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ダイエットをしてる時って、ついこまめに体重計に乗ってしまいませんか?
でもそんな中、なぜか体重が増えたまま減らない時期が…、あれ?もしかして太った?と、思うその心配ちょっと待った!
なぜなら実は体重が減らない理由には、生理の周期が関係している可能性があるからなんです。
女性が生理前に体重が増える理由について
女性の体は生理によってコントロールされていると言っても言い過ぎではありません。生理痛もほとんどない人から寝込むほど重い人、痛み止めの薬を飲めば我慢できる人、中には重かったり軽かったりで毎回違うなんて方も…。そして手ごわい月経前症候群(PMS)についても、気持ちの波が普段と特に変わらない人から人格が激変してしまう人まで、これも様々です。
ですが、そのいずれも女性ホルモンの働きによるものであって本人たちの責任ではありません。そんなデリケートな女性の月経周期、実はダイエットにも大きな影響を与えているのです。女性の体は生理前になると黄体ホルモンの影響で水分や脂肪分など、あらゆる物質を溜めこみやすくなります。これは生理時の出血などで貧血にならないようにするための生体反応なのです。だからこの時期に体重が増えるのはある程度仕方のないことです。
個人差はありますが、平均して3キロほどまでであれば神経質にならず、様子を見てもいいでしょう。ちなみに標準体型の私でもやはり3㎏ほど増え、服のサイズもワンサイズ大きくなります。気に入った洋服があれば、2種類のサイズを買っておくと便利ですよ。
多くの女性が悩んでいる、月経前症候群(PMS)のストレス
月経前症候群(PMS)にも個人差はもちろんありますが、多くの女性がその症状に悩んでいます。症状がある時とない時では、同じ人間なのに別人のように変化してしまいます。挙句、そのまま仕事や恋愛に影響が出るくらい激しい人も…。理由もなくイライラする、疲れやすい、集中力が切れる、ストレスが溜まりやすいなど、これもホルモンバランスのせいであって、やはり本人には何の責任もありません。
そしてそんなときに限って、甘いものやアルコールが恋しくなるもの。人間の脳には甘いものやアルコールは、快楽物質ドーパミンを分泌させることが本能的にインプットされています。ストレスなどでノルアドレナリンなどの興奮ホルモンが高まり始めると、ドーパミンで中和しようと働くことがあるんですね。
つまりこの時期は何をやっても体重が落ちません!そんな時は我慢しないで、いっそのことダイエットお休みのお告げだと思って開き直る。食べ過ぎない程度に食べてしまったほうがいい場合もあるかもしれません。1つだけ注意したいことが、少量で満足できれば問題はありませんが、甘いものやアルコール類は、むくみを引き起こしやすいので注意しましょう。
飲みすぎた次の日って、顔がむくんでしまいますからね。スイーツ好きな方なら洋菓子より和菓子やフルーツ、アルコール党の方は品質のよい日本酒が比較的カロリーが低いです。
それでもやっぱり体重が増えてしまった場合には注意してほしいこと
食べ過ぎなどの心当たりがないのに増加の差が大きく、体重が戻らないなどの場合は少し注意したほうがいいかもしれません。
子宮筋腫などの疾患が疑われることもあるからです。筋腫は年々大きくなっていく傾向があり、人によってはキャベツくらいの大きさになるほど。そうなるとまるで妊婦さんのように大きなお腹になり、もちろん手術が必要なレベルです。子宮筋腫は4人に1人くらいの割合でいると見積もられていますので、女性であれば誰もがかかる確率があるのです。
出産の有無に関係なく、生理のある女性ならば婦人科の定期健診はぜひ受けましょう。最近は女性の医者も増えていますので、以前よりだいぶ手軽に行くことができます。
なかなか男性には分からない、女性特有の悩み
心と体だけでなく、まさかダイエットにも影響を与えていたとはちょっとびっくりですね。でも自分の体や生理を知ることは、もはや自分をコントロールすると言ってもいいほど。自分の体に合わせた無理のないダイエットこそ、継続できて成功しやすいと思いますよ!