幼児食インストラクターが、幼児期のおやつの重要さについてご紹介します!

子どもの食育・食事・教育について

幼児食の子供に大切な、おやつの基本について

投稿日:2018年3月1日 更新日:

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幼児期のおやつ、実は栄養(幼児食)を補うための捕食だった?!

 

おやつタイム、皆さん大好きな時間ですよね(笑)

幼児期の子供たちにとっておやつは大事な役割を果たしてくれます。

成長が盛んな幼児期には体重1㎏に換算すると成人の約2倍の栄養素が必要となります。

しかし胃腸の容量はまだ小さいので3度の幼児食だけでは十分な栄養素を補うことができないため、

おやつを幼児食の一部として考えることになります。

 

目安ですが1~2歳では1日のエネルギーの10~15%(約90~142kcal)

3歳以上では15%(約187~195kcal)で通常の幼児食で不足しがちな乳製品や果物を積極的に摂取するようにします。

幼児期に注意することは、おやつを食べることで幼児食が食べられなくなることです。

そうならないように食べる時間や回数を決め(1~2回)、通常の幼児食に影響のでないよう心掛けてください。

といっても、外出をしていたり実家に帰省していたりするとついついおやつの回数は増えてしまうこともありますよね。

私がまさにそうです(笑)

完璧になんてできなくて大丈夫です。

普段のできるときに少しでも気を付けてあげられるよう、頭の片隅に覚えておいてもらえればと思います。

 

 

ダラダラ食べるとむし歯の原因に?食べる時間や量を決めましょう!

 

 

先ほど幼児食への配慮で時間と回数を決めましょうと書きましたが、そのためだけではありません。

幼児期は、乳歯の健康のためにもおやつをダラダラ食べさせることは避けてください。

私も今まで全く知りませんでしたが、むし歯ができるのは口の中の糖をむし歯菌が分解して酸を作り、

その酸が歯の表面を溶かすからです。

この溶けた歯の表面を修復(再石灰化)してくれるのが唾液です。

おやつをダラダラ食べているといつでも口の中に糖がある状態になり、唾液がむし歯を修復してくれる時間が取れないのです。

 

おやつと幼児食の間は大体2時間ほどあけるのが好ましく、夕食後のおやつはできるだけ食べさせないようにします。

夕食の時間がかなり早めで、そのあとおやつタイムを設けている人は少し夕食の時間を後にしてみるか、

夕食後のおやつの内容をおにぎりやサツマイモなどに変えてみたりしてください。

またジュースが好きなお子様も多いかと思いますが、糖分が多いため食欲が減退してしまうことがあります。

幼児食の時は基本的に水かお茶にします。

どうしても飲みたい場合はおやつの時間に与えてあげましょう。

量は幼児用ジュースで1日100mlくらいが目安です。

 

 

大人と同じで子供にとってもおやつタイムは心の安らぎです

 

 

幼児食のおやつは捕食の役割になりますが、心の安らぎになることも忘れてはいけません。

おやつタイムは幼児食とは違う食品、盛り付け、色彩、香りなどで食べることの楽しさを味わうことのできる大切な時間です。

お子様が幼児食の時間が苦手という方はこのおやつタイムを使って食べることへの興味をもたせてあげるのもいいでしょう。

子供と一緒におやつ作りをするのもオススメです。

また親子や兄弟、おじいちゃんおばあちゃん、友達と一緒におやつを楽しく食べることが社会性の発達にもつながります。

 

大人にとっておやつは嗜好品になりますが、このように幼児期の子供達にとっては重要な役割を果たしているのです。

また子供と一緒につくれる簡単なおやつや子どもに食べさせてあげたい優しいおやつの作り方もいくつかご紹介できたらと思います。

 

Thank you for reading!

Ayumi

 


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オガライフWriterのayumiさんのプロフィール写真

ayumiさん

学生の頃訪れたアメリカでオーガニック製品を知り、興味を持つようになる。 オーガニックの魅力に惹かれ、自身の生活にもコスメや食品を中心に取り入れる。 産後、食育アドバイザー、幼児食インストラクターの資格を取得し、身体に優しいお菓子やお料理を勉強中。 ”Health comes first!” 幸せに暮らせるのも健康があってこそ! 大事な家族、そして自分自身の身体の為に少しでもお役立ちできる情報を発信していきたいです。 食育アドバイザー / 幼児食インストラクター

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