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暦で感じる季節とは?「二十四節気」と「七十二候」について

投稿日:2023年3月16日 更新日:

知っておきたい暦のこと

「立春」を過ぎて少しずつ暖かさを感じるようになり、「雨水」を過ぎて雪から雨に変わっていくのを感じていく。そして「啓蟄」の頃になると、土の中で眠っていた虫たちも出てくる季節となっていきます。この「立春」や「雨水」や「啓蟄」とは、「二十四節気」という暦の数え方です。また、「二十四節気」をさらに3分割した「七十二候」という暦もあります。

あわただしく過ぎていく日々の中でも、ふとカレンダーに書いてある節気の言葉から教えてもらえる季節感。「今日で「大寒」も終わり。もう春も近いですね。」なんて声をかけられたときに、ふと感じる季節感。私はそういった暦の言葉たちが好きです。ということで今回は、季節を身近に感じることのできる暦、「二十四節気」「七十二候」のご紹介をしたいと思います。

 

「二十四節気」とは?

「二十四節気」とは、1年を24等分した季節用語で、春夏秋冬の4季節をさらに6つに分け、その一つ一つに節気を配したものです。1年を24等分、つまり15日毎の季節の変化に言葉を当てはめたものですね。約2600年前に中国で考案された暦で、半月毎の季節感を知ることができるため、農作業の目安としても重宝されてきたといいます。

 

(春)  2023年の月日   
立春 りっしゅん  2/4~18頃  春の始まり 
雨水 うすい  2/19~3/5頃   雪が雨に変わり、氷も融けていく 
啓蟄 けいちつ  3/620  冬ごもりしていた虫たちが這い出してくる 
春分 しゅんぶん  3/214/4頃   春の中間点、昼と夜が同じ長さになる 
清明 せいめい  4/519頃   天地万物が清らかな明るさに輝いて見える 
穀雨 こくう  4/205/4  穀物に実りをもたらす雨が降り注ぐ 
(夏)     
立夏 りっか  5/520  夏の始まり 
小満 しょうまん  5/216/5  気温が上がり、万物の成長が著しい時期 
芒種 ぼうしゅ  6/620  穀物の種まきや麦の刈入れ、稲の植え付けに適した時期 
夏至 げし  6/217/6  夏の中間点、 

一年でいちばん昼が長く、夜が短くなる 

小暑 しょうしょ  7/722  本格的に暑くなり出す時期 
大暑 たいしょ  7/238/6  一年でいちばん暑さが厳しく感じられる頃 
(秋)     
立秋 りっしゅう  8/722  秋の始まり 
処暑 しょしょ  8/239/7  暑さが止む、という意味 
白露 はくろ   9/822頃    草木に降りた露が白濁して見える、という意味 

夏から秋への交代時期の目安とされていた 

秋分 しゅうぶん  9/2310/7  秋の中間点、昼と夜が同じ長さになる 
寒露 かんろ  10/810/22頃   朝晩の冷え込みがはっきりと感じられるようになる 

草木に宿る露に冷たさを感じていく時期 

霜降 そうこう  10/2311/6頃   霜が降り始める時期 
(冬)     
立冬 りっとう    11/7~21頃   冬の始まり 
小雪 しょうせつ  11/22~12/6  ちょっとした雪がちらつき始める 
大雪 たいせつ  12/7~21  山々は雪に覆われ、本格的に冬が到来する 
冬至 とうじ  12/22~1/5  冬の中間点、 

一年でいちばん昼が短く、夜が長くなる 

小寒 しょうかん  1/6~1/19  寒の入り 
大寒 だいかん  1/20~2/3  一年で最も寒さの厳しい時期 

 

「七十二候」という季節の指標もある

「二十四節気」をさらに3等分にした「七十二候」という気象の動きや動植物の変化を知らせるものもあります。「七十二候」は5日毎の季節の変化を短い文章で表したもので、気候の変化や動植物の様子などの自然事象を意味する言葉が名づけられており、その時期の「兆し」を伝え、繊細な季節の移ろいを感じさせてくれます。

1 春の候

※2023年の月日

立春    2/4~8  「東風解凍」 

はるかぜこおりをとく 

春の兆しの暖かい風(東風(こち))が吹き 

厚い氷を溶かし始める 

  2/9~13 「黄鶯睍睆」 

うぐいすなく 

山里で鶯(ウグイス)が鳴き始める頃 

睍睆は美しい声で鳴いている様子を表している 

  2/1418  「魚上氷」 

うおこおりをいずる 

川や湖の水が温み 

割れた氷の間から魚が飛び出る 

雨水    2/1923  「土脉潤起」 

つちのしょううるおいおこる 

しっとりした春の雨が降り始め 

冷たく締まっていた土を潤す 

  2/2428  「霞始靆」 

かすみはじめてたなびく 

霞や雲がたなびくようになる 

靆(たなびく)とは、薄く層をなして横引きに漂うこと 

  3/1~5  「草木萌動」 

そうもくめばえいずる 

草木の芽吹きが一気に始まる 
啓蟄    3/6~10  「蟄虫啓戸」 

すごもりのむしとをひらく 

生物が一斉に動き始める時期 
  3/1115  「桃始笑」 

ももはじめてさく 

桃の花が咲き始める頃 

咲くことを笑うと表現している 

旧暦では3月3日頃に当たる 

  3/16~20  「菜虫化蝶」 

なむしちょうとなる 

アオムシが羽化してモンシロチョウになる頃 

菜虫(ナムシ)とはアブラナ系の葉を食べる虫の総称 

春分    3/21~25  「雀始巣」 

すずめはじめてすくう 

雀(スズメ)が巣をつくり始める頃 
  3/2630  「桜始開」  

さくらはじめてひらく 

桜の花が咲き始める頃 
  3/31~4/4 「雷乃発声」 

かみなりすなわちこえをはっす 

春の雷が鳴り始める頃 

「春雷」は「虫出しの雷」とも呼ばれる 

清明    4/5~9 「玄鳥至」 

つばめきたる 

玄鳥(ゲンチョウ)とはツバメの異名 

南の国からツバメが飛来する頃 

ツバメの訪れは農耕シーズン開始の象徴 

  4/10~14  「鴻雁北」 

こうがんかえる 

雁(ガン)が北国へ渡去する 

ガンは夏場はシベリアで、冬は日本で過ごす渡り鳥 

  4/15~19  「虹始見」 

にじはじめてあらわる 

春が深まると空気も潤っていき 

雨上がりにきれいな虹が見られるようになる 

穀雨    4/20~24  「葭始生」 

よしはじめてしょうず 

野山に緑が輝き始める頃 

葭(ヨシ)の若葉が芽吹き始める 

  4/25~29  「霜止出苗」 

しもやんでなえいずる 

霜も降らなくなり、苗代の稲が育ち始める頃 

農家は田植えの準備で忙しい時期 

  4/30~5/4  「牡丹華」 

ぼたんはなさく 

春もたけなわ 

牡丹(ボタン)の開花は春の終わりを知らせる 

春風が氷を融かし、動植物たちが動き始めていく様子が感じられる流れで、「春」の温かみを感じる言葉が並んでいますよね。霞、雷、虹などの自然現象も春の訪れを知らせてくれるものなのですね。

2 夏の候

※2023年の月日

立夏    5/5~ 9  「蛙始鳴」 

かえるはじめてなく 

野や田で蛙(カエル)が鳴き始める頃 

カエルの名前の由来は必ず元のところへ帰るからともいわれる 

  5/10~14  「蚯蚓出」 

みみずいずる 

冬眠していた蚯蚓(ミミズ)が地上に出てくる時期、ミミズは土を耕してくれる存在 
  5/15~20  「竹笋生」 

たけのこしょうず 

筍が生え始める頃、筍の収穫は3月頃から始まり、種類によっては6月まで続く 
小満    5/21~25  「蚕起食桑」 

かいこおこってくわをはむ 

蚕(カイコ)が柔らかい桑の葉を 

たくさん食べて成長していく頃 

  5/26~30  「紅花栄」 

べにばなさかう 

紅花(ベニバナ)が一面に咲く頃 
  5/31~6/5  「麦秋生」 

むぎのときいたる 

麦が熟して畑一面が黄金色になる頃 
芒種    6/6~10  「蟷螂生」 

かまきりしょうず 

草や家壁に産みつけられた 

蟷螂(カマキリ)の卵が孵化する頃 

  6/11~15 「腐草為蛍」 

くされたるくさほたるとなる 

蛍(ホタル)が光を灯しながら飛び交う頃 

ホタルは異名を「朽草(クチクサ)」とも言い、 

昔の人はく草が朽ちてホタルになると信じていたそう。 

  6/16~20 「梅子黄」 

うめのみきばむ 

梅の実が薄黄色に色づき始める頃 

梅雨入りする頃 

夏至    6/21~26 「乃東枯」 

なつかれくさかるる 

乃東(ナツカレクサ)とは、漢方薬に用いられる夏枯草(カコソウ)の古名であり、ウツボグサのこと。 

半年前の節気は「乃草生」なつかれくさじょうず 

  6/27~7/1 「菖蒲華」 

あやめはなさく 

菖蒲(アヤメ科の花のことを指すようです) 

が美しく咲く頃 

  7/27/6 「半夏生」 

はんげしょうず 

半夏(ハンゲ)とは烏柄杓(カラスビジャク)という植物の別名で毒草。これが生ずる季節。 

夏至から数えて11日目を半夏生という 

小暑    7/7~11 「温風至」 

あつかぜいたる 

空の雲間から注ぐ陽が日に日に強なっていき、 

吹く風も熱を帯びてくる頃 

温風とは梅雨明け頃に吹く南風のことで「白南風(しろはえ)」と呼ばれる。ちなみに、梅雨の間に吹く南風は「黒南風(くろはえ)」と呼ばれる。 

  7/1216 「蓮始華」 

はすはじめてひらく 

池の水面に蓮(ハス)の花が咲き始める頃 
  7/17~22 「鷹乃学習」 

たかすなわちわざをなす 

初夏に孵化した鷹の雛が、飛び方を覚え狩りを学び、巣立ちの準備をする頃 
大暑    7/23~27 「桐始結花」 

きりはじめてはなをむすぶ 

桐の花が実を結び始める頃 
  7/28~8/1 「土潤溽暑」 

つちうるおうてむしあつし 

梅雨明けの頃、梅雨の雨で湿った大地に強い陽ざしが降り注ぎ、蒸し暑くなる頃 
  8/2 6 「大雨時行」 

たいうときどきふる 

集中豪雨や台風、夕立など、 

夏の激しい雨が降る頃。夏も終盤。 

生き物や植物の生命力が強くなる様子が浮かんでくる夏の候。そして天地の動きの活発さも感じられます。

3 秋の候

※2023年の月日 

立秋    8/7~12 「涼風至」 

すずかぜいたる 

夏の暑い風から、秋の涼しい風に変わり始める 
  8/13~17 「寒蝉鳴」 

ひぐらしなく 

寒蝉(カンセン)とは、 

ヒグラシなどの秋に鳴くセミのこと 

  8/18~22 「蒙霧升降」 

ふかききりまとう 

残暑はあるものの、朝夕はひんやりした空気となっていく。 

早朝、水辺や森では濃い霧が立ち込め始める 

処暑    8/23~27 「綿柎開」 

わたのはなしべひらく 

柎(ハナシべ)とは花の萼(ガク)のこと 

ワタの実を包んでいた萼が開き始める頃 

  8/28~9/1 「天地始粛」 

てんちはじめてさむし 

粛とは、収まる、鎮まるという意味を持つ 

万物が鎮まり改まる時期 

夏の暑さが収まり、秋を感じ始める頃 

  9/2~7  「禾乃登」 

こくものすなわちみのる 

禾(のぎ)とは穀物の穂先のこと 

稲が実り始める頃 

白露    9/8~12 「草露白」 

くさのつゆしろし 

草花に降りた朝露が白く光って見える頃 

昔の人は白露を夏から秋への交代期の目印としたそう 

  9/1317 「鶺鴒鳴」 

せきれいなく 

鶺鴒(セキレイ)とはチチチチチッと高い声で鳴く水辺を好む鳥。その澄んだ鳴き声が聞こえ始める頃 
  9/1822 「玄鳥去」 

つばめさる 

玄鳥(ゲンチョウ)とはツバメの異名 

春先に飛来したツバメが南の国に帰る 

秋分    9/2327 「雷乃収声」 

かみなりすなわちこえをおさむ 

夏の間の雷鳴が聞こえなくなる頃 

「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉もあるように 

暑さもおさまっていく 

  9/2810/2 「蟄虫坏戸」 

むしかくれてとをふさぐ 

土の中に住む虫たちの冬支度が始まる頃 
  10/3~7 「水始涸」 

みずはじめてかる 

水田の水が抜かれ稲の刈入れの準備が始まる頃 
寒露    10/812 「鴻雁来」 

こうがんきたる 

雁(ガン)が渡来し始める 

春の「鴻雁北」と対になる七十二候 

  10/1317 「菊花開」 

きくのはなひらく 

キクの花が咲き始める頃 

旧暦9月9日は重陽の節句(別名、菊の節句) 

  10/1822 「蟋蟀在戸」 

きりぎりすとにあり 

秋の夜長に虫の声が戸口で聞こえる頃 

蟋蟀は「キリギリス」「コオロギ」などと読まれる。 

キリギリスはコオロギの古名ともいわれる。 

霜降    10/2327 「霜始降」 

しもはじめてふる 

霜は空気中の水蒸気が氷点下に冷えたものに触れてできる氷の結晶 
  10/2811/1 「霎時施」 

こさめときどきふる 

霎(こさめ:小雨)がしとしと降るようになる 

ここでいう霎は時雨(しぐれ)のこと。 

時雨は晩秋から初冬にかけて降る通り雨のこと 

  11/2~6 「楓蔦黄」 

もみじつたきばむ 

楓(カエデ)や蔦(ツタ)葉が色づく頃 

春の候に対になっている候が所々に見られますよね。季節の循環を感じます。
春)「蟄虫啓戸」― 秋)「蟄虫坏戸」 …土の中から出てきていた虫たちが土の中に帰り
春)「雷乃発声」― 秋)「雷乃収声」 …春に発声した雷も秋には収まっていく
春)「玄鳥去」― 秋)「玄鳥至」、春)「鴻雁北」― 秋)「鴻雁来」…春に去ったツバメやガンがまた秋に来る
霜も降り始め、いよいよ季節は冬へ

4 冬の候

 ※2023年の月日

立冬    11/711 「山茶始開」 

つばきはじめてひらく 

冬の初めに先駆けとして咲くツバキ科の植物の山茶花(サザンカ) 
  11/1216 「地始凍」 

ちはじめてこおる 

夜間の冷え込みもいっそう厳しさを増し 

大地が凍てつき始める頃 

  11/1721 「金盞香」 

きんせんかさく 

金盞香(キンセンカ)とは水仙(スイセン)のこと 

水仙は、花の中央にある黄色い部分を黄金の杯(金盞)に、白く広がる花弁を白銀の台に見立てられ、 

「金盞銀台」という異名をもっている 

小雪    11/2227 「虹蔵不見」 

にじかくれてみえず 

陽の光が弱まって虹が見えにくなる頃 

春の「虹始見」と対になる七十二候 

  11/2812/2  「朔風払葉」 

きたかぜこのはをはらふ 

朔は北という意味で、朔風とは北風のこと 

北風が木々の葉を払いのける頃 

  12/3 6 「橘始黄」 

たちばなはじめてきばむ 

橘(タチバナ)の実が黄色く色づき始める頃 

橘は古くから日本の暖地に自生している日本固有の柑橘類 

大雪    12/711 「閉塞成冬」 

そらさむくふゆとなる 

天の気は空に上がり、地の気は地中に閉蔵されるため、天地が通じ合わなくなって冬になると言われている 

春から秋までの天地の交流がなくなり 

お休み入るような意味合い 

  12/1215 「熊蟄穴」 

くまあなにこもる 

熊が冬眠のために穴に入る頃 
  12/1621 「厥魚群」 

さけのうおむらがる 

鮭が産卵のために一気に川を遡上する季節 

厥魚(ケツギョ)とは中国で食されるスズキ科の淡水魚だが日本にはいないため、日本では鮭が充てられている 

冬至     12/2226 「乃東生」 

なつかれくさしょうず 

乃東(ナツカレクサ)とは、漢方薬に用いられる夏枯草(カコソウ)の古名であり、ウツボグサのこと 

枯草ばかりの野原にひそかに芽吹くウツボグサ 

  12/2731 「麋角解」 

さわしかのつのおつる 

雄のシカの巨大な角は、春に生え始め、 

この時期に根元から自然に落ちる 

麋は、ヘラジカまたはオオジカのことといわれる 

  1/1~5 「雪下出麦」 

ゆきわたりてむぎのびる 

初夏に収穫を迎える麦は、秋に種を撒き、冬に芽を出す。そのため「年越し草」とも呼ばれる。 
小寒     1/6~9   「芹乃栄」 

せりすなわちさかう 

芹(セリ)が生え始める頃。 

セリは春の七草の一つで水辺に育つ植物 

競り合うように群生することから名づけられたそう 

  1/1014 「水泉動」 

しみずあたたかをふくむ 

地中では氷が解け始め水が少しずつ動き始める頃 
  1/1519 「雉始雊」 

きじはじめてなく 

雄の雉(キジ)が求愛のための鳴き声をあげ始める頃 
大寒    1/2024 「款冬華」 

ふきのはなさく 

款冬(カントウ)は蕗(フキ)のこと 

蕗の薹(フキノトウ)の蕾が出始める頃 

春いちばんに顔を出すフキノトウは、 

春の兆しを伝えてくれる植物 

  1/2529 「水沢腹堅」 

さわみずこおりつめる 

沢に氷が厚く張りつめる頃 
  1/302/3 「鶏始乳」 

にわとりはじめてとやにつく 

乳すは鳥が卵を産むという意味。 

とやは鳥屋(鳥小屋)のこと。 

ニワトリが卵を抱いて巣に篭るという意味。 

自然の状態では冬の鳥はほとんど卵を産まなくなるため、鳥が再び卵を抱いている姿を見ることは、長い冬の終わりを感じることだったそう 

陽ざしの弱まりから虹は見えなくなり、天地の気が塞がれていく。そんな中でも、山茶花(サザンカ)や水仙(スイセン)といった冬の花は咲き、麦(ムギ)や芹(セリ)や蕗の薹(フキノトウ)といった植物も生え出し、季節は着実と春へと向かっている。地中では水が動き始めるも、表面の沢水は凍てついている。美しい冬の情景がそのまま浮かんでくる言葉がこうやって暦として並んでいると心癒されますよね。

「二十四節気」は古代中国のものがそのまま使われているのに対して、「七十二候」は中国と日本で季節感のズレを考慮し、日本独自に何度もアレンジされているといいます。漢字はそのまま古来のものが充てられているにもかかわらず、日本人の私たちが身近に感じられる読み方に置き換えられていたりとして、より季節を身近に感じられる言葉たちでまとまっています。このような自然の移ろいを感じられる暦や言葉たちがあったことをご存知でしたか?

 

自然界の循環や摂理を感じられる暦という指標

 私は、毎年春先には有機農家さんと共に「野草摘み」のイベントを企画して行っていました。時期になると芽吹き始める野草たち。「そろそろ、いい頃だね。」と農家さんと連絡を取り合い、日程調整をしていく中で、「あぁ、今年もそんな季節が来たんだなぁ。」なんて感じていったりしたものです。他にも、子育てサークルでは、その時期その時期で、お花見に行ったり、ブルーベリー狩りに行ったり、川遊びに行ったり、紅葉狩りに行ったり、また、農家さんの農作業を手伝いに行ったり。というように季節を感じられることを仲間内で楽しんでいました。

私たちのDNAにはこうやって季節を楽しむ心が刻み込まれているのかもしれませんね。現代では工業的に生産されるものも多くなり、本来の自然の流れや時期やリズムというものがよくわからなくなっているものもありますが、「二十四節気」や「七十二候」のような「暦」という指標から思い出させてもらえる季節感。季節の変化を、これら暦の言葉から先取りしていくのも楽しいものかもしれません。

そして、
・表立って見えるものの奥にどんな移ろいがあるのか?
・どんな風に地球や季節は循環しているのか?
を感じていくための指標ともしていけますよね。自然界の循環や摂理を感じられる暦という指標。ふと思い出してみた時にはぜひ、カレンダーに書いてある言葉に目を止め、季節や自然を感じてみる意識をもってみてはいかがでしょうか。 

オガライフライター eco さん のプロフィール


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eco さん

子どものアトピーアレルギーをきっかけに「食」への学びを深める。そこから「自然に習う」が生活の軸となっていき、季節感や風習等を大切にするようになる。食の学びから、→オーガニック、自然育児へも関心が広がっていき、自主保育や子育て支援も経験。また、食育や自然食の提供も経験していく。そして、→サスティナブル、エシカル、循環する社会、パーマカルチャー等へも興味が広がっていき、2022年、栃木県佐野市より長野県下伊那郡に移住。より自然豊かな地にて自給力をあげる暮らしに挑戦中!自分らしく在れる暮らし方を、楽しみながら模索しています♪

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