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富士山よもぎやと作るお手当野草のホットパック、ワークショップレポート!

投稿日:2019年7月23日 更新日:

富士山よもぎやさんをご紹介

富士山よもぎやは、佐野 命という可愛らしい女性がやっているタッチケアの取り組みです。
富士山のふもとに生まれ育ち、今なお富士山のバイブレーションを背景に独特のふんわりとした空気感とリズムで手当てを施す、そんな彼女のマッサージが私自身とても好きです。

押す、ほぐす、というマッサージとは違った、擦り、愛でるというタッチケア。インスタグラムやFacebookで彼女が見せる草や花、土や空気はカメラの画面で美しく切り取られ普段見落としているものの中にある息を呑むほどの美しさを少し分けてもらったかのような錯覚に陥ります。

野草を摘み、オリジナルの化粧品を作り、マッサージで出店もする。ふんわりした雰囲気とは逆にアグレッシブなパワーを秘めた富士山よもぎやさんのアウトプットの中でもヒトキワ気になったのがホットパックでした。そこで、嬉しいことにうちの整体院でワークショップを開催して貰えることになりました。今回はその時の様子も一緒にホットパックの作り方をレポートいたします。

・富士山よもぎやサイト
https://fujisan-yomogiya.amebaownd.com/

・富士山よもぎやInstagram
https://www.instagram.com/mikoto_yomogiya/

 

温熱療法の一つ、温湿布とは

温めるということが身体にとって良い、というのはオーガニックに興味のある方なら既にご存知だと思います。このホットパックは「温熱療法」の部類に入る「温湿布」で、日常的に簡単に使えるケア法です。温熱療法とは、患部に血液を集中させ新しい酸素と栄養分を送り込み、細胞を修復し老廃物を排出する、科学的な治療法の一つです。

また、湿度のある熱は体の深部まで届きやすいため、内臓を効果的に温める事ができます。タイの産後ケア「ユーファイ」でも産後の身体の回復と悪露をスムーズに出し切るためにハーブを多用し腰回りを集中して温めるケアをします。「ホットパック」は簡単かついい香りで、思わず人にも勧めたくなってしまう良さがある…!女性にはもちろんですが、働く男性達にも是非活用してもらいたいアイテムです。

ワークショップでは「温める」ということについてのお話もしていただきました。日常の中に自分をいたわる時間を設けて自分を大切にする習慣をもってもらいたい。このホットパックにはそんなよもぎやさんの想いが込められています。

 

オーガニックのホットパックを作ってみよう!

材料は、塩、玄米、野草、それを入れる袋、とシンプルです。

・塩 500g
・玄米 700g
・野草 ご飯茶碗一杯分くらい
・上記の内容量が入る袋

まずは袋を作ります。
最終的に電子レンジで温める為、糸は化繊の物ではなく綿か麻の物を使用してください。オーガニックコットンを一度洗って袋状に縫います。

ワークショップでは皆で手縫いで、塩がサイドからこぼれてこないよう返し縫いで袋を作りました。

塩はベトナムの石挽の天日塩、「カンホアの塩」を使用しました。精製されていない天然塩をご使用ください。玄米は富士宮産の有機玄米を使っています。小豆でも代用出来ます。出来るだけ無農薬の物をご用意ください。

野草は富士山よもぎやさんが採取したよもぎ、笹、まこも、ハッカ、山椒、ドクダミ、アザミ等々様々な野草の中から自分たちが気に入ったものをチョイス。これにローズの花びらや麻炭パウダー、黒米などオリジナルMIXで作ります。

選んだ野草は両方の手のひらがいっぱいになるくらい。それを塩と混ぜ、塩に香りを揉みこみます。塩と野草をよく擦り込むと、野草が傷みにくくなります。

大き目の野草ははさみで細かく刻んで。塩と野草が馴染んでだんだんとしっとりとしてきます。

しっとりしてムラなく馴染んだらソレに玄米を混ぜます。塩だけでも十分ですが、お米を混ぜることで保温効果がアップします。

塩と米が馴染んできたらそれを袋に詰め、口を縫い合わせて完成です!

電子レンジで2分~2分半くらい、温めてご使用ください。

※使用しているうちに野草の成分が生地に染みてくることがあります
※効果は半永久的ではありません、塩の具合をご確認ください
※保管はなるべく乾燥した場所がおすすめです。長い間使用しない時はジップロックなどに入れ、冷蔵庫で保管してください
※低温火傷にご注意ください(特に子供さんや高齢の方)
※野草にアレルギーのある方や皮膚が弱い方のご使用は必ずテストをしてから無理のない範囲内でご使用ください
※熱すぎる場合はタオルを巻いたりして温度を調整してください
※布が汚れてしまう為ホットパックをお皿に乗せて電子レンジをご使用ください

 

こんなときにおすすめ!オーガニックホットパックの使い方とは

・疲れた足の裏に
・足の付け根のリンパに
・生理痛やPMSのある時には下腹部や腰に
・腰痛に
・便秘に
・肩こりの部分に
・のどが痛いときに
・目の疲れに
・妊娠しやすいからだ作りのサポートに
・シミや皺、目のクマの改善に
・白髪対策、発毛対策に
・運転中背中に当てて

使い方は人それぞれだと思いますが、電子レンジで暖めることによって野草の香りが復活しリフレッシュ効果が高まります。
温めて血行を促進、身体の循環を整えましょう。また、逆に冷蔵庫で冷たく冷やして使用することも出来るので身体の冷却が必要なときには冷たく冷やしてご使用ください。自分の中の治癒力にアクセスすることで日頃の自分の不調にも気が付くようになるのではないでしょうか。

気になった方は是非作ってみてください。この心地よさ、皆でシェアしましょう!


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オガライフWriterの落合 瞳さんのプロフィール写真

落合 瞳さん

20代半ばで椎間板ヘルニアを経験。 それまでの無茶苦茶な食生活を改善し、健康に目覚め、「健康High!」をキーワードに心と身体が健康で、楽しくある生活を心がける。 音楽・アート・温泉・には目がない。 食べること、お料理好き。 今後は出店形式のお菓子、お料理提供に挑戦予定。 3年前に都内より静岡県へ移住。 富士山を仰ぎ見ながら、0歳児の赤ちゃん、中学生の息子、整体師の旦那と共に伊豆ライフを満喫中。

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