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身近にある旬な野草5選!春の野草で身体をデトックスしよう!

投稿日:2019年4月16日 更新日:

冬から春へ身体と心の流れが変わる

寒さで縮こまっていた冬が終わり、春めいてきた今日この頃。
立春を過ぎると共に身体の状態も変わってきます。
人間の身体は冬は溜め込む性質があり、その分毒素も身体の中に溜め込んでしまっています。
気分的にも内側へ向かうinな動きが強いように感じています。

それが春になるとどうでしょう。
なんとなく気持ちも外へ向かいませんか?
出掛けたくなったり、身体や心がスッキリとしてくるようなかんじがしませんか?
それはきっと春がやってきて、身体の機能が目覚め始めたから。
内臓の排出する機能が高まる今が1年の中で最もデトックス出来るタイミングと言えます!

デトックスというキーワードで思い出したのは野草でした。
昨年の春、野草について教えていただき実際に野草を食した後のスッキリとした状態を思い出したのです。

 

身近な野草五選

そこで、身の回りにある春の野草をリサーチしてきました。
野草は時期で植物の状態が変わる為、時期がずれると写真のような状態ではなくなったりします。
春の野草をお見逃しなくチェックください!

 

たんぽぽ

黄色くて柔らかな花を咲かせるたんぽぽ。
春の野に咲く花の代名詞とも言えるのではないでしょうか。
桜と同じく「春がやってきたな」と感じる野草です。
たんぽぽで注目すべきは根です。

根を焙煎した製品、「たんぽぽ珈琲」は香ばしいフレーバーで味も良く、身体を温める陽性の食品でもあります。
利尿成分が含まれ、むくみ体質の方のデトックスに最適。
胃腸を整え、性ホルモンのバランスを整えたり、冷え症の緩和も期待が出来ます。
ノンカフェインの珈琲風味で、母乳の出をよくする働きがあるので授乳中の方におすすめです。
余談ですが一度自分でたんぽぽ珈琲を根から作ってみましたが、絶対に買って飲んだ方が美味しいなという仕上がりでした。

 

つくし

にょきにょきかわいい姿に嬉しくなって、ついつい発見したくなるつくし。
食卓に並んだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
おひたし、佃煮、ナムルとレシピも豊富にあります。
ハカマを取り除いてから調理します。
抗酸化成分を含み、カロテン、ビタミンEが豊富。
ビタミンB1欠乏をおこすというチアミナーゼ、強い薬理作用をもつアルカロイドという成分を含んでいる為つくしの大量摂取は避けましょう。

 

フキ

すじ~の通ったふ~き♪というお弁当の歌にも出てくるほど日本人には馴染みが深いフキ。
煮物やきゃらぶき、炒めても美味しくいただくことができます。
フキには排出を促す成分カリウムが含まれ、高血圧を防いでくれます。
葉酸やカルシウム、鉄なども含み女性に多い貧血の予防にもオススメです。
アクが強いので、手間がかかりますが要アク抜きです。
フキは秋田フキと呼ばれる大きく成長する種類があり、秋田出身の私はフキはみんな大きくなるものとばかり思っていました。

 

ヨモギ

ヨモギ餅に、ヨモギ蒸し、お灸のもぐさもヨモギから作られていたりと食べる以外にも香りや成分を身体に取り入れることが普及している、馴染みが深い野草の一つではないでしょうか。
漢方では、「艾葉/がいよう」という名で知られています。
「緑の血液」と呼ばれるクロロフィルを含み、血行を促進する作用がある為冷え性や代謝の悪い方は積極的に取り入れたいところです。
利尿作用があり、ノンカフェインなので乾燥させたヨモギ(3~5月のものが良いです)を煎じてお茶として飲むことでデトックス効果が期待できます。
市販のお茶パックに乾燥ヨモギを入れてお風呂に入れればヨモギ風呂も楽しめます。
和のハーブならではの落ち着いた香りに心身から癒されそうです。

 

ドクダミ

「十薬」という呼ばれ方をする程、薬効に優れ、江戸時代から民間療法として用いられてきたドクダミ。
湿地に野生し、夏の前には白い花を咲かせる強い香りをもった野草です。
野草というより薬草というべきか、驚くべき効能を持っています。
ドクダミ化粧水は吹き出物などの肌荒れ、シミ、そばかすに。
野草の中でも殺菌作用が非常に強力!
多くの殺菌を抑える為、水虫の治療に用いられることも。
便秘の解消、利尿作用、生活習慣病の予防、血液浄化作用、冷え性への効果など効能が豊富!
普段取り入れるには煎じてお茶が一番簡単だと思いますが、市販品も手に入れやすいのが嬉しいですね。

 

そのままでも食べられる野草3選

乾燥させたり、アクを抜いたりするのが面倒!
ハーブのごとくそのまま食べられる野草セレクション。

 

クレソン

サラダやお肉の付け合わせによく合うクレソン。
自生している物も多く繁殖力も強い為、お皿の上のオシャレなたたずまいと野生のものはイメージが異なるかもしれません。
独特の苦みと辛みがあり、非加熱でも加熱でも栄養の含有があまり変わらない珍しい野草です。
栄養素の種類が豊富な為、植物には珍しいカルシウム、鉄に加えポリフェノールなども含んでいます。
抗酸化作用や毒素排出、整腸作用、生活習慣病の予防としても、是非毎日の食卓に取り入れたい一品です。

 

綺麗な流水のある場所にはこれ以上はやめてー!という程わっさりと生えます。

 

ニラ

餃子に使うアレです。
道端に意外と生えているものを野良ニラと勝手に命名しています。
生でも火を通しても美味しくいただけます。
見た目が一見他の雑草と見分けがつかないので見落としがちなのですが、摘んだ根元の香りを嗅ぐと分かります。
秋頃になると白い花を咲かせるので場所を覚えておくと便利です。
可愛い花だなと思い摘んだら「この花ニラみたいな香りがする?!」と驚きました。

スタミナ野菜のイメージ通り、抗酸化成分や殺菌作用が強く細菌などから身体を守る働きがあります。
Bカロチンを多く含む為、美肌の効果やコレステロールの酸化を防いだりとイメージを裏切らないパワー野草!

 

三つ葉

親子丼にのっているイメージが強い、和食に合う上品な香りのする葉。
名前の通り、葉の先が三つに分かれているので比較的見つけやすい野草です。
そんな三つ葉はミネラルであるカリウムを含むので高血圧の予防、むくみの解消に。
また、Bカロチンが豊富!免疫力を高め、血行を促進。
あの上品な香りには鎮静作用や食欲を増進させる効果が期待できます。
野草として草むらに生えている三つ葉はおそらく根三つ葉と呼ばれる葉が大きく成長するタイプのものです。
あまり大きくなってしまう前に!おひたし、生でも食べられるので和風のサラダで食べたい野草です。

 

春の野草を摘みに野へ行こう!

春になればつくしが顔を出し、良い香りのするよもぎ、可愛い花のたんぽぽが咲くのを心待ちにしていた子供の頃。
道に生えている草たちはキラキラと映っていました。

都会でもよく見るとヨモギやたんぽぽ、つくしなんかは生えていますし、地域、時期によって生える野草は変わってきます。
春の野に野草を摘みに出かけてみませんか?
野草は出来る限り農薬がかかっていない安全な物を用意したいものです。
また、摂取のしすぎにはくれぐれもご注意ください。


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オガライフWriterの落合 瞳さんのプロフィール写真

落合 瞳さん

20代半ばで椎間板ヘルニアを経験。 それまでの無茶苦茶な食生活を改善し、健康に目覚め、「健康High!」をキーワードに心と身体が健康で、楽しくある生活を心がける。 音楽・アート・温泉・には目がない。 食べること、お料理好き。 今後は出店形式のお菓子、お料理提供に挑戦予定。 3年前に都内より静岡県へ移住。 富士山を仰ぎ見ながら、0歳児の赤ちゃん、中学生の息子、整体師の旦那と共に伊豆ライフを満喫中。

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