海外でも人気のヨガ。今回はヨガ哲学シリーズ第三弾です。

ヨガを楽しむ

穏やかな心を養うヨガ哲学③

投稿日:2018年10月16日 更新日:

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ヨガ哲学 ヨガの八支則の第五段階

 

こんにちは。前回はヨガの経典ヨーガスートラの中から、ヨガの八支則の中の、第4段階プラーナーヤーマ(呼吸法)までお話いたしました。
ヨガを八つの段階を経て深めていくのがヨガの八支則です。
呼吸を制御したら、次の段階はプラティアーハーラです。
日本語に直すと、制感と書きます。

 

 

ヨガの八支則 プラティアーハーラ(制感)

 

ヨガのポーズの名前もそうですが、哲学に出てくるカタカナの名称は、インド古代の言語サンスクリット語です。
プラティアーハーラ、もしかり、サンスクリット語です。
そのままだとイメージしにくいので、日本語訳の制感と書きましょう。
読んで字のごとし、「感覚を制すること」で「制感」です。

ヨガ哲学シリーズ。ヨガの八支則の第五段階についてご説明します。

 

私たちは、日常生活で様々な諸感覚器官から影響を受けています。
その感覚器官により自己が揺さぶられすぎてしまうことは、ヨガ的には良しとしません。
何が起きても心穏やかに過ごす、というヨガの境地からは離れてしまうからです。

ヨガ哲学の考え方で、人間馬車説という考え方があります。
目・耳・鼻・舌・皮膚、この5つの知覚感覚器官を5頭の馬に例えます。
また、手・足・口・生殖器官・排泄器官、この5つの運動器官をまた5頭の馬と考えます。

それら10頭の馬を、手綱(意思)でコントロールし、車体(肉体)を操る御者(理智)、
そしてその奥に鎮座する車主である真の自己(真我、アートマンなどという)を平穏穏やかに保つことがヨガを行う目的であるのです。

私たちは、日常生活で様々な諸感覚器官から影響を受けています。

 

車主を真我、アートマン、プルシャ、などとヨガでは言いますが、万物の一番根っこにある、本来穏やかな魂のようなものとイメージしてくださればいいと思います。
この、真の自己、真我を穏やかに保つことが、ヨガを行うにおいて重要なゴールなのです。
たとえば感覚器官である10頭の馬がもし暴れ馬であったなら、車の中にいる真我は馬車から落ちてしまうかもしれません。

 

 

ここで私の経験をお話しいたします。

 

あるレストランに行った時お話です。

実体験からヨガのお話をしますね。感覚器官についての内容です。

 

私の大好きなお豆腐料理のお店です。
お料理のいい香り、またメニューのカラフルな写真に私の感覚器官は引き付けられ、本来必要な注文以上のものをオーダーしてしまいました。
注文した以上、完食せねば悪いと思い、おなかはいっぱいなのに、デザートのあんみつまで食べてしまったのです。
結果、胃が痛くなりしばらくの間、心は穏やかではありませんでした。
増えてしまう体重についても穏やかな気持ちではありません。

感覚器官に必要以上に惑わされ、本来必要である以上のものを食べてしまったことが原因です。
心を常に穏やかに保つには、感覚器官に必要以上に惑わされず、本来自分の中には穏やかな自己がいることに、気づいていくことが必要なのです。
仏教にはヨガと似た考え方が多くありますが、般若心経には「無眼耳鼻舌身意(むげんにびぜっしんい)」という一説があります。
感覚器官というものは、常に同じではなく、美しく見えていたものがある日急に醜く見えたり、それだけ感覚器官はあやふやなものである、そこに囚われてはならないと説いています。
同じことですね。

 

 

次回はヨガの境地に至るための重要な部分。

 

ヨガの哲学、ヨガの八支則もついに第5段階までご説明致しました。
経典ヨーガスートラでは、第5段階まではサーダナ・パダ(実修部門)に書かれています。

次回以降は第6段階から第8段階までを説明致しますが、第六段階から先は、経典の中で章が分かれ、ヴィヴーティ・パダ(成就部門)に書かれている教えです。
ヨガの境地に至るための重要な部分です。
更新を楽しみにお待ちくださいませ。

私の主宰するヨガ教室では、レッスン冒頭でヨガ哲学についてお話させていただいています。
横浜の曹洞宗寺院で穏やかな心を育むヨガ教室、開催しています。少しでもご興味あればお気軽に、ご参加くださいね。

https://nilayogayokohama.jimdo.com/

 

参考:インテグラル・ヨーガ (パタンジャリのヨーガ・スートラ)

スワミ・サッチダーナンダ (著), 伊藤 久子 (翻訳)

 

 

 

 


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Rieさん

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横浜生まれ横浜育ち。2児の母。 お寺ヨガクラスを主軸に、横浜で複数のヨガ教室を主宰。 幼少の頃からラクトオボベジタリアン( 乳卵菜食 )。 数年前に体調を崩したことをきっかけに、ゆるグルテンフリー生活もスタート。 完璧じゃなくていい、ありのままを受け入れていく、そんなヨガ哲学が大好きです。 全米ヨガアライアンス認定ティーチャートレーニング200時間修了 インド中央政府公認ヴィヴェーカナンダ研究財団認定ヨーガ講師 シニアヨガ指導者養成講座修了 ヨガ解剖学ティーチャーズトレーニング50時間修了 HP https://nilayogayokohama.jimdo.com/ FB https://www.facebook.com/nilayogayokohama/

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