こんにちは。
風邪が流行っていますねー。
予防を心がけていたのに、風邪をひいてしまった…。という方いませんか。
私がまさにそうです(笑)
夜早めに就寝する、体を冷やさないようにするなど、出来ることをきちんとした上で、もうひと押し何か積極的にケアをしたい!というときに役立つのがアロマセラピーです。
しかし、アロマセラピーは奥が深く、精油の種類もものすごくたくさんあるので、どれをどう使ったらいいのか分からない…という方もいるでしょう。
今回は、風邪の原因別、風邪の経過に合わせた精油の使い分け方をご紹介します。
目次
風邪の原因はなんだと思いますか?
風邪といえば、なにかの菌が体に入ってきてはじまるので、なんでもかんでも殺菌作用!で「ティーツリー」を握りしめてはいないでしょうか。
「ティーツリー」はたしかに殺菌力がありますが、それだけに偏らず、風邪の原因を一度よく考えてみてから精油を選んでみましょう。
風邪の原因別、おすすめ精油
身体を冷やした
もし体を冷やして風邪をひいたと感じているなら、まずは温めることをしてみましょう。
体を温めてくれる精油は、「ジンジャー」、「ゆず」、「パイン(松)」などです。
足浴で温めるなら「ブラックペッパー」もよいでしょう。
ひとつかみの自然塩に精油を5滴ほど混ぜて入浴剤にします。
湯冷めしにくく、精油の肌への刺激も和らげることができます。
胃腸を疲れさせた
食べ過ぎて消化不良を起こし、風邪をひいたと感じるなら、まずは食べないことです。
栄養をつけて治そうとする人が多いですが、逆に胃腸を疲れさせてしまいます。
「ラベンダー」、「ペパーミント」、「ローズマリー」、「ジンジャー」、「スイートオレンジ」など、胃腸の働きをよくする精油を選び、香りを嗅いだり、植物オイルに混ぜて胃腸のあたりをトリートメントしてもよいです。
睡眠不足だった
睡眠不足は疲労の蓄積につながり、風邪をひきやすくなります。
まずはしっかり眠りましょう。
睡眠をより深くするためにおすすめしたいのは、「ラベンダー」、「ベルガモット」、「スイートオレンジ」、「クロモジ」などです。
ティッシュに1、2滴落とし、寝室に置いておきます。
あまり濃度が濃くなると、逆に睡眠を妨げることがあるので、ごく薄めにほんのり香るくらいを心がけてくださいね。
風邪の経過状態別、おすすめ精油
風邪もかかった直後から、一番つらい時期、治りかけの時期などいろいろです。
ずっと同じ精油を使うのではなく、そのタイミングに合わせて切り替えていきましょう。
風邪のひき始め、空咳が出るころ
先ほど紹介した、原因別の精油を使って適切な対策をした上で、おすすめしたいのはやはり「ティーツリー」です。
免疫力を高め、体が菌と戦う力をパワーアップしてくれます。
応援団という感じですね。
使い方は、ティッシュに垂らして芳香浴もよいですし、植物オイルに混ぜて喉元などに塗るのもおすすめです。
痰が出てくるころ
まだ体が戦闘中で痰がうまく出せないうちは、空咳が出たりします。
そうなってきたら、「ユーカリ」を使ってみましょう。
去痰作用があるので、痰を出しやすくしてくれます。
芳香浴のほか、マスクに垂らしておくのもおすすめです。
(マスクについた精油は肌に触れると刺激になるので肌に当たらないよう気をつけましょう)
痰がなくなってきたころ
喉に絡む痰はだいぶ排出されたあと、長引く咳に悩まされることがありますね。
咳を何度もしているうちに、喉の粘膜や気管支が荒れてしまうので、ちょっとした空気の動きにも敏感になり、咳がでてしまいます。
こういう時期は、つい咳を我慢したりして呼吸が浅くなっているものです。
そして背中や胸の筋肉が凝り固まってしまっています。
おすすめは「ローズマリーシネオール」、「ローズマリーカンファー」。
呼吸を司る筋肉の緊張を和らげてくれます。
呼吸を深くし、肺の奥まで吸い込むようにしましょう。
植物オイルに混ぜて、胸のあたりをトリートメントするのもおすすめです。
アロマも使いどころが大切です。
風邪といっても、原因や経過状態によっていろんな精油の使い分けができるとよりアロマセラピーが有用なものになります。
ぜひお試しくださいね。