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冷えとり健康法とは?
冷えとり健康法は医者であった進藤義晴先生が東洋医学をベースに提案した健康法です。
服部みれいさんの著書などで認知度が上がり、2010年頃から実践者も多くなり、関連書も
多く出版されています。
この健康法の基本は、絹の靴下と天然素材(綿、毛、麻など)の靴下の重ねばきや
半身浴、食事などを整えることで体や心の冷えをとっていくという考え方です。
ここでいう冷えとは、冷え症のことだけではなく足元の体温と上半身の体温の温度差のことでもあります。
人は誰でも、この温度差があります。
人間の体は上半身にほとんどの臓器があり、必然的に下半身が冷えやすくなっているのです。
この温度差をなるべく少なくしていくのが冷えとり健康法です。
そして、その足元の冷えが美容や健康に良くないのはもちろん、心にまで影響を及ぼしていると
されています。
足は、大地と繋がる大切な接点。
その足元が冷えて不安定な状態になるとグラウンディングもしにくくなり、心も不安定になりやすく
なると言われています。
冷えとり健康法では、体にフォーカスすると同時に、心のケアまでも丁寧に行っていけることが、
魅力の健康法です。
冷えとり健康法では、なぜ絹の靴下を使うの???
冷えとり健康法では、絹の靴下が大きなキーワードとなってきます。
なぜ靴下?なぜ絹?と疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。
まず、靴下を用いるのは足の裏が人間の体の中で毒素を排出しやすいためです。
足湯をしていると、思った以上にお湯が濁ったり汚れたりすることはありませんか?
単純な汚れもありますが、足裏から排出された毒素のためという考えがあります。
また、裸足で芝生や大地の上に立つと何だか浄化されたようなスッキリした気持ちになりますが、
これも足裏から体に溜まった悪いものが大地に吸い取られるためと言われています。
このように足裏というのは、体の中で重要なポイントとなるのです。
そして、絹素材である理由は、絹の性質が元々悪いものを吸い取り外に出す、という作用を
持つからです。
絹というのは、ご存知のように蚕が口から吐き出した繊維で繭から作られるもの。
この繭は、母親の胎内と似た働きがあります。
母親の胎内では、胎児は臍の緒を通じて母親と繋がり、不要なものを外へ出し、
必要なものを受け取ります。
それと似たような働きで、蚕を包む繭も中で蚕が成虫へと変容していく過程で発生した
不要なものを外へ出す働きがあるのです。
これは、人が身につけた時にも同じ作用を発揮し、それを身につけた人の皮膚から、
体内の毒素を吸い取り外に排出してくれると言われています。
冷えとり健康法に欠かせない、半身浴について
冷えとり健康法において欠かせないのが半身浴です。
実践者の中でも“ツワモノ”になってくると、調子が悪い時は半身浴しながら就寝する人もいるとか…。
なぜ、全身浴ではなく半身浴なのかというと、これも下半身を集中的に温めるためです。
また、全身浴だとのぼせやすかったりあまり長時間入れないですが、半身浴だと長時間
行いやすいですよね♪
半身浴をするとき、温度は熱すぎる温度は避けましょう。
イメージ的には、少しぬるめの温度でじっくり体の芯から温める感じ。
熱すぎる温度は長く入れませんし、実は体の表面だけしか温まらず芯まで温めることが
できないんです。
私のおすすめは、半分くらい蓋をしたその上で読書をしたり防水テレビを楽しんだり、
リビングのように過ごすことです。
これで慣れてくると長時間の半身浴がとても有意義な時間になります♪
冷えとりに効果的な入浴剤などもありますし、塩やアロマなどで自分好みの入浴環境を整えるのも
お忘れなく♪
冷えとり健康法、次回は初めての靴下の選び方について!
さて、冷えとり健康法の二大重要項目の絹の靴下と半身浴についてご紹介してきました。
次回は最初の靴下の選び方や選択肢などについてご紹介していこうと思います。
お楽しみに!