目次
アウターマッスルとインナーマッスルの違いについて
本やDVDなどで家でトレーニングやヨガの練習をしたり、ジムでレッスンを受けている時に、よく「アウターマッスル」と「インナーマッスル」という言葉を聞くかと思います。インストラクターの先生がさらっと言っていますが、それ何?と思われる方が多いかと思います。私も今はパーソナルトレーナーとインストラクターをしているので気にならなくなりましたが、最初はレッスンを受けている時に「インナーマッスルって何?」と思っていました。そこで今回は、聞いたことがある人も、初めて聞く人にも、あらためてアウターマッスルとインナーマッスルについて説明したいと思います。
アウターマッスルは身体を動かす筋肉
アウターマッスルは身体の表層についている筋肉で、ボディビルダーの方が見せているような感じのところに付く大きな筋肉です。役割は身体を引き締めたり・大きく見せるだけではなく、身体を動かす役割があります。階段を登る時や物を持ち上げる時などに使う筋肉です。アウターマッスルはダンベルやマシンなどを使うトレーニングで鍛えることが可能です。スポーツ選手が足腰を鍛えるトレーニングをすることもアウターマッスルを鍛えることになります。
インナーマッスルは関節や姿勢を正しくするための筋肉
インナーマッスルとは、関節付近についている筋肉のことで、ボディビルダーが見せるような表面的な筋肉よりも奥深くにあります。関節を正しい方向に動かしたり、姿勢を正しく保持する役目があります。膝が痛い・猫背や反腰などは筋肉の堅さもありますが、インナーマッスルが正しい方向に動いていない可能性があります。インナーマッスルを鍛えるには二つ方法があります。それは低負荷・高回数で正しいフォームでトレーニングを行うか、ヨガやピラティスなどの運動を行うことです。
アウターマッスルとインナーマッスルを鍛えるときにはバランスに注意!!
アウターマッスルとインナーマッスルも別の筋肉のように見えても連動しています。例えば、スクワットを行う時、膝と爪先を同じ方向に向けることがポイントになります。内ももに付いているアウターマッスルが強いと内股気味になったり、外ももに付いているアウターマッスルが強いとがに股気味になります。そうなると膝の関節が不安定になり、インナーマッスルもうまく機能せず、膝を痛めてしまう可能性があります。痛めると動きづらくなるだけではなく、最悪手術する必要もあります。ですので、アウターマッスルとインナーマッスルにもバランスが必要になります。
ダイエットの時にお尻を引き締めたいということでひたすらお尻だけ鍛えて、それ以外のもも前や内もも・外ももを鍛えない方がいます。そうなると股関節や膝関節のバランスを崩し、身体を痛めやすくなります。アウターマッスルもインナーマッスルも全体的にバランスをよく鍛えましょう!