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3歳からできるキッズヨガ
昨今のコロナ禍でお家時間が増えた家庭が多いのではないでしょうか。小さな子どもがいる家庭で外に出られないと本当に一日が長く感じてしまい、親子共々ストレスを感じてしまうこともあります。そこで!家の中でできる子どもの遊びの一つとして、「キッズヨガ」をやってみませんか?
キッズヨガとは、子どもたちが安全に楽しくヨガができるように、そしてヨガの効果を得られるように、呼吸やポーズをアレンジしたものです。欧米では幼稚園や小学校の授業に取り入れられるなど一部の教育として根付きつつあります。基本は、成人向けのヨガと同様で、呼吸法とアーサナ(ポーズ)が中心ですが、キッズと一口に言っても年齢や発達段階によって、できる事・できない事、した方が良いこと・しない方がいいことがあります。ここでは初めてふれるヨガとして「3歳編」のポーズをいくつかご紹介していきます。
親子で一緒にヨガ♪~動物になろう~
子どもは真似をするのが大好き!大人のしていることやダンスや体操など、なんでもどんどん吸収していきます。キッズヨガでは動物の動きの真似をすることで、
・全身運動
・自律神経を整える
・首や肩、腹筋背筋、手指の筋肉
・体幹の強化
・協応動作(機器可否能力)を育てます。
・ネコのあくび
①手と膝をついて四つん這いになります。
②背中をそらせて、手のひらを一歩ずつ前に出していこう
③アゴが床につけられそうならつけてみよう
お尻を突き上げて背中を反らせることで背骨を刺激、体の成長を促進します!
・くまさん歩き
①マットの上に手と足を伸ばして四つん這いになります。
②くまさんみたいに、のっしのっし、お母さん熊になって歩くよー!
③部屋の中をぐるぐる回ってみよう♪
※手のひらの力を使って床を押す
④膝をついて四つん這い、今度は子どものくまさんになるよー!
四つん這いで歩くことは腹筋背筋を使い、そして手のひらの感覚を高めます。
・カニさん歩き
①両膝を曲げてしゃがみます。(お尻は浮かせてね!)
②両手はピース!そのまま右に移動したり左に移動したり♪
この両膝を曲げておしりを浮かせてしゃがむというポーズは、足首の柔軟性にとても重要!横歩きをすることで脚力アップにも!
今日からできるキッズヨガ!グーパーで緊張と緩和の練習!
グーパーのポーズは、手と指先の運動になり首や肩の筋肉をうまく使えるようになります。グーで「緊張」、パーで「緩和」と自分で意識して行うことで、力の入れ方・抜き方・リラックスを覚えます。血流促進にも繋がり自律神経も整えてくれるので、日常の遊びの中でぜひ取り入れてみて下さい。
・安座でグーパー
①安座になります(3歳児はまだ安座が難しいのでできなくて大丈夫です!)
②両手をまっすぐ前に出します
③両手で握りこぶしを作ってグーッと握ってぱっとはなす
④グーッパ!を何度か繰り返す
・グーパー(立位)
①身体を真ん中に寄せてグーッと小さく丸まります。手をグーッと握って!
②ジャンプして大きく大の字に立ち上がる。手はパーに!
③グーッパ!を何度か繰り返す
パーと声を出して息を吐きましょう♪
ここまでいくつかポーズをご紹介しましが、どのポーズも大人の方が疲れます!(笑)
どれも単純な動きなのですが、日常生活で使えていない部分を動かすので親子でいい運動になりますよ♪
親子でヨガのポイント!大人が先にふざけよう!
3歳からできるキッズヨガですが、3歳児にはまだ集中力はなかなか無いのが現実です。「今からキッズヨガをしよう」とウェアに着替えてヨガマットをひいてとかしこまって始めるのではなく、先に大人が完成形のポーズを見せて「これできるー?一緒にやってみよう!」と唐突に始めてみましょう!(滑りやすい床や動きづらい服装、周囲におもちゃが散らばっているなどは危険なのでNG)
「ポーズを正しくとってもらう」「あのポーズもこのポーズもやらなきゃ」ということではなく、とにかく”ママ、パパが楽しむこと”。カエルさんジャンプをしながらケロケロ言ってみたり、ネコのあくびをしながらニャーと言ってみたり、楽しそうに教えている姿・楽しそうにヨガをする姿それこそが子どもたちにとってとてもいい刺激になるのです。子どもたちはヨガという遊びの中で自然に体と心の繋がり(ユジュ)やリラックスを覚えます。次回もまた親子でできるキッズヨガについてご紹介しますね!