健康的な体づくり

使う筋肉と見せる筋肉とは?クラシックバレエ経験者が筋肉の違いを解説!

投稿日:2021年2月18日 更新日:

筋肉には違いがある?!

皆さんは、普段あまり使わない筋肉を刺激すると、翌日にはびっくりするくらい筋肉痛になってしまった…というようなご経験はありませんか?最近、「見せる筋肉」という言葉を聞いたりしますが、日常で使うための筋肉と誰かに見せるための筋肉では、使い方も鍛え方も異なってきます。使う筋肉は、腹筋や背筋、太ももなど、生活する上で必要な筋肉のことです。一方見せる筋肉は、ボディービルディングやボディーメイクなど、見られることを意識して鍛えられた筋肉のことを言います。私が習っていたクラシックバレエでも、見せることを意識した筋肉づくりは大切なポイントになっていました。そこで今回は見せる筋肉と、使う筋肉の違いについてご紹介していきます。

 

バレリーナはなんで”ムキムキ”にならないのか?

クラシックバレエの世界、特にバレリーナ(女性のバレエダンサー)は、細くてしなやかなシルエットが好まれています。もちろん細いから良い、ムキムキだから悪いという明確な決まりはありませんし、筋肉がしっかりとついているバレリーナもいます。ただ、シルエットの美しさによって配役が決まることもあり、筋肉のつき方は軽視できません。そのため、クラシックバレエではテクニックや表現力も重視されますが、見た目の美しさ、身体の線の美しさの美しさは、バレリーナにとってとても大切です。

しかし、バレリーナは過酷なトレーニングをしているのに、なぜ筋肉が目立たないのでしょうか。クラシックバレエのレッスンを受けていると「体幹」という言葉をよく耳にします。クラシックバレエではトウシューズ(バレエを踊るときに身につける靴)を履いてつま先で踊り、軽やかで華麗な動きを求められます。体幹を鍛えて重心を高く持っていく必要があるのです。この体幹を鍛えることが、バレリーナがトレーニングをしても”ムキムキ”にならない理由に繋がってきます。踊っているときは身体の内側を意識します。筋肉そのものを頼って支えるのではなく、重心を意識して身体全体のバランスを取ることで、つま先で立っていてもぶれずに、そして綺麗なシルエットを見せられるのです。

 

『使う筋肉』は体幹トレーニングでパワーアップ

体力の向上や健康維持のために、普段から筋トレをしている人も多いのではないでしょうか。筋トレをすると、筋力が向上して動きが機敏になり、仕事がはかどるようになったり、少しのことで体力を消耗しなくなったり、さらには精神面でも疲れなくなったりと、メリットがたくさん感じられると思います。一般的な筋トレは「使う筋肉」を鍛えるためのトレーニングです。日常では、クラシックバレエやボディーメイクのように、誰かに見せるための筋肉づくりを意識する必要はありませんが、毎日のトレーニングメニューの中に、バレリーナのように体幹力を鍛えるトレーニングを取り入れると、より一層のパワーアップが期待できます。

たとえば、体幹トレーニングをすることで、いつものように筋トレをするよりもバランス良い動きを保つことができたり、姿勢がよくなったり、腰痛が治ったり、なんてことも。私も幼少期にバレエを習っていたおかげか、日常でも無意識に体幹や身体のバランスを意識するようになりました。姿勢が良くないなと気づいたらさっと整え、また腰痛などもあまり気になったことがありません。体幹を鍛えることは、身体全体のバランスを整えることにもつながるでしょう。

 

筋肉を意識して健康的な生活を!

使う筋肉と見せる筋肉。それぞれ目的が異なる筋肉の使い方ですが、バレリーナ のような「体幹力」は、私たちの日常でも活躍します。体幹力を鍛えることで、見せる筋肉をつけるだけでなく、毎日の過ごしやすさが変わり、気分的にも向上することもあります。普段筋トレをしている方もそうでない方も、ぜひ体幹トレーニングを意識して過ごしてみてください。次回以降は、私が行っている日々の中で“さりげなく”できる筋トレの方法、インストラクターの勉強で学んだこと、筋トレのメリットなどを紹介していきます!


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