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冬の養生!溜め込む季節こそデトックス!
これから年末にかけてさらに寒さが厳しくなり冬本番をむかえます。24節気で言うと【小雪】【大雪】【立冬】と移り変わり今は小雪から大雪にかけて移りかわる季節、この節気はデトックスの時期といわれています。動物たちが冬眠する前に栄養を蓄えようとするように、人間のカラダも冬本番に向けていろいろな物を蓄えます。カラダに必要なものはもちろんですが、要らないものまで溜め込んでしまう時期。そのまま排出せずに春に迎えてしまうと不調として症状が出てきてしまいます。デトックスの時期に入らないものを排出し、良い物を溜め込むための養生が大切なのです。そこで今回は冬に時期に試してほしい、おすすめのヨガポーズをご紹介します。
冬のデトックスで要(かなめ)となる内臓とは?
デトックスというとどんなイメージを持ちますか?運動で汗をかく、老廃物をカラダから排出するなどが思い浮かぶかと思います。東洋医学でいう冬の臓器は【腎臓】ですが、デトックスに関連する臓器としては【肺】【大腸】がメインになり秋に関連している臓器です。肺は呼吸やバリア機能に、大腸は老廃物を出す機能に関連しています。この臓器を元気にしてあげる事がしっかり排出、デトックスできるカラダづくりに繋がるのです。
冬におすすめ!3つのデトックスヨガポーズ!
・イスのポーズ
①足を腰幅程度に開いて姿勢を整えてマットの上に立ちます。(山のポーズ)
②吐いてお尻を斜め後ろに下げ膝を曲げます。
③吸って両腕を上げ目線は斜め上か、正面を見てキープします。3〜5呼吸程度を目安。
【ポイント!】
・立ち姿勢ではリラックスして腰が反ったりしない様に注意しましょう。
・膝を曲げる際はつま先より前に膝が出ない様に注意しましょう!
・三日月のポーズ
①マットにつま先を立てて四つ這いの姿勢になります。肩の下に手首、骨盤の下に膝がくる様にセットします。背中も真っ直ぐになる様に意識しましょう。
②両手の間に右足を踏み込み両手を太ももに置き上体を起こします。
③後ろ足を少し開くように膝の位置をずらし足の甲を床につけます。
④吸う息で両手を気持ちよく上に伸ばしてキープします。3〜5呼吸程度を目安。
【ポイント!】
・足の位置を調整する際はご自身の気持ち良い幅で調整してください。
・骨盤が床と平行で垂直になる様にお腹の力を使いましょう。
・つま先は立てたままでも大丈夫です。カラダが安定する方で行いましょう。
・立てている膝が開きやすいので注意しましょう。
・胎児のポーズ
腎臓ケア用のバリエーション
①マットに仰向けに寝転がり、吐きながら両足を抱え膝を胸に引き寄せます。
②膝を抱えたまま少し呼吸を繰り返します。
③落ち着いてきたらカラダを左右や前後にゴロゴロと揺れます。
④ちょうど良いタイミングで動きを止め吐きながら手足を解放します。
*リラックスポーズなのでご自身の心地よい動きで進めてください。
【ポイント!】
・膝を抱えた際にアゴが上がらない様に注意しましょう。呼吸がしにくくなってしまいます。
・ゴロゴロと動くのが厳しい方はそのまま寝込んでいる姿勢でも養生になりますので動かなくても大丈夫です。
意識していますか?呼吸も大切なデトックス!
汗や老廃物を排出するデトックスはご存知かと思いますが、忘れがちなのが呼吸でのデトックス。私達が日常的に行っている呼吸は、空気を吸って中に溜まってしまった水蒸気や二酸化炭素を出したり、ため息をしてみたり、内側に溜まったしまった感情も一緒に吐き出します。呼吸は私達にとって大事なデトックス方法の一つなのです。呼吸が浅いとカラダが緊張してしまっていたり、胸前が縮こまっていたりするかもしれません。これからの季節は寒さでカラダに力が入りやすくなってしまうので、意識的に胸を開いたりリラックスする時間をつくり気持ちよくカラダに呼吸を入れてあげましょう。要らないもの、要らない感情も含めてこの時期にぜひデトックスをして気持ちよく冬本番を迎えましょう!
オガライフライター Sakiko Ishii さん のプロフィール