おうち時間におすすめ!無心になれる趣味カリグラフィーとは?
一人の時間や長い休暇などを有意義に過ごしたいと思う方、けっこういらっしゃると思います。とは言え、一人の時間に難しい勉強や難易度が高いものは腰が重くなってしまいがち。そんな人にオススメなのが、見た目にも美しいカリグラフィーです。テレビや雑誌の大人の趣味特集などで、大人になってから習字や写経にハマったという人を見かけます。デジタルな時代だからこそ、ペンと紙を持って文字に向き合う時間や、手書きの温かさを味わってみませんか?今回はカリグラフィーの魅力についてご紹介します。
無心になれる趣味カリグラフィーとは?
そもそも、カリグラフィーとはどんなものなのかを紐解いていくと、ギリシャ語の「calli /美しい」と「graphein /書くこと」からきているのだとか。文字を美しく見せるための手法ということになります。カリグラフィーの歴史は古く、なんと古代ローマの時代にまでさかのぼるそう。長い年月の間、時代の移り変わりとともに、さまざまな書体や変化が生まれ、現在の形になっています。言うなれば西洋版書道、それがカリグラフィーなのです。
今や各地でワークショップが開催され、カリグラフィーをたしなむ人が増えています。カリグラフィーに関連する資格もいくつかあり、日本デザインプランナー協会が主催する「カリグラフィーデザイナー」や日本インストラクター技術協会主催の「飾り文字インストラクター」など。カリグラフィーデザイナーは、カリグラフィーの歴史・業界の知識や専門用語などを学ぶことができます。飾り文字インストラクターで学ぶのは、カリグラフィーの様々なフォントの特徴や書き方など。それぞれ資格を取得すると、自宅やカルチャースクールなどで講師として活動することもできるそうです。
カリグラフィーを始めるための準備と使い方
では、早速カリグラフィーをするにあたり、必要なものを見ていきましょう。用意するのは、専用ホルダー・ペン先・インク・バインダー・紙・お手本です。ネットでスターターキットとしても売られているので、検索してみてくださいね。
上の写真で説明すると、ペン先のゴールド部分がホルダー、ホルダーの下にあるシルバーの金属部分がペン先と呼ばれています。ホルダーとペン先は別々になっているので、書くときに差し込んで使います。ペン先やホルダーもさまざまな形があるので、お気に入りのものを見つけましょう。カリグラフィーをするときは、このペン先にインクをつけて書きます。これらが一緒になっているお手軽なペンタイプもあるので、手に取りたいものを選んでください。
インクもさまざまな色があり、中には香りのするものもあったりして、種類が豊富!文字を送る人のことを考えながら選ぶのも、なんだかワクワクしませんか♡インクは、色の濃さや紙の材質に合わせて調節し、濃さや太さの足りないところは重ねて書くこともできます。注意してほしいのは、専用のペン先は鋭いものが多く、テーブルを傷つける可能性があるので、バインダーの上で書くようにしましょう。
一人でみんなで!無心になれるカリグラフィーの魅力と楽しみ方
カリグラフィーは書道と同様、1枚の紙に向き合い、集中して書くことで、ストレス解消にもなります。また、いろいろな見本や書き方があり、アレンジもできるので自由度が高いところも魅力の1つです。ワークショップで実際に教えてもらうこともできますが、オンラインで書き方を学ぶこともできるので、すぐに始められるのもいいですね。初めは書きなれないペンに少し戸惑うかもしれませんが、私が実際に参加したワークショップでは2回目に来られた方がとても上手で、私自身もワークショップ中に上手くできたと思える文字を書くことができました。
最初は紙に書くのをオススメしますが、慣れてきたら紙以外にも挑戦してみるのも楽しいですよ。おすすめは、石の上にゴールドなどキラキラのインクで書くこと。石は紙と違い、表面がツルツルしていて難しいのですが、書いてすぐティッシュなどで拭いて消せば、書き直しが何度もできてしまう利点もあります。他にカリグラフィーを活用できるものは、陶器・ガラス・木製品・布製品などたくさん。また、免状・ウェルカムボード・ロゴなどのシーンに使うと、ワンランク上のおしゃれなものが出来上がります。難易度はあがりますが、紙以外にも書くことができるようになると、幅が広がっていきますね。
新しい趣味カリグラフィー、いかがだったでしょうか?集中して趣味に没頭する時間は、無心になることができ、とても気持ちがいいもの。また、手書きにはその人ならではの味を出すこともでき、想いがより伝わるものです。書きたいときに自由に書くのも楽しいですし、誕生日や記念日に大切な人へ送ると喜ばれると思います。大切な方々に、あなたの手書き文字で想いをプレゼントできるカリグラフィーを試してみてください。