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ヨガを健康学とするならアーユルヴェーダは医学
インドでは約5000年前から伝えられる伝統医療のアーユルヴェーダ。
バランスが取れた生活を送るため、食事・睡眠・ライフスタイルなどに重きを置き、より実践的な健康法として受け継がれてきました。ヨガもアーユルヴェーダも不必要なものを「そぎ落として」から必要なものは「足す」スタンス。それはニュートラルな自分に戻るということ。だけど「ニュートラル」や「本来の自分」って…?ここでは難しく考えずに自分の「心地よさ」にフォーカスして、のんびりアーユルヴェーダを楽しんでいきたいと思います。
アーユルヴェーダの基本的な考え!人の体質は3つに分けられる!
アーユルヴェーダの基本的な考えとして、万物は自然エネルギーの五大元素、「空、風、火、水、地」からなるとされています。つまり私たちの身体もこの五大元素の組み合わせでできているのです。私たちの身体を構成する基本組織(五大元素の組み合わせ)をドーシャと呼びますが、ドーシャは「ヴァータ(空、風)、ピッタ(火、水)、カパ(水、地)」の3種類に分けられます。
この3つのドーシャバランスが整っていれば健康であり、自分が今どういう傾向が強いのか把握することが大事になってきます。サンスクリット語で「トリ」は「3つ」という意味があり、この理論をトリドーシャ(3つのドーシャ)理論といいます。では早速体質診断してみましょう!
簡単!アーユルヴェーダの体質診断
身体構造、体の特徴、整理機能、心理的特徴の4つにカテゴリーを分けてみました。あまり深く考えずに近いものにどんどんチェックしてみてください!
ヴァータ(空、風)
≪身体構造≫
□背は細く高いか低い
□体重は軽く増えにくい
□筋肉は細く腱が目立つ
≪体の特徴≫
□肌は乾燥気味
□髪の毛は細く縮れ毛か巻き毛
□目、鼻は小さく唇は薄い
≪整理機能≫
□あまり汗をかかない
□冷え性
□眠りは浅い
≪心理的特徴≫
□落ち着きがなくじっとしているのが苦手
□心配性
□実行より思考、考えすぎる
ピッタ(火、水)
≪身体構造≫
□中肉中背バランスがいい
□体重は重く減りにくい
□筋肉がつきやすく柔軟
≪体の特徴≫
□肌はキメ細かく光沢がある
□髪は細く柔らかい
□目、鼻、口は中位ぐらいの大きさ
≪整理機能≫
□一時的に大量の汗をかく
□暑さは苦手
□熟睡が短い
≪心理的特徴≫
□完璧主義
□リーダー気質
□論理的、計画実行型
カパ(水、地)
≪身体構造≫
□体格は大きくがっちりしているほう
□脂肪が付きやすく太りやすい
□比較的筋肉がある
≪体の特徴≫
□肌は皮膚が厚くオイリーでしっとりしている
□髪の毛は多く艶がある
□目、鼻、口は大きめ
≪整理機能≫
□日常的に汗をかく
□寒さが苦手
□ぐっすり眠る
≪心理的特徴≫
□落ち着いている
□保守的、物事に執着することが多い
□穏やかでまとめ役
みんな3つのドーシャを持っている
一番チェックが多いドーシャが今のあなたのドーシャです。自分がどのドーシャかわかりましたか?みんな3つのドーシャを持って生まれるので、このチェック数がバランスよく配分されればドーシャバランスが整っているということですね!
ちなみに私はヴァータとピッタがほぼ同じ割合、カパが少なめです。この割合は季節や心身の変化によって変わります。時間を空けて診断してみても面白いですね。自分のドーシャを理解したところで、次回それぞれの体質に合った過ごし方をご紹介したいと思います。