塩は健康維持に不可欠
皆さん、Aloha!オガライフライターのMasaeです。スイカの美味しい季節ですね!皆さんはスイカには塩をかける派ですか?スイカにひとつまみの塩をかけると甘みが増し、そして塩分の補給にもなります。昔ながらの知恵ですね。塩は私たちの健康を維持するために欠かせないものです。そこで今回は、意外と知られていない塩の種類や、体に良い塩の選び方をお届けしようと思います。
塩の種類
塩には、大きく分けて海塩と岩塩というふたつの種類があることをご存知ですか?日本は四方を海に囲まれていること、岩塩が採れないことから、塩と言えば『海塩』を思い浮かべるかも知れませんが、世界的な出荷量としては岩塩が60%強、海塩が40%弱と言われています。ウユニ塩湖などで採れる湖塩もありますが、出荷量はとても少なく、価格も高めとなっています。今回は入手しやすい岩塩と海塩についてまとめます。
岩塩と海塩の違い – 岩塩
まず出荷量の多い岩塩から見てみましょう。
岩塩は主に山で採れます。不思議ですよね。岩塩が採れる場所はもともと海でした。そこが地殻変動で隆起して、長い年月をかけて結晶化した塩が岩塩です。長い年月の間に周囲の地盤の影響を受け、採掘した部分によって栄養や栄養が異なります。一般的によく見かける色は、白、ピンク、黒ですが、これは含まれるミネラルによって色が違うためです。
一般的に白は微量なミネラル分は少なく塩化ナトリウムが主な成分です。ピンクは鉄分、黒は鉄分に加え亜鉛や銅なども含まれています。また黒は酸化還元力が高く、抗酸化作用が高いと言われています。味も白とピンクはそれほどクセがありませんが、黒は少し硫黄の匂いを感じます。わたしはこれで茹で卵などの卵料理を食べるのが好きです。岩塩は水に溶けにくいものが多いので、ソルトミルなどに入れてテーブルソルトとして使うと料理が引き立ちます。
岩塩と海塩の違い – 海塩
海水を煮詰めたり天日に干したりして、水分を飛ばして作ります。岩塩には含まれないマグネシウムやにがり分が含まれていますが、鉄分や亜鉛は含まれていません。また、海塩は湿っていて水に溶けやすく、料理に使いやすいという特徴があります。
製法による塩の違い
皆さんは食用塩を購入する時に、何を基準にしていますか?塩は1905年に税収入を目的とした専売制が始まり、1997年に廃止されるまで続きました。そして2002年に完全に自由化され、それ以来、私たちは産地や製法にこだわった美味しい塩を食べることができるようになったのです。さらに、2010年の『食用塩の表示に関する公正競争規約および施行規則』の施行により、下記の表示が義務付けられました。
(1) 名称
(2) 原材料名
(3) 添加物
(4) 原料原産地
(5) 内容量
(6) 原産国名
(7) 製造者等の氏名又は名称及び住所
製造方法の表示も義務付けられましたので、自分の好みの塩を購入することができるようになりました。次の記事では、原料や製造方法によるそれぞれの塩の違いをまとめますので、皆さんの美味しい塩ライフの参考にしてくださいね。