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社会問題になっているフードロス
今、日本では食品廃棄、つまりフードロスが社会問題になっています。食品が廃棄される量は、年間600トン、毎日10トントラック1,700台分までに及ぶと言われています。食品が廃棄される理由のほとんどは、買い過ぎや食べ残し、食べられる部分まで捨ててしまう過剰除去です。それは、ご家庭、食品を扱うお店や企業で毎日行われています。世界中には飢餓や貧困で苦しんでいる人々がいることを考えると、このままで良いわけがありません。フードロスを回避するための対策を始めなければなりません。しかしながら日々の生活で、個人レベルの活動だけでは限界があります。そこで閃いたのです。
わたしは仕事で「POP」を書いています。
そうです、スーパーなどのお店で見かけるあの「POP」です。そのPOPを通じ、食べ物を大切にすることを、より多くの人に発信してこうと決めたのです。
フードロスを回避するためにお店ができること…それが「POP」!
「POP」と聞くと、皆さんはどんなものをイメージするでしょうか?
おそらくこんな感じではないでしょうか?
これは品名と価格、スペックを表示しただけの「プライスカード」ですね。わたしがお伝えしたい「POP」はこれとは違います。
わたしがお伝えしたい「POP」は、
「この商品を使うと今までよりもこんなに良くなるよ!」
「使う目的が●●ならば、これが適していますよ!」
「この商品はこんなに便利なものですよ!」
などの言葉を添え、お客様が知らなかったことを伝えてあげたり、ワクワクしてもらったりすること。お悩みを解決した上で、お客様が商品の魅力を感じて購入していただくためのツールです。つまり、食材や料理の魅力を「POP」を通じてお伝えし、フードロスを回避して行こうというわけです。旬の食べ物と季節に合わせた健康との関わりなどを織り交ぜた「POP」は、特に効果的です。例えばこんな感じです。
いかがでしょうか?
品名と値段だけではわからないことを知ることができると思います。
「POP」はお店もお客さんも笑顔にする最強ツール!
そもそもなぜ、フードロスが起こるのかの理由を深掘りすると、お店側がお客様に食材や料理のことをきちんとお伝えしきれていないことが挙げられます。例えば、見たことがない野菜を手に取り、購入できますか?あるいは、見たことも聞いたこともないお料理を注文する勇気はありますか?購入(注文)するには何かしらの説明が欲しい方がほとんどです。とは言え、お店側の立場に立てば、お客様お一人お一人に詳しく説明する時間を取ることには限界があります。
そんな時、「POP」で説明があれば、忙しい店員さんの手を止めることもなく、納得して購入(注文)することができます。保存方法を「POP」で表示しておけば、量が多いと感じているお客様の背中を押してあげることもできます。
売れ残りが少なくなれば、お店は今までのように売れないからと値引きをしたり、廃棄をする必要がなくなります。お客様は、どんな商品かを理解して購入できるので、美味しくいただくことができます。さらに、便利なことを教えてくれるお店のファンにもなってくれるでしょう。「POP」はフードロス対策に繋がるだけではなく、お店もお客さんも笑顔になります。
フードロスは日本だけではなく、世界で取り組む大きな問題です。「POP」を置いたからといって、明日から急激にフードロスが解決するわけではありません。でも、フードロスという大きな問題に対して、私たちがすぐにできることはなんだろう?と考え、想いを巡らせると、身近ですぐにできることは意外とあります。わたしは「POP」にはその力があると信じています。「POP」があるお店を増やしていきたいと思っています。
めざせ、フードロスゼロ!「POP」がフードロスの解決策に繋がるまで!
少し熱くなってしまいましたが…、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。フードロスに興味を持っていただけたでしょうか?
もし…
(あ、うちの商品、「POP」をつけていなかったな…)
(確かに毎日、値引きして売れ残りが無いようにしているな…)
(フードロス対策にも繋がるなら、「POP」を試してみてもよいかも?)
というお店の方がいらっしゃったら、「POP」作りを始めてみてください。お店のため、お客様のために「POP」は、世界を変える力になるのです。フードロスゼロを目指し、「POP」の輪を本気で広げていこうと思っています!
「POP」の作り方がわからない場合は、ぜひ私のブログ(https://smile8522.com/home/)を参考にしてみてください。「POP」を書くお手伝いもしていますので、お問い合わせもどうぞお気軽に♪めざせ、フードロスゼロ!
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