今年の冬は風邪やインフルエンザが流行りましたね。
そして今くらいの時期から始まる花粉症。
呼吸器にとっては咳、くしゃみ、鼻水と負担が多い時期ですね。
つらいと即効性のある薬に頼りたくなりますが、ちょっと待ってください。
薬はあくまで「症状を抑える」ものであり、体を治すことはできません。
体の立場になって考えてみてください。
「体の中に異物(菌など)がやってきた!戦おう!」
という反応の1つとしての咳やくしゃみ、鼻水なのです。
それを原因は無視して薬で抑えてしまうとどうなりますか?
その時は治ったかのように思えますし、不快な症状が出なくなるので快適になります。
でも体から排出されるべきだったものはどうなっちゃったのでしょうか?
また、体の「自分で治そう」とする力、「自然治癒力」は、薬に頼り続けてしまうとどんどん鈍ってしまうのではないでしょうか?
一番の対策は、体調をくずさないでいられるような自然治癒力の高い体を普段から維持していくことです。
そのために心がけたいことを5つにまとめました。
1 睡眠を大事にする
睡眠は、忙しかったりするとつい削られてしまいがちです。
寝る間も惜しんで何かに没頭するというのは、素敵なことでもありますが、体がいろんなストレスや傷ついた細胞を修復するのは睡眠中だけなのです。
睡眠を軽視しないで、きちんと時間を確保しましょう。
2 お風呂でしっかり温まる
湯舟で体を温めることは、老廃物を排出して疲れをリセットすることになり、免疫力が高まります。
シャワーでは十分に体を温めることはできません。
どうしても湯舟に入れないときは、足湯をするなど、しっかり下半身のから循環をよくするよう心がけましょう。
3 食べ過ぎに注意!
胃を疲れさせてしまうと、風邪をひきやすくなります。
特に、「今日はあまり食欲がないな」と感じる時は、体は無理に食べたいと思っていません。
そういう日は思い切って食べない選択もオッケーです。
健康的な人ほど、「1日3食」を大切にしていると思いますが、胃を休めてあげることで風邪の予防ができるんですよ。
4 腸の健康を意識する
胃と違って腸は分かりにくいですが、栄養を吸収するところであり、リンパ節が多いので免疫の要でもあります。
腸内細菌が元気でいられるような食事を心がけてみましょう。
この心がけで、花粉症もグッと和らぎます。
発酵食品を意識して取り入れるなどしてみてくださいね。
5 姿勢をよくする
姿勢と免疫力は実はけっこう関係があります。
胃の調子が悪い人に多く見受けられるのが姿勢の悪さです。
呼吸器の調子が悪く咳き込みがちな方も、背中が丸まっています。
この姿勢の悪さで症状が長引いているといってもよいくらいです。
意識して背筋を伸ばしてみてくださいね。
どうしても辛いとき、薬を使わず無理に我慢しろとはいいません。
いろいろな症状すべてを自己診断することは危険でもありますので、病院や専門医で診てもらうことも大切です!
でも、自分の健康や免疫力は自分の生活習慣でできているということを意識して、普段から過ごしたいものです。
ぜひできることから心がけてみてくださいね!