになります。
- 保湿
- 保温
- 規則正しく
- 休息を多めに
まずこの4つを心がけることで、健康的な心身を維持しやすくなります。今回の記事では、寒い季節の心身を整え冷えにくい身体をつくるセルフマッサージについてお伝えします。
アーユルヴェーダが、日々の習慣としてセルフマッサージを勧める理由
アーユルヴェーダでは、健康と美容の維持促進のための生活習慣として、セルフマッサージを取り入れることを推奨しています。特に、オイルを使ったセルフマッサージは、体力向上、疲労回復、体質改善、毒素排出など様々な効果が期待でき、ヴァータ(風のエネルギー)を増やさないための最適な方法と考えられています。
体内でのヴァータ(風のエネルギー)が過剰になると、精神的に落ち着きがなくなり不安定になりやすく、身体的には乾燥や冷え、凝りや痛みも強まり、老化が早まります。ヴァータが増えやすい秋冬を元気に過ごすためにセルフオイルマッサージは欠かせない習慣です。
冷えない身体作りに必要なセルフマッサージ!保湿と保温に優れたセルフマッサージオイルとは?
アーユルヴェーダで有名なセルフマッサージオイルは、セサミオイルです。油の中でも浸透力がずば抜けており、毒出し効果が高いことが特徴です。セサミオイルには、セサミンやセサモール、ビタミンEなどの抗酸化成分が含まれており、美肌促進、アンチエイジング、免疫力向上なども期待できます。特に秋冬に注目したい特徴の一つは、保温力の高さです。保湿・保温に優れたセサミオイルは、乾燥と冷えが進む季節に最適です。
冷え・乾燥対策用!セルフマッサージオイルの簡単な作り方をご紹介!
セサミオイルは、キュアリング(90度に熱して冷ます)することで、抗酸化作用がより高まります。
食用の太白胡麻油を90度くらいに熱してください。
冷ましたキュアリングオイルは、そのまま3ヶ月ほど使用できます。
※あせもができやすい、赤い皮膚湿疹が出やすい方が使用すると赤く痒くなることがあります。まずはパッチテストを行ってから自己責任でご使用ください。
身体を最大限に温めるセルフマッサージオイルの使用法とは
セルフマッサージは、やり方にこだわるよりも、気持ちがいいと思うスピードや圧で行うことが大切です。セサミオイルを身体にすり込むようにセルフマッサージを行いましょう。マッサージを行う時間帯は、朝が理想的ですがまずはできる時間にできる箇所から行ってみましょう。マッサージ後に、温タオルやお風呂などで温めることで、体内への浸透力がUPしより効果的です。私は、腰が痛くなりそうな時に、オイルを腰やお尻周りに擦り込んでからお風呂につかります。長時間温かさが持続することも、腰痛予防につながっているようです。
次回の記事では、寒い季節の心身を整え冷えにくい身体をつくる食事法についてお伝えします。