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今年の冬の深刻な野菜高騰、どうやって乗り切る?
みなさん、Aloha!
今年は年明けから野菜が高騰していますね。
「毎日しっかり野菜を摂りたいけど高すぎる!」という声をあちこちで耳にします。
特に冬が旬であるはずのキャベツや白菜など、葉物野菜が高騰しています。
これは昨年の台風や、最強寒波と言われるこの冬の冷え込みの影響なのだそう。
人間は自然には抗えませんから、工夫して乗り切りたいところです。
そんなときにお勧めなのが、「干し野菜」です。
特売のときにまとめ買いした野菜や、使いきれずに少し残ってしまった野菜などを干し野菜にすれば、
嵩(かさ)が小さくなって保存性も増すのでお勧めです!
干し野菜のメリットは?
干し野菜ですぐ思い浮かぶのは、「切り干し大根」「干ししいたけ」「干し芋」などですね。
これらはスーパーマーケットなどでも簡単に手に入りますし、常備しているご家庭も多いと思います。
私は、先日無農薬のミニトマトをたくさん入手したので、ドライトマトを作りました。
私の住む東京の冬は晴れて乾燥した日が続きます。
また気温も低いため、干し野菜を作るにはもってこいです。
保存性以外にも、干し野菜にはメリットがたくさんあります。
1 ビタミンやミネラルが増える
水分が抜けてビタミンやミネラル、食物繊維が増えます。
特に切り干し大根は、生に比べてカルシウム量が格段に増えます!
2 ビタミンDが増える
カルシウムの吸収に欠かせないビタミンD。
紫外線に当たることによって体内でも生成できますが、最近の美白ブームで不足している人が多くなっているのだとか。
きのこ類を天日干しにすると、ビタミンDが増えるので、効率良く摂取できます。
3 酵素の働きで旨みが増す
天日に干すことによって活性化する酵素の働きで、でんぷんが糖に変化して旨みが増します。
また、グルタミン酸なども増えますので、スープの具にそのまま使えば出汁も出て一石二鳥です。
4 生姜はショウガオールが増える
冷えを改善するショウガオールは、生姜を乾燥させるとできる成分です。
等々、たくさんのメリットがあります。
簡単にできる干し野菜の作り方
冬野菜の定番の大根や人参は、7~8mm角の拍子木切りに、牛蒡(ゴボウ)は太目の千切りに、レンコンは輪切りにして、
ざるなどに広げて干します。
水分の多い大根などは干すと嵩(かさ)が10分の1くらいになりますので、乾いたときにざるの目からこぼれるのを防ぐために、
ある程度大きめに切りましょう。
干し芋は、サツマイモを蒸して、熱いうちに皮を剥き、厚さ1cm程度の斜め切りにして干します。
ホームセンターで干し網が7~800円程度で購入できますので、それを利用するのもお勧めです。
寒い時期の干し大根は、真っ白に仕上がります。
干し芋をしっとり仕上げたい場合は、干すのは3日間程度で。
それ以上干すと固く仕上がります。
干し野菜で賢く野菜を摂ろう!
野菜を干すのは冬場の乾燥した時期や、梅雨明けの晴天が続く時期がお勧めです。
ほとんどの野菜で干し野菜ができますので、多く出回る時期に作っておけば、野菜の高騰期でも上手に野菜を摂取することができますね。
セミドライに仕上げたものは冷蔵庫での保存がお勧めです。
春先までは、野菜の高騰が続く見込みだそうですので、余った野菜も無駄にせずに、賢く日々の生活に取り入れたいですね!