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リアキって誰?
このたびオガライフ特別ライターを拝命しました、リアキと申します。
大学で英文学・言語学を学び、英会話スクールで働いた後、世界をまわる旅で出会った人と結婚してイギリス移住した、一般人でございます。
お相手はスロバキア出身なのでPoništ(ポニシュト)がファミリーネームなのです。
昼間は辞書でおなじみ、オクスフォードの大学出版局で働くかたわら、副業とボランティアで翻訳をしています。
趣味の大部分を占めるTED翻訳では、翻訳者兼ランゲージ・コーディネーターとして日本語・英語で通算300本以上の字幕作成に関わり、2017年から「ナローボート」という、イギリスの川ではよく見かける細長い船に住んでいます。
[こんな家です]
ここまで読んで、「ふーん、路上水上で暮らすちょっと変わった英語屋さんか」と思うかもしれませんね。
確かにボート住みの日本人翻訳者は世界で他になかなかいなさそうですが、では、私の何がオーガニックなのでしょうか。
私の何が「オガライフ(オーガニック+ライフ)」なのか?
私のオーガニック志向は10代ですでに芽が出ていたような気がします。
中学の時、宿題で読んだ本をきっかけに、日本で使われている食品添加物の実態にショックを受けました。
その後、誰も使ってない布ナプキンやマクロビ食材を試してみたり、健康や病気に関する本を読んだりと常に「健康志向」に惹かれていました。
2011年には一人旅に出て、13か月でヨーロッパ、アジア、アフリカと3大陸を回り、各地の人々との交流を通じて様々な生活スタイルに触れました。ヒッチハイク、ダムスターダイビング、野宿、 断食、腸内洗浄など、自分でもそれまで知らなかった世界を経験し、視野が一気に広がりました。
[スロベニア単独訪問中]
続いて2014年の頭、アメリカのクシ・インスティテュートというその筋では有名な施設でマクロビオティック・リーダーシップ集中研修を修了し、一時的に「魚を食べるマクロビーガン」だったものの、今では「オーガニック寄りの雑食」です。
この研修で学んだこと以外は全て独学、つまり好奇心の赴くままに読んで・観て蓄えた知識です。
ですから私の記事は、自分の触れてきた食を含む様々な生き方や、本やウェブ、またはTEDトーク関連で得た知見がベースになりそうです。
[マクロビ研修中の食事。毎日違うので楽しみでした]
TED翻訳者としての私
TEDトークは、様々な業界の最前線に立って活躍する人々の伝えたいアイデアが15分前後に凝縮されていて、視野を広げるのにぴったりです。
例えばこちらは1年ほど前に私が字幕をつけたもので、慢性疲労症候群として知られるMEという病気を患った人によるスピーチです。
難病を経験したことのない方でも引き込まれるお話です。ぜひ日本語字幕で観てみてください。
このように、皆さんの知的好奇心を刺激する、「オガライフ」的なトークを発見したら紹介したいと思っています。
オガライフで伝えていきたい私の「オーガニック」
あくまでも私見ですが、「オーガニック」の本質は、「無農薬・有機農法」だけでなく、「地産地消」「一物全体」「ゼロ・ウェイスト」「エシカル・ファッション」「ミニマリズム」など、従来の消費至上主義と逆を向いた考え方・生き方の1つではないかなと思います。
自分のことだけじゃなく、周りの人、環境、物事が気になってくるのがオーガニック。
オーガニックを意識する・追求するとどんな新しい世界が見えてくるのか?
これまでの旅、ボート生活やイギリス生活、TEDトークから得られたアイデアや視点を皆さんに共有していきたいと考えていますので、お楽しみに!