秋の味覚!わたしの栗の食べ方
皆さん、Aloha!オガライフライターのMasaeです。前回の記事では、今まさに旬を迎えようとしている栗の、女性にとって嬉しい栄養についてお伝えしました。この記事では、わたしの栗の調理方法をお伝えしたいと思います。それは、『甘くない栗の渋皮煮』です。砂糖を加えず、栗本来の甘さだけをいただく食べ方で、渋皮に含まれるタンニンも摂ることができます。
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栗の渋皮煮は、通常は砂糖などをたくさん使って甘く仕上げますが、私は糖類を加えずに仕上げています。冷凍すれば保存が効くので、糖類をたくさん加える必要がありません。また、栗は収穫後に低温で寝かせることで甘みが増します。新聞紙でくるんでからジッパー付き袋に入れて、冷蔵庫のチルド室に2週間~1ヶ月ほど置いてから調理するのがお薦めです。
栗を剥くお助けグッズ『栗くり坊主』
栗は美味しいけど、栗を剥くのが面倒くさい。という声をよく聞きます。確かに包丁で剥くのは大変!そこでわたしが使って重宝している栗剥き用のハサミをご紹介します。わたしはこれを使って、ストレスなく栗の下ごしらえをしています。
『栗くり坊主』
砂糖を使わない『甘くない栗の渋皮煮』の作り方
栗 1kg
重曹 大さじ1程度
①鬼皮を柔らかくするために、栗を水に1時間以上浸けておきます。
②栗の鬼皮を剥きます。
まず、栗のお尻のざらざらした部分に刃を当てて、軽く剥きます。深く刃を入れると渋皮に傷をつけてしまうので、浅めに入れます。少し剥けたところをきっかけにして、鬼皮を剥いて行きます。栗は乾燥に弱いため、剥いた栗も水に浸けておきます。
③剥き終わったら、たっぷりの水と重曹を火にかけて沸騰させます。弱火にして栗を静かに入れて15分ほど茹でます。茹でた後、静かにザルに上げます。乱暴にすると栗が崩れるので、静かに丁寧に。
④再びたっぷりの水を重曹は加えずに沸騰させ、沸騰したら弱火にして、ザルに上げた栗を10分ほど茹ででから、茹でこぼします。これを2~3回繰り返して、渋を抜きます。
⑤急激に冷ますと栗が崩れるので、最後の茹でこぼしではお湯を半分だけ捨てて水を足します。竹串を横に寝かせて、栗の表面をひとつひとつ撫でるようにして繊維を取り除きます。また、太い筋は竹串の先端を使って取り除きます。
⑥以上で『砂糖を使わない栗の渋皮煮』の完成です!
※甘い渋皮煮が食べたい場合は、ここからグラニュー糖や三温糖など好みの砂糖を加えてから煮れば、甘い渋皮煮ができます。
私は甘くない渋皮煮の水を切り、ジッパー付きのビニール袋に丁寧に入れて、平らに並べて冷凍しておきます。こうするとひとつひとつ取り出しやすくなり、必要な分だけ解凍するのが容易になります。
食べ方いろいろ!『甘くない栗の渋皮煮』
甘くない栗の渋皮煮は、冷凍すれば年末くらいまで美味しく食べられます。少しずつ解凍して、火であぶって焼き栗にしたり、鍋焼きうどんに乗せてみたり。火であぶる時にぱらっと塩を振れば、立派なお酒の肴になります。きんとんに色がついてしまいますが、市販の甘いくりきんとんが苦手な私は、おせちの栗きんとんにも、これを使っています。
栗は美味しいけれど、渋皮を剥くのが面倒くさいし、渋皮に豊富に含まれているタンニンを捨てることになってしまう。さてどうしよう。という発想から生まれた『甘くない栗の渋皮煮』は、今では私の定番の食べ方となりました。美味しい栗が手に入ったら、ぜひお試しください。
オガライフライター Masaeさん のプロフィール