花粉症はヨガで改善できるのか?
去年まではこんなことなかったのに…そんな方にも突如として現れるのが「花粉症」。涙腺をめくりたくなるような目の痒み、鼻から息を吸うだけでムズムズして、ダムの結界が壊れたかのようにでてくる、くしゃみと鼻水。その辛さ、わかります(泣)このストレスでしかない花粉症をヨガでどうにかできないか?薬に頼らず、オーガニックになんとかできないか?今回はそんな花粉症でお悩みの方に読んでいただきたい内容をご紹介します。
花粉症と自律神経の関係
そもそも花粉症とは何なのでしょうか。なぜ植物の花粉が私たちにそんな危害を与えることになっているのか。実は植物が悪いのではなくて、戦後の自然整備環境、コンクリート地面の増加、私たちの自律神経の変化など、様々な要因が関わっています。今回は「自律神経」に特化した内容でご紹介しますね。まず私たちの体は、外からウイルスや菌といった外敵が体内に入ってくると、抗体が侵入を察知します。そして抗体が信号を送り、外敵に対処するための物質を放出します。これがアレルギー物質(ヒスタミン等)となって私たちの体に症状となって現れてきます。
この外敵を察知する抗体がやたら過敏になってしまうと花粉症になるとされています。
抗体が過敏になってしまう原因は
- 食生活の乱れ
- ストレスによる自律神経の乱れ
- 免疫力の低下
などです。
そのため、抗体の過敏状態を緩和させるためには
- 良質な食事
- 自律神経を整える
- 免疫力を上げる
以上のことを試すと、花粉症対策に繋がります。ヨガは上記3つのうち②と③にアプローチすることができるので、花粉症に効果があると言えますね!まず自律神経を整えるには、「呼吸」が大事です。自律神経は私たちの内臓の働きを24時間365日、私たちが意識しなくても動いてくれているものです。意識をしたところでコントロールはできません。しかし「呼吸」だけは唯一、自律神経に働きかけることができます。「吸う」呼吸は交感神経を優位にし、「吐く」呼吸は副交感神経を優位にします。「吸う」と「吐く」のバランスを偏りなく整えることで、自律神経を整えることが可能です。
そして免疫力を上げるためにも、自律神経が関わってきます。免疫力が上がるのは副交感神経が優位になっている時です。ずっと交感神経がオンになっていて、何日も寝ていないという人の免疫力が上がるはずはないですよね?しっかりと毎日良質な睡眠をとり、副交感神経を働かせることで、私たちの免疫力はアップします。もしくはヨガの時間にしっかりと心と体の緊張を解いて、副交感神経を優位にさせることでも、免疫力を上げることが可能です。
花粉症対策に効果的なポーズ〜魚のポーズ〜
今回はそんな花粉症対策に効果的なヨガの中でも、鼻のムズムズやつまりに効果的なポーズ「魚のポーズ(マツヤアーサナ)」をご紹介します!「え?このポーズどうなってするの?」と初めてやる方は不安な顔をされる方もいますが、、やれてしまえば非常に呼吸器が通って気持ちのいいポーズです。どこが「魚」なのか?疑問に思う方多いでしょう。一説によると、水上に浮く魚のように、上半身をプクッと浮かせることからついた名前のようです。
それでは効果とやり方をご紹介します!(ポーズ写真は私です♪)
<効果>
- 消化器系の活性化
- 首や肩こりの改善
- 胸を開き呼吸を深める
- 後屈によるストレス解消
- 頭頂刺激による眼精疲労の緩和
<やり方>
①背中の下に、掌を下にして両腕をしまいます。なるべく腕の付け根から全部しまうイメージで、肩甲骨を寄せておきます。
②両足はかかと同士を隣に合わせて、つま先立てた状態で伸ばします。
③吸う息で、肘でマットを押して、リクライニングシートのように、体を頭が持ち上がるくらいまで浮かします。
(何回かリクライニングする練習をして慣らしておくといいですよ!)
④吐く息で、浮いた頭は後ろに垂らして、頭頂にある百会のツボ(つむじの近く)をマットに付けます。
⑤ポーズをキープしたまま、口の力と目の力を緩めて、5~15呼吸ほど呼吸を穏やかに繰り返します。
⑥吸う息で、もう一度肘でマットを押して頭を浮かします。浮いたら顎を引きます。
⑦吐く息で、なるべく背骨を下から1つずつマットに戻してくイメージで、ゆっくり上半身を下ろしていきます。
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日常の悩みをヨガで改善させよう!
いかがでしたか?ヨガはただのエクササイズではなく、自律神経を整えるという意味で様々な効果があります。また、他の運動とは違い、他者と競い合いすることなく、ただひたすらに自分と向き合える。競合やライバル、SNS普及による情報化社会の波で、他者と自分を比較してしまい現自分を見失いやすい環境にあります。そんな今の時代だからこそ、ヨガは現代人が健やかに生きていく上での1つの良いツールなのです!今後も皆様のお悩みにお答えするヨガの記事を書いていきますので、お楽しみに♪