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気分はお正月!アメリカのサンクスギビング(感謝祭)・レポート

投稿日:2018年12月12日 更新日:

先月末サンクスギビングホリデー(感謝祭)が終わったアメリカでは、街からパンプキンが一掃され、煌びやかなクリスマス一色、ホリデームードにわいています!
アメリカでは毎年11月の第4木曜日はサンクスギビング(感謝祭)の祝日

そもそも何を祝う日?
どうやって過ごしたらいいの?

アメリカに来たばかりの頃は馴染みのない秋の連休をただぼんやりと過ごしていましたが、今では大好きなホリデーに!
そこで今回は、最近ようやく楽しみ方がわかってきたアメリカのサンクスギビングホリデー(感謝祭)についてレポートします!

 

サンクスギビング(感謝祭)は日々の食事や生活に感謝する日

日本では馴染みのなかったこの祝日、それもそのはずでアメリカの歴史と深く関わりがある伝統行事の一つなのです。そしてその由来はちょっといい話だったりします。

1620年、イギリスからやってきた清教徒たちがアメリカ大陸に入植したこの年の冬は特に寒さが厳しく、たくさんの人が生き延びられずに死んでしまったそうです。
そんな彼らを救ったのが先住民のネイティブアメリカンでした。

ネイティブアメリカンに作物の育て方を教えてもらった清教徒たちは、翌年は無事に冬を越せるだけの十分な食糧を得ることが出来ました。
清教徒らは初の収穫物に感謝を捧げ、智恵を授けてくれたネイティブアメリカンを食事会に招き、七面鳥やパンプキン、トウモロコシなどを振る舞ったのがサンクスギビング(感謝祭)の始まりだと言われています。

入植者と先住民の間には争いだけでなく、こんな心温まるエピソードがあったなんて、少し意外な感じもしませんか?

今でも、サンクスギビング(感謝祭)は宗教に関係なくアメリカにいる誰もが楽しめるホリデーですが、異なるバックグラウンドの人々が心を通わせるのには、やはり食事がいちばん、ということでしょうか!

みんなで仲良くご馳走を囲み、日々の食事や生活に感謝を捧げる・・・・

サンクスギビング(感謝祭)はそんな想いが込められた素敵な祝日なのです。

今年は、直前に発生した北カリフォルニアの山火事「キャンプ・ファイヤ」の影響で300キロ以上離れたこの辺りも連日濃いスモークに覆われ学校も休校になるほどでした。

そんな中、ちょうどサンクスギビング(感謝祭)の数日前から降り始めた雨はまさに天からの恵み。
多くの人が雨季の始まりを喜び、この恵みの雨に感謝しながら連休を過ごしました。

住む家があること、家族がいること、空が青く澄んでいて、普通に呼吸が出来ること、子供を安心して外で遊ばせられること・・・・
これまで当たり前に思っていた全てのことに感謝しながら迎えた今年のサンクスギビング(感謝祭)は忘れられないものとなりました。

 

まるでおせち!伝統的なサンクスギビング(感謝祭)のメニュー

さて、サンクスギビング(感謝祭)のご馳走ってどんな感じ?何がテーブルに並ぶのか気になりますよね!

まずは定番のターキー(七面鳥)の丸焼き!

ターキーのお腹の中に詰めるのは、角切りのパンやドライフルーツ、香味野菜、スパイスなどを調理したスタッフィングと呼ばれるもの。
ターキーの肉汁で作るグレービーソース、それにこの時期出回るクラベリーで作る甘酸っぱいソースが淡白なターキーにはよく合います。
サイドにはバターと生クリームがたっぷりのクリーミーなマッシュポテトと、トウモロコシの粉で作られた素朴なコーンブレッド
デザートは王道のパンプキンパイ・・・・

と、こんな感じがオーソドックスです。

ターキーとチキン、どちらが美味しかと言えばきっとチキンの方が美味しいのかもしれませんが、日本人がお雑煮やおせち料理を食べないとお正月気分が盛り上がらないのと似ていて、ターキーを食べなければサンクスギビング(感謝祭)な気がしない!というアメリカ人も多いのかもしれません。

パンプキンパイの代わりにアップルパイだったり、スタッフィングはあったりなかったり、サイドメニューも様々なバリエーションがあったり、地方や家庭によって特色があったりするのも日本のお正月料理と似ていますね!

サンクスギビング(感謝祭)はクリスマス同様に多くのアメリカ人が実家に帰ったり、旅行に出かけたりして、家族と一緒に過ごす休暇なわけですが、我々のようにそもそも帰省する場所がない・・・
という人たちなどは友達同士で集まって食事する“フレンズギビング”をしたりもします。

我が家も今年はフレンズギビング、友人とワイン片手にダラダラ呑みながらいい気分で料理しました。
ターキーは大きくて食べきれないし、ジューシーなチキンの方がやっぱり食べやすいので、小ぶりのオーガニックチキンを買ってきて(といっても2kg以上!)塩麹でマリネしたものをローストしました!

 

サンクスギビング(感謝祭)後のお楽しみイベント!

お腹いっぱい食べた翌日は、「ブラックフライデー」でショッピングを楽しむのがサンクスギビングホリデー(感謝祭)の王道!
この日を境に街は一気にクリスマスのモードに早変わりします。

サンクスギビング(感謝祭)翌日の金曜日は、国中の小売店がクリスマス商戦に向けて大規模な割引セールをすることから、アメリカ人が年間で一番買い物をする日だそうです!
そんなわけでお店は黒字を見込めることから“ブラック”フライデー!

福袋があったり、朝早くからお店の前に長蛇の列が出来たりと、これまたお正月商戦のような感じでしょう?!
クリスマスギフトに限らず、大物家電や家具を買うにもこの日が狙い目で「今年はブラックフライデーで何買う?」とサンクスギビング(感謝祭)のディナーの席でワイワイ盛り上がるのもお決まりの会話です!

とはいえ、昨今、ブラックフライデーでなくとも、年間通じて安くネットで買い物できてしまうので、わざわざ混雑するお店に出掛けてまで買い物したくないという人も増えているよう。
私もこれまでは家にこもってネットショッピング派でしたが、今年は友人とスタンフォード大学の近くにあるスタンフォードショッピングセンターへ出かけてみました。

 

大好きな「Anthropologie(アンソロポロジー)」で、全品30%OFF!という誘い文句につられてジャケットやセーター、食器や雑貨などこんなに買い込んでしまいました!

 

いつもは10時開店のこのアンソロポロジーも、ブラックフライデーは8時オープン!エンドレスに続くショッピング・・・(汗)

 

アンソロポロジーに併設されている「Terrain Café」はいつ行っても気持ちの良い開放感とグリーンに癒されるとっても素敵なレストラン!こちらもサンクスギビング(感謝祭)翌日は家族や友人グループで大にぎわいです!

 

ガーデニングデコレーションを専門に扱うアンソロポロジーの系列店「Terrain」のカフェだけあって、素焼きの陶器のプラント鉢に入ったこんな可愛いパンを出してくれるんですよ!

 

ブラックフライデーの翌日土曜も、またまた友人家族らと一緒に料理したり食べたり飲んだり、まだまだ宴会気分は続きます。これもお正月と似ていますね!

 

休みが明けると月曜日は「サイバーマンデー」と言われるネットショップのバーゲンの日です。
その昔、接続の遅い自宅のPCで買い物するより、休み明け出勤してネットワーク環境の良い会社のパソコンで買い物する人が多かったから。
というのが事の始まりのようですが、自宅PCどころかスマホでどこからでもサクッと買い物できる今となっては、サイバーマンデーもそのうち消えてなくなってしまうかもしれません・・・・

さらに翌日火曜日は「ギビングチューズデー」といって、様々な慈善団体が寄付を呼びかけたり、チャリティーイベントなどが開催されたりして、クリスマスに向けて日用品やギフトなどの物資を集めるチャリティー活動が本格化します。

 

アメリカのサンクスギビングホリデー(感謝祭)はいかがでしたか?

こんなアメリカの優しさが詰まったサンクスギビングホリデー(感謝祭)
食べたり飲んだり、買い物三昧でダラダラして・・・と、まさに気分はお正月なわけですが、ただ楽しいだけでなく文字通り「感謝のお祭り」
こんなお祭りが1年に1度くらいあってもいいですよね!

 


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Mika Teraoさん

Mika Teraoさん

シンガポール、東京で人材関連などの仕事を経て、2014年夫が仕事の拠点をニューヨークに移したのを機にアメリカ生活を始める。 2年前にサンフランシスコ郊外のベイエリアに移ってからは、体にも人にも優しいオーガニック食材の魅力にのめり込み、作ること、食べることが最大の楽しみに。 目下のところ、野菜や果物、ナッツ、チーズ、肉など地元産の新鮮な食材を使って作る、簡単で美味しいカリフォルニアの料理を研究する毎日。 日々の生活では、子育て(3歳と6歳)と家事に追われて消耗しそうになりながらも “Happy Mom makes Happy Kids” をモットーに、ファーマーズマーケット通いや料理、ヨガなどで心身のバランスをキープするよう心がけている。 Blog: “What’s Mika Eating SF Bay Area” Instagram: Mika (@mika.mkca)

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