酵素と酵母について
みなさん、Aloha!
健康を気づかう人なら耳にしたことがある「酵素」。そして「酵母」。健康維持に効果ありそう、美容に良さそうなどの印象を持つ方も多いと思います。酵素と酵母、両方とも体に良さそうイメージですが、いったいどんな違いがあるのでしょう。
酵素と酵母、どう違うの?
まず、酵素とは「食物の消化、新陳代謝などの触媒となるたんぱく質のこと」とです。大根おろしにはジアスターゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの消化酵素が含まれており、焼き魚に大根おろしを添えるのは味の面だけでなく、消化を促進するためにも理にかなっています。
一方、酵母とは「酵母菌」などと言われたりする菌類の一種です。糖分を分解してアルコールと二酸化炭素を作り出します。パンの発酵や日本酒などの醸造に欠かせません。酵母も生きるために酵素が必要なため体内で酵素を作り出していますが、その効率がとても良いのです。
まさに、酵素の母と書いて、酵母。酵素と酵母は、このような関係になっています。
おうちで簡単に作れる酵母ドリンクをご紹介!
今の季節に手に入りやすいリンゴを使って、おうちで簡単に作れる酵母ドリンクのレシピをお伝えします。用意するものは、林檎、水、保存容器だけ。とても簡単です。
・材料
リンゴ:保存容器の大きさに合わせて1~2個
※リンゴはなるべく無農薬、難しければ減農薬などのものを使ってください。
水:保存容器の大きさに合わせて
※浄水器を通したものが望ましい。
保存容器(蓋がスクリュー式のビンなど)
① 保存容器の本体と蓋を煮沸するか焼酎で拭きます。
② リンゴを軽く粗い、大きめの一口大くらいにカットします。
③ リンゴを保存容器に入れ、水を保存容器のふちまで注いで蓋をします。
④ 常温で2日間ほど置きます。その後は1日に一度ふたを開けて、酵母菌に呼吸をさせてあげましょう。
酵母菌が活発だと、ふたを開けるときに噴出す可能性がありますので、大きめのボウルなどに保存容器を入れてから開けてください。
仕込んだばかりのときは赤いリンゴの皮も、発酵が進むにつれて白っぽくなっていきます。仕込んでから1週間程度で酵母ドリンクとして飲むことができます。半年以上発酵させると、自家製のリンゴ酢になります。無農薬または減農薬のリンゴを使う理由は、このドリンクのための酵母菌はリンゴの表面に付いるからです。農薬を落とすために表面をよく洗ってしまうと酵母菌も洗い流されてしまうため、無農薬または減農薬のものをお勧めします。
酵母ドリンクの活用方法
勢い良く泡が吹き出している状態が、一番酵母菌が活発に活動しているときです。そのまま酵母ドリンクとして飲んでも良いですし、イースト代わりにパンの発酵に使用するのもOK。発酵を進めて、自家製のアップルヴィネガードレッシングなどに活用するもの良いですね。暖かくなったと思ったら、寒くなったり…季節の変わり目は体調も崩しやすいですね。体調管理の意味も込めて、酵母ドリンク作りにチャレンジしてみるのは、いかがでしょうか♪