海辺の町にオシャレな古いバス現る
沼津市西浦は富士山が海の向こうに見え、まるで風景画のようなコバルトブルーの中に自分の身を置くことができるフレッシュスポット。その西浦に1年前古いオシャレ映画に出てきそうなバスが突如姿を現した。「過ごし処」として現在予約制で営業中の“The Old Bus”はこの夏、時間を忘れる為に訪れたいNewチルスポット!
・The Old Bus Facebook
https://www.facebook.com/TheOldBus17/
話題のバスを訪ねて海辺を走る
蒼い海。
青い富士山。
白い雲は近くのようで遠くにあり。
日差しに目をかすめながらも夏のほんの一瞬を切り取る瞼。
美味しいドリンクで喉を。
誰にも邪魔されない時間があれば私の胸の渇きは潤う。
噂に聞いていた話題のバスに、私は行ってみることにした。
車で海岸沿いを走る。
沼津市が住所になってはいるが沼津駅からだとちょっと遠い立地にそのバスはある。
車で沼津駅からだとざっくり30~40分。
沼津駅からバス「江梨・大瀬崎行き」に乗って約1時間くらい。
残念ながらこの日富士山は雲に頭を隠していたが、綺麗な青空と透き通る海が気分を上げてくれた。
海沿いの道をとにかく進むがなかなか出てこないなぁ…と思っていたらあった!
思わず通り過ぎてしまったが、遠くから見てみても絵になる姿にグッときた。
まるで映画のワンシーンの中のような場所
The Old Busは横浜から沼津へ移動。現在はオーナーさんご夫婦が「過ごし処」として予約制でOpenしている。まぁ要するに日常から離れることができる「場所」ってことなのだと思う。
現在のオーナーさん舛本さんご夫婦はクラウドファンディングでバスの移動費と、ちょっとばかり手入れが必要だったバスのリノベーション費用を集め、ココ西浦にバスを移動させた。街を走っているバスよりもワンサイズ大き目の観光用のバスのサイズ。レッカーするには道幅や色んな条件をクリアしなければいけないだけにバスを移動する場所を決定するまでには少し時間がかかったとのこと。
以前のオーナーさんのときはBarとして愛されていたこのバス。手放すことになってしまったときに名乗りをあげたのがお客様として通われていた舛本さんだったのだ。お話を伺いながらこのバスがとてもたくさんの方に愛されていたのが伝わってきた。物にも波動というものが存在する、という話がある。そう思うとこのバスは愛の波動に包まれているのではないかと思った。
バスの入り口は運転席。
入口から入るとカウンター席と窓の外に広がる駿河湾がお出迎え。
天井の名刺は前のオーナーさんの頃からバスを訪れた人たちが残していったものだそう。
日焼けしたその姿に年月を感じます。
ソファーの席はバスの後部に。
ゆったりと過ごしたいときはこちらの席がよさそう。
夏場はこの青い海が窓越しに見えて言葉にならない美しさです。
日本の中でも水質の良い海ならではの透き通った水は魚の姿も見えるほど。
おすすめは海から流れてきた流木を使って焙煎した流木珈琲。
車で訪れる方が多いのでソフトドリンクが充実していました。
ちなみにご利用料金は大人1000円ワンドリンク付きというシステム。
小学生は600円で子供ドリンク付き。ドリンクの追加は可能。
これからの展開としてはバスの向かいにある昔海の家だった建物を修理修繕して使えるようにしていきたい、ということだったので今後のOld Busの展開が大いに楽しみです!
日常から自分を解き放つ
The Old Busで透き通った海風を浴びながらマジックアワーを待って夕涼み。
予定はあえて空にして、向かう足で本屋に寄って。
たまには空白を身体に染み込ませてエナジーを注入。
私たちは時をあわただしく過ごす楽しさも、のんびりと過ごす穏やかさもどちらも手に入れたいのではないだろうか。
過ごし処を訪れる際はFacebookページで必ず営業日をご確認ください。
【The Old Bus】
410-0243 静岡県沼津市西浦久料 若松海水浴場バス停目の前
駐車場有り
ご利用料金 大人1000円(1ドリンク付き)/小学生600円(子供ドリンク付き)
Facebookページ
https://www.facebook.com/TheOldBus17/