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秋が運動に快適なシ－ズンな理由
秋は紅葉を見ながらの散策など、外での活動も楽しい季節です。からっとしていて、少しひんやりとした気候は、夏や冬に比べて身体への負担も少なく、スポーツをするのに最適といわれています。また、冬にむけて今から運動習慣をつけておくと、不調の予防にもなり、さまざまな恩恵を受けることができます。今回は秋に運動するメリットについて、いくつかご紹介します。
運動で得られる主な5つのメリットとは
「体温が上がる」
平熱は37℃くらいが理想的といわれています。それには、熱を産生する筋肉の存在が不可欠です。運動により筋肉量がアップし、代謝が良くなると、体温が上昇します。また、筋肉の収縮は血液の循環を促し、末端にある毛細血管の隅々にまで血液が行き渡るため、冷えにくい身体を作ることができます。
「免疫力が上がる」
人の身体は体温が１℃下がると免疫力が30％低下するといわれています。理想の平熱37℃というのは、免疫細胞が活性化しやすいといわれている温度です。ですので、本格的な風邪のシ－ズンが到来する前に運動で体温を上げておくと、体調を崩しにくくなります。
「肌がキレイになる」
運動によって血液やリンパ液など体液の流れが良くなると、老廃物がスムーズに排出されるので、お肌にも透明感が出てきます。また、必要な酸素や栄養素が細胞にきちんと届くようになり、新陳代謝が促され、美しくハリのある肌へと変化していきます。
「痩せやすくなる」
運動習慣がつき、筋肉量が増えると代謝が上がります。基礎代謝が上がると、普通に生活をしていても消費されるエネルギー量が増えるため、脂肪を燃焼しやすい身体になります。
「むくみにくくなる」
筋肉にはポンプの役割があります。リンパ管や静脈は、筋肉の収縮によって回収した老廃物や余分な水分を、心臓の方へと送り戻しています。筋肉が育つと、ポンプとしての力も大きくなるため、流れが良くなり、むくみ予防に繋がります。
運動することで大切なポイントは好循環！
さて、先程のメリットの中によく出てくるキーワードに気がつかれましたか？
「代謝」「筋肉」「体温」「流れ＝循環」です。つまり、筋肉量が上がる→体温、代謝ともにアップ→血流が良くなる→気力・体力ともに充実し活動的になる、こうした健康的な好循環を運動によって生むことができます。そうはいっても、運動はあまり好きじゃないという方もいますよね。そんな時は、冒頭でお話しした散策などでも良いのです。景色を見ながらの散策は意外と距離を歩いていたりするものです。大切なのは、定期的に身体＝筋肉を動かすこと、楽しみながら長く続けられることです。
それに、ずっと同じ運動である必要もありまぜん。気分や体調によって変えてみるのも１つです。むしろ、その方が飽きずに続けられますし、様々な違った部位の筋肉を刺激できるというメリットもあります。私はそのような方法で、週１～２日ペースのランニングと筋トレ、ストレッチの組み合わせを４年間続けています。最近はそこに陰ヨガもプラスしました。その結果、風邪もほとんど引かず、タフだね！とまわりからよく驚かれています。
運動は健康寿命をのばす大切な習慣
身体の土台を作るのは食事ですが、その土台を鍛えて強くするのは運動の役割です。「健康寿命」という言葉が取り沙汰されていますが、自分の力で健康的な生活を送る、そのすべてに筋肉が関わっています。「租借する」「飲み込む」「横になる」「起き上がる」。こんな当たり前に行っている動作でさえ、筋肉が衰えると困難になってしまうのです。
20歳を過ぎると、年に１％ずつ筋肉量が減るといわれています。ですので、若いうちから「ひと駅歩く」「階段を利用する」などの、こまごました運動も積み重ねになり、後々に大きな意味を持つのです。秋はスポーツを始めるのに最適な時期なので、ぜひ、身体を動かす週間を始めてください！
