中食とは調理済みの食事を買って家で食べること
中食(なかしょく)とは、内食と外食の良いとこ取りをした食事スタイルのこと。goo辞書によると以下の通りです。
“弁当などの調理済みの食材を買って持ち帰り、職場や家庭などで食べること。また、その食事。”
(goo辞書より引用|https://onl.sc/x5RD4ge
1日3食、毎回のように家族のためにご飯を作るのは疲れる。とはいえ外食の回数を多くすると、節約できず経済面が不安……。このように考えている人は、ぜひ中食を取り入れてみてください。
中食のメリット・デメリット
まずは中食のメリットを見ていきましょう。今回は3つピックアップします。
・家事が時短できる
・食品ロスを防げる
・外食と比較すると安い
食前と食後、両方の時間を短縮できるのは、中食の大きなメリットといえます。「料理をしなくていい」だけでももちろん喜ばしいことですが、食事の後片付けに時間を奪われない点も非常に魅力的でしょう。特にお子さんがまだ小さいご家庭では、食事の後に子どもたちをお風呂に入れ、翌日の準備をさせ、宿題を見て、習い事の送迎をする……。
自炊をした場合は、家事や育児が盛りだくさんの中、食後の後片付けをしなくてはなりません。しかし中食にすれば、ゴミを捨てたり、お皿を数枚ほど洗ったりする程度で、片付けが終わります。調理器具やフライパンなどを片付ける時間が無くなりますから、他のやるべきことに時間を割けますね。多くのメリットがある中食ですが、デメリットもいくつかあります。
・高カロリー/低栄養 のものを選びがち(味付けが濃い)
・自炊と比較すると高い
・ゴミが増える
中食のデメリットは、高カロリーかつ栄養価が低い食材を選びがちになってしまうこと。調理済みの食材は美味しいと感じるものが多いです。つまり味付けが濃いものが多いのです。しかし味が濃いということは、食材の本来の味ではない可能性があります。さまざまな添加物が含まれているため、自炊と比較すると健康的ではないといえるでしょう。
中食は部分的に取り入れるのがオススメ
デメリットを極力おさえるために、中食をライフスタイルに取り入れるときは工夫が必要です。食卓には主食、主菜、副菜の3つがそろうように意識してみてください。「3つもそろえるのは難しい」と感じる人は、中食として定食のお弁当を選ぶのがオススメです。また「自炊よりもコストがかかる」という理由で中食に踏み出せない人は、主菜だけ購入してみてはいかがでしょうか。例えば揚げ物といった調理が大変なものだけ購入して、調理が比較的ラクなサラダは自分で作る。主食の白米は家で準備する。このように1品購入するだけでも、調理時間はかなり短縮できます。揚げ物をすると調理時間はもちろん、後片付けをする時間もかかりますからね……。
中食をうまく取り入れて食前食後を時短しよう!
中食を取り入れると、時短や食品ロスにつながります。しかし中食に頼り過ぎると、金銭面も健康面にデメリットが生じる可能性はあります。メリットとデメリットを踏まえた上で、無理なく中食を取り入れてみてください。
オガライフライター 沼 咲香さん のプロフィール