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ヨガの流派は様々!ヨガ初心者はヨガの種類に迷いがち
ブームを通り越して文化として根づき出した感のあるヨガ。チャレンジしてみたいと思う方も増えてきていますね。ところが、インターネットで調べてみると、ハタヨガ・アシュタンガヨガ・ホットヨガなど…様々なヨガの種類が出てきます。ヨガの流派はたくさんあるため、どのヨガが自分に合っているのか戸惑う方も多いと思います。現在、ヨガは200種類あると言われ、種類によっては180度趣旨や動き方も変わります。今回はヨガ初心者、ヨガ未経験者の方に向けて、主なヨガの種類について解説します。
どうしてヨガの流派はたくさんあるの?
そもそも、なぜヨガの流派はたくさんあるのでしょうか?これには諸説ありますが、もともとヨガは座った状態で行う瞑想法のひとつでした。瞑想を深めるためにひたすら瞑想を行う、ラージャヨガとポーズ・心身の浄化・呼吸法などを含めたハタヨガと流派が分かれたとも言われています。そこから柔軟性を高める・呼吸・流れるように動くなどのポーズのどこにポイントを置くかによって様々な流派ができて、現在200種類以上の流派が増えたようです。では、メジャーな種類のヨガをご紹介します!
メジャーなヨガ12種類を一挙ご紹介!
・ハタヨガ
ハタヨガは「月と太陽」を意味し、左右対象でポーズを行いながら呼吸を繰り返します。心身のバランスや強化・浄化などに効果的です。フィットネスクラブなどで「ヨガ」とだけ書いてあるヨガの大半はハタヨガを指します。ポーズを取るヨガをしたい・柔軟性や健康的な身体を手に入れたい方におすすめです。
・ラージャヨガ
ラージャはサンスクリット語で王様を意味する言葉で「ヨガの中の王様」と言われています。瞑想をメインに行い、悟りを開くことを目的としています。瞑想をしたい・落ち着いた心を手に入れたい方におすすめです。
・アシュタンガヨガ
決まった流れを呼吸と動作を合わせ行います。自己の観察や瞑想効果はもちろん、シェイプアップや運動機能向上にも繋がります。ポーズによっては難易度が高いものもありますが軽減法もあるので初心者でも問題無く行うことができます。ダイエット目的・思いっきり動きたい方はもちろん、瞑想したい方にもおすすめです。
・パワーヨガ
アシュタンガヨガをベースに作られたヨガです。太陽礼拝をベースに呼吸に沿って流れるように動いていきます。シェイプアップやダイエット効果が期待できます。ダイエット・ボディメイクされたい方におすすめです。
・アイアンガーヨガ
プロップス(道具)などを使い、長めにポーズをキープします。解剖学に沿った正しい姿勢で行う為、柔軟性・姿勢の安定はもちろん、呼吸に集中できるので瞑想効果もあります。柔軟性高めたい・姿勢改善されたい方におすすめです。
・隠ヨガ
経絡を刺激する為に3~5分ポーズをキープしていきます。関節をほぐし、ストレッチ効果や柔軟性向上などの効果があります。アイアンガーヨガと似ていますが、陰ヨガは中国の思想に基づいて作られています。柔軟性を高めたい・姿勢改善されたい方におすすめです。
・シヴァナンダヨガ
12の決められたポーズの合間にシャバーサナを入れ、リラクゼーションや瞑想状態を深める効果があります。シンプルなのでヨガ初心者にも瞑想したい方にもおすすめです。
・ヨガニドラー
眠りのヨガと言われ、レッスンの大半を仰向けの状態で行います。指導者のガイドによって瞑想状態を深めていきます。ストレス軽減やリラクゼーション効果が高いので、動くことが苦手でリラックスしたい方におすすめです。
・リストラクティブヨガ
セラピー要素の強いヨガでボルスターやブランケットを使い、心地良いポーズを長めにキープします。リラクゼーション効果に特化しています。リラックスしたい方におすすめです。
・ラフティヨガ
笑いと呼吸を融合させたヨガでストレス解消の効果も高いです。楽しい気分になりたい・ストレス解消したい方におすすめです。
・エアリアルヨガ
ハンモックを使ったヨガで重力を利用してポーズを取ります。マットで行う時よりも柔軟性や体幹の強化を意識することができます。ヨガをある程度していてポーズを深めたい方やより柔軟性や筋力アップされたい方などにおすすめです。
・SUPヨガ
サーフボードの上でヨガを行います。不安定な状態で行う為、体幹の安定を意識することができます。ヨガをしていてバランスのポーズが苦手で強化したい方や体幹を強化したい方におすすめです。
※ご紹介したヨガの流派以外にもたくさん種類があります。
たくさんあるヨガの流派や種類!自分に合っているヨガを調べるポイントとは?
ヨガの最終的なゴールはヨガの聖典「ヨーガスートラ」によると「心の波を静めること」になります。もともと元々は心のバランスを整えるものになります。しかし、現代のヨガは身体的な効果に重きをおくものも増え、心のバランスを整えるものだけではなく、ダイエットや健康維持のために続けている方も増えています。人それぞれ考え方は違いますので、中にはフォトジェニックなポーズで、身体作りを行うポーズメインのヨガは邪道と唱えているヨガインストラクターや愛好家もいるようです。もともと「心の動きを止滅する」ことが目的なので、そういった考えもよくわかりますが、パーソナルトレーナーもしている私の考えではダイエット・健康目的のヨガもあってよいかと。運動は快楽ホルモンのセロトニンを分泌させ、ストレス解消の効果もありますからね。
運動によって自分の身体を変えることは自信に繋がり、心のバランスを整える効果もあります。まずは自分がヨガを通じて“どんな自分になりたいか?”を考えることが大切です。ダイエットが目的ならアシュタンガヨガやパワーヨガなどの動くヨガを、健康維持なら無理なく柔軟性や体力が付けられるアイアンガーヨガや陰ヨガを、心のバランスを整えることが目的ならシヴァナンダヨガやラージャヨガなどがよいかと思います。それでもどんな流派が合っているかわからない…お悩みの方も多いと思います…。悩まれた時にはプロのインストラクターに相談することが一番です。私でも構いませんので気軽にご連絡ください♪
ヨガインストラクター・パーソナルトレーナー、MeGuさんのウェブサイトはこちら