髪の毛や爪は骨の老廃物
「髪は女の命」
という聞き慣れたキャッチフレーズがある通り、女性は髪の毛へのこだわりや、綺麗な髪質に憧れを抱くものですよね。
綺麗にお手入れをしている私たちの髪毛!!
実は、骨の老廃物なのはご存知でしょうか。
簡単に言うと、骨のウンチの様な物を綺麗にしているのですね(笑)
こんなに時間をかけてトリートメントしていたのに!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、女性はいつまでも美しくありたいと願うものです。
外見を磨くことや、身だしなみを整えることは相手への礼儀でもあり、大切なことでもあると思います。
ただ、そこに執着し、時間を使いすぎたり、こだわりすぎては疲れてしまいますよね。
欲望には際限がありません。
もっともっと メンテナンスしなきゃ!メンテナンスしてなくちゃ綺麗で居られない。
最近女子力が低い! 女性として輝いていないんじゃないかと、そこに一喜一憂されて人と比べて、自分はだめだと思ってしまうのは違うということです。
骨の老廃物を綺麗にしているだけですから♪
髪の毛は骨が形成される段階で、老廃物として作られていて、老廃物が出るということは、しっかりと消化されました!ということになります。
最近では、ナチュラル100% 炭の成分で出来た黒染めなどもあり、頭皮に負担をかけない物も増え始めてきました。
実際、女性は綺麗にしてもらえると気分も上がりますし、それが自信にも繋がるので、綺麗でいるために必要なものですよね。
髪の毛に限らず、自分が執着してきたものが、違うものだと知れば、私自身含め、何かをもう一度見直したり、考え直したりするきっかけになるのではないでしょうか。
メディアからの影響
メディアや、SNSで良いと言われる物があると、そうだと信じてしまう。
画面を通して間違っている事が、正しいことのように認知されていたり、当たり前だと思っていたことがそうでなかったり、そうだと信じていたものが違っていたり、世の中が正しいものを批判していたり。
歴史の常に、正しいものは必ず批判され、迫害されてきた歴史があるように、私たちは気づかないうちに、間違った情報や溢れかえった情報を収集し、影響を大いに受けているのかもしれません。
利便性を求め、携帯で何でも買える時代!ボタン1つで、買えてしまう。
便利になり過ぎて、その便利さに慣れていき、何も考えなくなり、全て便利さで片付けるのが当たり前になる。
電車の中でも下を向いて画面を見ている人ばかり。
SNSに一喜一憂され、小さな画面に囚われ、狭くなっていく視野。
困ってる人が居ても気づかない、見えない、見ていない、お年寄りや妊婦さんに席も譲らない。
それでも深く物事を考えなくなり、それが普通の事として、毎日が過ぎていってしまう。
ニュースでは、無残にも悲しいニュースと明るい話題が繰り返し映り変わり、悲しい事件について考えている間に、もう、次の明るいニュースへと画面が変わり、1つのことを深く考えるということがどんどん減っていく気がします。
ヨガ哲学の視点から
思慮深く何かを掘り下げて考える時間、自分と向き合う時間というのはとても大切だと思います。
物凄い速さで情報が飛び交う現代にあって、時に立ち止まり、今、自分の生き方や物事について問いかけ、見直したり、1つの物事についてじっくり考え、疑問に思うことを掘り下げて考える時間、そして自分の心と身体の状態を知ることはとても大切だと改めて感じます。
ヨガでは1時間のレッスンを通し、自分の体の状態を知り、そこから心の状態を見ていきます。
ポーズを取りながら、緊張している肩周りや、眼精疲労、頭が痛い、呼吸しずらいなど、自分の体を観察していきます。
肩周りが緊張しやすく、ガチガチの人は仕事やプライベートでも、緊迫感のある環境。緊張状態が続いてる場合が多かったりと、体の不調と心の状態は繋がっています。
また、中医学の考えには隠と陽の考え方があり、ヨガでも陰陽論というのが使われています。
簡単に説明すると光と影。
陰が影、陽が光です。
光は影を見出し、影は光が無くては存在しません。
お互いが必要としていて、二つが存在し合うことで、はじめて真ん中(中庸)が生まれます。
常に均等でいる状態が大切になり、人間は二つの力を持っています。
この二つをコントロールするためには、両方の質を知ることが必要になり、両方知ることにより、常に真ん中に居ようと努力する事が出来ます。
苦労を知ることで喜びを感じることが出来る。
例えば苦労のない喜びだけが続く人生があるとしたら、その喜びに感謝をしたり、それを喜びだと感じることが出来ないように、人生は苦労した分だけ喜びを感じる事が出来るようになっているのかもしれません。
より良く生きていくために、時に自分の心や体の状態を観察したり、思慮深く物事を考える力を養うこと。
世間に流されず、自分で善悪を判断し、目で見て確かめる!行動していけるよう日頃から自分と向き合う姿勢を習慣化していきたいと思います。