月のサイクルとは?
ふと空を見上げると、まんまるのお月さまや少しかけたお月さまなど、お月さまは日々違った表情を見せてくれています。ですが、そもそもお月さまは何故、見えるのでしょうか。まずは、私たちの目にお月さまが見える理由をお伝えします。地球からお月さまが見える理由は、太陽が関係しています。月と太陽、そして地球の位置関係でお月さまの見え方が変わるため、三日月、満月、新月…など、違った表情を見ることができます。
お月さまが与える身体への影響
お月さまは、私たち人間の身体に様々な影響を与えると言われています。ここからは、お月さまが私たちの身体にどんな影響を与えてくれるのかをみていきましょう。
・70%が水分でできている私たち
私たちが暮らすこの地球は、約70%が水でできていると言われています。潮の満ち引きは、お月さまの引力が関係していることは、知っている人も多いでしょう。そして、私たち人間の身体もほとんどが水でできているため、地球と同じようにお月さまの力により、身体にも変化が起こるのです。
・女性の周期も約28日
新月から次の新月までの期間は29.5日。そして、女性の生理周期やお肌のターンオーバーは約28日と言われています。お月さまのサイクルと、女性のカラダのサイクルは非常に似ています。さらに、毎月訪れる「月経」にも「月」という字が含まれていますが、これも月と女性のカラダには深い関係があることを意味しているのかもしれません。
月のサイクルを活かしたライフスタイルの提案
お月さまは、新月→上限の月→満月→下弦の月→新月…のように、約29.5日。で様々な表情を見せてくれます。ここでは、その時期に合う過ごし方を紹介します。
新月
新月の日は、空を見上げてもお月さまの姿を見ることができません。その理由は、地球と太陽と月が一直線になっているから。月齢ゼロと呼ばれる新月の日は、「リセットの日」とも呼ばれ、何かを始めるのにピッタリの日です。部屋の掃除をし、不要なものを処分したり、新しい習慣を取り入れるのも良いでしょう。
上弦の月
新月の日から90度移動した状態の上弦の月。地球からは半分だけ姿が見えます。段々と満月へと姿を変えるこの時期は、吸収力がアップする時期でもあります。新しい学びを取り入れてみたり、今のカラダに必要な栄養を摂ることもオススメ。また、肌の吸収力も高まる時期と言われているので、肌への保湿などもこだわってみましょう。
満月
満月の日は、感謝を受け取る時期。日々の感謝をノートに記したり、これまでのことを振り返り、自分を見つめてみても良いでしょう。また、アファメーションを取り入れて、これから叶えたいことをノートに綴るのもGOOD。その時は、すでに叶っているかのように、過去形で書くのがポイントです。
下弦の月
満月が過ぎ、段々と月の姿が見えなくなり、再び新月へと向かう時期。次のサイクルに備えて、しっかり休息することが大切です。日々頑張っている自分を癒してあげましょう。湯船にゆっくり浸かり、心身を休めてあげてください。
アーユルヴェーダアドバイザーから皆さまへのメッセージ
お月さまの明かりは、じっと見つめることができる、とても優しい明かりです。少しカラダが重たいな…と感じている時、心が疲れたな…と感じる時、私たちはふと空を見上げます。夜空に輝くお月さまは、私たちの心やカラダにそっと寄り添い、温かな明かりを届けてくれているように感じます。満ちては欠け、欠けては満ちるその月のリズムを上手に日常に取り入れることで、あなたの暮らしもきっともっと快適になることでしょう。この記事があなたの暮らしをより豊かにするためのヒントになれれば幸いです。
オガライフライター 伊藤 利枝さん のプロフィール