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もうすぐ新茶の季節!美味しい新茶の淹れ方とカラダへの効果とは?

投稿日:2023年4月10日 更新日:

新茶とは

寒い冬が終わりもう季節は春ですね。春といえば新茶の時期。鹿児島県などの温暖な地域では4月10日頃から摘み始め、静岡や京都では4月下旬ごろ、そして滋賀県や奈良県などでは5月頃と、地域によって異なります。「夏も近づく八十八夜〜♪」と 唱歌“茶摘み”’の歌詞にもある通り、立春から数えて88日目がちょうど新茶の時期なんです。ぜひ皆さまにも美味しい新茶を楽しんでもらいたいので、今回は新茶に含まれる栄養成分や、正しい新茶の淹れ方について紹介していこうと思います。

 

新茶の栄養成分は?

新茶とは、その年に初めて摘み採って作られたお茶です。新茶は爽やかな香りが強いことが特徴であり、2番茶以降よりもアミノ酸を多く含みます。反対に、カテキンやカフェインはあまり含まれていません。そもそもカテキンやカフェイン、そしてアミノ酸とはどのような成分なのか、カラダにどのような効果があるのでしょうか?説明していきましょう。

1 カテキンについて

カテキンとは、お茶の葉に含まれる渋み成分です。カテキンには、抗菌作用や、虫歯予防、そして口臭予防につながります。カテキンの抗菌作用は、食中毒の原因菌であるO-157や胃がんの原因であるピロリ菌の増殖をおさえることができますが、摂り過ぎてしまうと胃痛や嘔吐などの症状をきたす可能性があるため、注意しなければなりません。

2 カフェインについて

カフェインには、眠気を覚ます効果があります。よく朝イチにコーヒーを飲むと目が覚めると聞きませんか?その通り。なぜならカフェインには、眠気の元となるアデノシンという物質を、脳内で作らせない働きがあるからです。しかし、カフェインの摂り過ぎは禁物。新茶にはさほどカテキンやカフェインは含まれていないと冒頭で説明しましたが、しっかり量を守ることが新茶を楽しむ上での条件でもあります。

3 テアニンについて

アミノ酸の一種であるテアニンには、リラックス効果があるといわれています。実際に、テアニンを含んだ飲料を飲んだヒトの脳波を計測すると、α波(リラックスしている状態に発生する波)が上昇していた、という研究結果が出ているのです。

 

美味しい新茶の淹れ方は?

意外と知られていない新茶の正しい淹れ方。せっかく採れた新茶を美味しく飲むためにも、正しい淹れ方で飲みましょう。

新茶の淹れ方は以下の4ステップです。

step1 急須に茶葉を入れる。※このとき、気持ち多めに入れた方が味わいが深くなります。
step2 80℃くらいに設定したお湯を湯のみに移し、湯冷ましした湯を急須に注ぐ。
step3:40秒ほど抽出したら、急須を軽く2〜3回まわす。※回すことで茶葉が開き、しっかりとした味わいになります。
step4:湯飲みに少しずつ注ぎ、最後の1滴までしぼる。

新茶本来の旨みを楽しみたい方は、70〜80℃に設定したお湯を注ぎ、反対に香りと渋みを楽しみたい方は、80℃以上のやや熱めのお湯を注ぐと良いでしょう。

 

新茶を飲んでホッと一息つきましょう

今回は、新茶の栄養成分と正しい新茶の淹れ方について紹介させていただきました。新茶にはリラックス効果に期待ができるアミノ酸が含まれています。飲み過ぎは禁物ですが、新茶を1杯飲むだけでも、あなたの気分はだいぶ変わることでしょう。ぜひ朝イチ、仕事の休憩、ホッと一息つきたいときに、新茶を飲んでみませんか?

オガライフライター なぽまる さん のプロフィール


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なぽまる さん

石川県在住の管理栄養士。特別養護老人ホームや福祉施設、病院など様々な場面で勤務。しかし現場で働くだけでなく、「食の大切さ」をメディアで届けたいと思いライターの道へ進む。「なぜ食事を摂る必要があるのか」「一人暮らしでも簡単に作れるレシピは?」このような疑問を持つ読者のための情報を発信中。

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