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イライラの上手な対策は?全国のお母さんに知ってほしいアンガーコントロールとは?~前編~

投稿日:2021年3月23日 更新日:

アンガーコントロールって何?

結婚をして、子どもが産まれて、家族が2人から3人、3人から4人と増えていく。とても幸せで私の生活は充実している…と毎日100%感じられるお母さんは何人いるでしょうか。幸せなはずなのにイライラしてしまう、つい大声で感情的に怒ってしまった、子どもの事を叩いた・無視してしまった、など。お母さんなら一度は経験があるのではないでしょうか。私はあります。子どもが成長するにあたり日々大声で怒る事が増えていきました。そんな中、私はアンガーコントロールと出会う事で考え方が変わり、気持ちがとても軽くなりました。一人でも多くのお母さんにアンガーコントロールを知ってもらい、日々の子どもとの暮らしが少しでも楽になるお手伝いができればと思います。

まず!「アンガーコントロール」とは、「怒りを予防した上で制御していく技術。仕事やプライベートでのコミュニケーションを円滑に進めるスキル」になります。出来事に対する自分の姿勢が感情を生むので、過去を引きずる事は逆効果。未来志向が重要で、「自分はこうありたい!」と理想の未来を描き、思考と行動パターンを変えていきましょう♪

 

アンガーコントロールを学ぶ前に!怒りの本質を知ろう!

 

実は「怒」という感情は、7つに分類することができます。

・憤怒(RAGE)━コントロールできないほどの1番強い怒りのレベル
・攻撃性(AGGRESSION)━自分の目的を達成する為、もしくは不満や障害を排除する為の振る舞い
・敵意(HOSTILITY)━個人や団体を敵とみなし、怒りを向ける
・憤り(RESENTMENT)━秘めた怒りで、傷つけられたという考えに基づく
・憎しみ(HATED)━怒りが凝り固まった状態で強い嫌悪感に基づく
・怒りの回避(ANGER AVOIDANCE)━自分が怒りを抑えつけたり、無視したりすること
・慢性的な怒り(CHONIC ANGER)━怒りの経験をずっと内側に秘め、あえて長引かせるパターン

なんだか小難しく聞こえますが、人間10年20年30年40年~生きていたら誰しもがこの7つのような「怒」の感情を抱いた事はあると思います。嫌なんですけどね。それが人生ですね。わざわざ怒りたい人はいないと思いますが、「怒り」という感情は自然なもので必要なものでもあります。なぜなら「怒り」があるからこそ「自分」を守れるのです。

 

怒りを感じた時のあなたはどうなっている?

「感情」には「一次感情」と「二次感情」の2パターンあります。一次感情とは、出来事に対して最初に起こる感情のこと。二次感情とは、相手に対して具体的な言葉や行動となって現れるので簡単に気づくことができる感情のことをいいます。

例えば、『お弁当も作ったし準備ばっちり!さぁ出かけよう!とすると、2歳の息子がいきなり不機嫌になり行きたくないとだだをこねだした。行くって言ったから準備したんでしょうが!と私が怒ったら更に泣き出してカオスな状態に。』という出来事があったとします。まず不機嫌になった息子の感情を覗いてみましょう。「行きたくないとだだをこねだした。」これが二次感情にあたります。

では一次感情はなんなのでしょう?まだ遊びの途中なのに!テレビを見ていたのに!今ちょうど新しい遊びを見つけたとこなのに!なのか。この靴は嫌だ!この服は嫌だ!なのか。子どものだだこねは、あーでもない、こーでもないでキリがないのですが、子どもにだって気持ちはあります。その最初のきっかけの一次感情を理解しようとしてあげることが大事です。

そして、お母さんの一次感情も大事。「行くって言ったから準備したんでしょ!」と言葉にして怒っているのが二次感情。忙しい家事の合間に息子の相手をしながらお弁当を作り出かける準備をしたのに…勘弁してよ…と、行かないと言われて「辛い」という一次感情があり、そこから息子にぶつける怒りに変換されています。一次感情に気づき自分の心をまず理解し認めてあげましょう。そして、息子の一次感情を探り、理解し認めてあげましょう。「お母さんも○○くんの為に準備一生懸命頑張ったから行かないって言われたら辛いよ?」と言葉で伝えます。一次感情を言葉にして伝える事で少し相手との距離が縮まることもあるかもしれませんね♪

 

なぜアンガーコントロールは大切なのか?怒りがココロと体に及ぼす影響とは?

人は怒りを感じた時に、コルチゾール(免疫システムを弱める)・アドレナリン(血圧上昇・呼吸を早める)・ノルアドレナリン(極限状態において闘争や逃走反応を作動させる)という物質が分泌されます。それらは体に動脈硬化などの悪影響を及ぼすだけではありません。ココロがネガティブになり「怒りが怒りを呼び、溜め込み爆発→相手を「憎む」」ようになります。私ってこんなに怒りっぽかったっけ?と、ふと悲しくなり無力感や絶望感に襲われることなどはありませんか?

怒りはココロも身体も蝕んでいくのです…。しかし「怒り」という感情は自分を守る為のものでもある大切な感情です。「怒り」を正しく理解しコントロールしていきましょう。次回の後編では、「子育てと怒り」や「ラギングスキル」についてお話させて頂きます♪

オガライフライターSayaka さんのプロフィール


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Sayaka さん

初めまして!Sayakaです!アパレルで働いている時にお客としてヨガスタジオに通いだしたのがきっかけで、ヨガインストラクターになりました。出産・育児を機に、ベビー・キッズ・マタニティヨガ・アンガーコントロールの資格を取得。現在は専業主婦をしながら、子どもたちと日々過ごしております。学んだ知識や経験をここでご紹介していけたらと思いますので、よろしくお願いいたします!

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