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ストレスフルの今だからこそ!心の安定を培う瞑想をはじめませんか?
古来よりヨガは心と身体を整え、日々の様々な出来事や心の揺れ動きに翻弄されることなく、人生をより幸福に生きていくための深い智慧として現代にも多くの恩恵をもたらしてくれています。地球環境の変化、新型コロナウィルスなどの問題などにより生活上の変化が多い現代だからこそ、心を整えるヨガの智慧・瞑想を活用し、よりご自分らしい人生を生きるサポートとなりますように、前回記事・瞑想の効果編に続いて、今回は瞑想の基盤となる「姿勢」についてご説明します。
心身の安定のために姿勢を整えましょう!
心を安定させるためには、姿勢を整えることが大切です。瞑想における基本姿勢で大切なことは、ある程度の時間、揺れ動かずに痛みや疲れを軽減させながら座ることができるよう「土台を安定させ」、「背骨を伸ばす」こと。背骨が丸まった安定感のない姿勢は、内臓が圧迫され呼吸が浅くなります。そのため全身の血行が悪くなり、内臓機能の低下や自律神経の乱れなど身体的なダメージとともに、集中力や洞察力を保つことが難しくなります。正しい姿勢を保つことは健康にももちろん、心の安定や明晰な思考にもつながります。
姿勢を整える6つのポイントをご紹介!
瞑想は少ない時間でも毎日おこなうことが大切です。そこで、できるだけ快適に安定して座るためのポイントをご紹介します。
【用意するもの】
坐布となるもの(クッションや座布団、固めの素材のブランケットなど)
・土台を安定させる
ポイント①
足の組み方は痛みや痺れがなく、揺れ動かずに座れるよう、ご自分の骨格などに合わせ、できるだけ楽に座れる組み方を探してみましょう。
これらの坐法がご自分に合わない方は、かかとの間にヨガブロックや硬い箱状のものを置き、正座のように座ってもかまいません。(下記写真参照)
ポイント②
坐布の前端に座り、お尻の筋肉を後ろに掻き出し
座骨(骨盤の底の2つの骨)に均等に体重を乗せましょう。
ポイント③
膝が上がりやすい方や股関節に違和感がある方はクッションなどを脚の下に敷き、負担を減らしましょう。
・背骨を伸ばす
ポイント④
座骨を床に押し下げ、下腹部(臍下丹田)に小さな力を入れ、下から背骨が積み上がっていくように頭頂部を上へ押し上げます。
ポイント⑤
背骨以外の力を抜くように、息を吐きながら肩の力を抜き、手は腿の上など楽な位置に置きましょう。」
ポイント⑥
目をやさしく閉じ、奥歯の噛みしめを解いて口元の力、眉間、頬など顔全体をリラックスさせましょう。
瞑想の継続が心穏やかな日々の鍵に!
瞑想をおこなう上で大切なことは「揺れ動かずに、背骨が心地よく伸び、安定感があること」。ご自分に合った座り方を見つけることで、瞑想の継続につながります。姿勢が整ったら次のステップへ!次回は呼吸を整え、いよいよ瞑想の実践編です。瞑想をつうじて心穏やかな日々がありますように…。