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足のむくみが気になる?まずはリンパの流れをよくすること!
こんにちは!ヨガインストラクターのNIKKIです。私たちの体には「リンパ管」が張り巡らされていて、その中を通っているのが「リンパ液」です。そして首まわりや股関節にある「リンパ節」はリンパ液を集めて浄化するフィルター機能を果たしています。リンパは私たちの体の中にある老廃物をろ過し、ウイルスを撃退して免疫力を高める働きを担っています。このリンパの流れが滞ると、老廃物が溜まり、凝りや腫れ、むくみの原因になります。リンパの流れをよく、老廃物のデトックスを行い、痩せやすい、不調知らずの美ボディにしていきたい!(と、思う方はいらっしゃるはず…)。そこで今回はご自宅で道具を使わず、自分の手で簡単にできてしまうリンパケアをご紹介します。
足裏には反射区がたくさん!足裏のリンパケア方法
足裏にはたくさんの内臓の反射区があります。足裏をしっかりと揉みほぐすことで、血流やリンパの流れも良くなり、内臓機能の活性化にも繋がります。まずは冷えやすい下半身からポカポカにしてリンパの流れを良くしていきましょう。
☆ポイントとなる箇所
・湧泉のツボ…足の五指を曲げるとくぼむところ。体のエネルギーが湧き出てくるツボです。
・土踏まず…胃腸の反射区。しっかり刺激して腸の調子を整えましょう。
①あぐらで座り、右足裏を上にします。足裏全体をまずは両手の親指を使って、満遍なく指圧していきます。指の付け根からかかとにかけて、ご自身の体重をかけながら痛気持ち良いくらいの強さで押していきましょう。
②足裏を満遍なく押せたら、仕上げとして、指の付け根からかかとにかけて両手の親指でさすります。
③①と②を合わせて1分間くらいかけて行います。右足裏が終わったら左足裏も同様に行います。
ふくらはぎは第二の心臓!ふくらはぎのリンパケア方法
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、下半身の血液の循環に大きく関わっています。心臓マッサージを施すような気持ちで、しっかりとふくらはぎをポカポカにしていきましょう。
☆ポイントとなる箇所
・膝窩リンパ節…ひざの裏側にあるリンパ節。真ん中には「委中」と呼ばれるツボもあり、むくみ改善や足のだるさの解消に効果があります。
①片膝を立てて座り、両手の親指以外の四指で膝を持ち上げるように、膝裏にある膝窩リンパ節を3回ゆっくりと押します。
②足首から膝下にかけて、手のひらを足に密着させるようにしながら、左右の手のひらで交互にさすり、リンパを流します。10回ほど繰り返します。
③仕上げとして、手のひらを丸くくぼませて、パコパコとふくらはぎ全体を叩きます。
④反対の足も①〜③を繰り返します。
鼠蹊部には鼠蹊リンパ節が!太もものリンパケア方法
脚の付け根、股関節には一番大きなリンパ「鼠径リンパ節」があります。骨盤内や下半身の血流の流れに大きく関わってくる部位です。しっかりケアしてセルライトも撃退していきましょう。
☆ポイントとなる箇所
・鼠径リンパ節…脚の付け根、ビキニラインにある大きなリンパ節。マッサージのほか、股関節を開いたり回したりする動きでも刺激を与えることができます。
①あぐらで座り、脚の付け根に手のひらの腹がフィットするようにあてます。反対の手も当てた手の甲に乗せます。
②体重をかけながら手で3秒間ゆっくりとプッシュします。呼吸もしながら3回繰り返します。
③膝上から脚の付け根の方向へ、手のひらを肌に密着させながら太腿内側を左右の手でさすります。10回ほど繰り返しリンパを流します。
④仕上げとして、手のひらを丸くくぼませて、パコパコと太腿全体を叩きます。
⑤反対の脚も同様に①〜④を繰り返します。
自身の心と体に優しく向き合ってセルフケアを!
誰かに身を任せてマッサージしてもらうのももちろん気持ちいいですが、自分の体の状態や癖や特徴を、自分の目と手でしっかりと確認できるというのが、セルフケアのメリットです。セルフケアのやり方さえわかれば、場所や時間を問わず、いつでもどこでも自分の体があればメンテナンスができます。私はヨガインストラクターとして活動をしていますが、ヨガもセルフケアの一つです。自分の体の状態を観察し、ゆくゆくは心の状態までも客観的に観察できるようになるというのが、ヨガの目的だと私は思っています。自分の一番の味方は自分です。自分のことを一番理解できるのは自分です。是非、セルフケアの習慣をつけて、ご自身の心と体に優しく向き合う時間を作ってみてください。向き合った先には、心と体に「余裕」という名のスペースが生まれていきますよ。