目次
山梨県甲州市塩山で開催の「農民ダイナマイト」
山梨県は甲州市、塩山というエリアで毎年開催されている一風変わった祭りがあるらしい。
その名も「農民ダイナマイト」!!
農民がダイナマイト、、、?!、土一揆、、、?!
その言葉を聞いて最初に思ったのは土一揆だった。
サイトを見てみると、その土っぽいイメージとは少し違ったロゴデザインが目についた。
Hiphopのグラフィティを彷彿とさせるそのデザインと、パワー溢れる人物達の声が聞こえてきそうなアイコン。
それだけで興味を持つのには十分だった。
農民ダイナマイトは年に1度。
ようやく行けた!2018年11月23日勤労感謝の日に開催された農民ダイナマイトをレポートします!
青空バックにヤーマン
行ったことのない場所にいる、ということもありやや緊張していた私。
私の心を開いてくれたのはスタッフの方の「ヤーマン!」の声だった。
エントランス横には授乳室、おむつ替えが出来る小屋がある。
子連れの私にとってはこういったスペースがあるととても助かる。
バーカウンターがあり、横にはこれまたビニールハウスをDJブースにしたナイスな一角。
正面に立てかけられているのは扉、、、?
かごやひょうたんが吊らされ、その自由な発想に期待は高まるばかり。
DJが曲をかけるだけでなく、青空のど自慢もやるらしい。
帰り際にユニコーンの曲を歌っている人がいて、結局自分も盛り上がる始末でした。
目からウロコのマルシェコーナー
野獣コーナーには猟銃の免許の相談コーナー。
鹿や猪がリアルに出る山梨だけど、まさかの猟銃免許とは、、、。
「農道」と呼ばれる長い道沿いにはズラッとマルシェ。
珈琲や焼き菓子などのフード系。
タイラーメンや鶏ソバ、ロックなピザ屋さんとお店はどこも一癖あるお店が多く、見ているだけで楽しい。
地元の小学生たちが自分たちで育てた野菜をリヤカーで売っていたのは最高でした。
パーティーやイベントが一部の限られた人たちのものではなく、それを開催している地元の人たちの盛り上がりになればどんなにいいか!とずっと思ってきました。
ココには既にそれがあった!!
音楽系も充実!
CDやレコードを販売していた山梨市にある「大平」と書いて「BIG FLAT」さんでは何故かサシェを購入。
もも、とプリントされたサシェは他にぶどう、もあって山梨感噴出しまくり!
・BIG FLAT/店長さんBig Benさんのtwitter
GOVOさんのオシャレな似顔絵コーナーも目を引きました。
RICCOという似顔絵マシーンから、似顔絵が出てくるNEWシステム!
・FUWARI WEDDING
五味園芸さんの焼き芋サミットでは紫芋、安納芋、シルクスイートの3種類からお芋の種類を選んでそれを焼いてくれるというサミットを開催。
サミット参加者としてシルクスイートに一票を投じて参りました。
とってもとってもとーっても美味しかった。
甲州弁カフェでは地元のお母さんたちが手作りのこんにゃくと地物のお野菜等を販売してました。
お漬物も美味しそうだったなー。
農民書道コーナーでは、来場された皆さんが一筆入魂!
どれも魂のこもったパワー感じます。
それぞれの書を自由に書くというのが楽しく、私も多少のみだれはご了承。
「桃福」と書いて参りました。
山梨と言えば果物天国。
梨、さくらんぼ、桃に葡萄。
会場に向かう道でも「フルーツライン」という通りがあって葡萄やさくらんぼの木が辺り一面にありました。
そうゆう環境の中、ワイナリーもたくさん存在する山梨ならではの農民BALでは、色々な種類のワインが並び心が軽く小躍りします。
結局運転があるので泣く泣くあきらめましたが、新月の夜に葡萄を採取して作ったというあめとひかりさんの葡萄ジュースをいただき、喉を鳴らしました。
これは見れなかったけれど「野良コン」という出会いの企画があったり。
ふるまいの餅は、実行委員さんたちが無農薬で育てたもち米から。
有難すぎる。そしてめちゃめちゃ美味しい。
いいんですか、お餅だけでなくふるまいという気持ちまでいただいてしまって。
私がこのお祭りに来て1番強く感じていたのは「自由」であってその気持ちよさ。
オシャレなカップル、オーガニックな人たち、Hip Hopのお兄ちゃん、私のような子連れのお母さん、そして地元の子供たちに、お母さんお父さん、お客さんの幅が広く、またそれがとてもピースフル。
かっこつけなくても、あるがままでオッケー。
このミクスチャー加減は他にない!!
農Music 農Life 農Got
このイベントのもう一つの楽しみは音楽。
音楽は目には見えない、、、でも絶大な力がある!!
人の心を震わせ、ほどき、エネルギーをくれる。
また、このお祭りは神事とフューチャリングしているのです。
なんといってもこの会場自体に神部神社があり、神々しい空気にあふれているのだ。
ある意味では太古の昔からの根付いた考え方として。
ある意味では全く新しい捉え方として成り立つこの農民ダイナマイト、、、やはりただのお祭りじゃなかった!
奉納LIVE会場では竹を自分たちで切るところから始めた、というワイルドな手作りステージが社的な雰囲気を醸し出していた。
トップには六芒星。
人参や季節の木の実、ナチュラルなんだけどとてもパワフルさを感じる仕上がりでした。あっぱれ!
その半端ないくらいカッコいいステージでアーティストたちがライブしているのも最高でした。
Monaural mini plug。
タイとラオスのポピュラーミュージックとオレンジ色のユニフォームが印象的なバンド。
一瞬であったかい地方に脳内を飛ばせてくれる音で、一気にHotな雰囲気に。
・Monaural mini plug
奈良大介さん。
沖縄やアフリカの音と共に自身の歌声を響かせるアーティスト。
ジャンベが凄いらしいとチェックしていたので聞きたかったのですがタイミングが合わず、残念!!
・奈良 大介
フリーダムに満ちた日
農民の農は「No」ではなかった。
生きとし生きる者全てに「Yes」をくれるようなそんなパワーに満ち満ちていた。
ありがとう、農民ダイナマイト。
フリーダムが正解だと答えをもらったような気分!
来年が待ちきれないよ!!