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日本と海外のオーガニック文化

オーガニックとグルメの街、サンフランシスコ・ベイエリアの暮らし!

投稿日:2018年10月3日 更新日:

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ーガニックとグルメの街 サンフランシスコ・ベイエリア

 

こんにちは!
みなさんは、サンフランシスコと聞いてどんなことを思い浮かべますか?
急な坂道をコトコト走るレトロなケーブルカーや路面電車、ゴールデンゲートブリッジ、昔懐かしいTVドラマ“フルハウス”(私はあれが大好きでした!)にも登場するカラフルなビクトリア朝の美しい街並み…。

サンフランシスコはこんな風情ある観光地以外にも、オーガニックの街、クリーンなエコシティという顔も持ち合わせています。
週末はたくさんの人で賑わうファーマーズ・マーケット、ありとあらゆるオーガニック食品や生活雑貨を取り揃えるスーパーやショップ、地元産の食材を使ったシンプルな料理が楽しめる高感度なレストランなど…。

“人にも地球にも優しくて美味しい”自然派の暮らしとグルメが日常に溶け込む、素敵な魅力で溢れています。

 

私はここに住む前は、ナパも、シリコンバレーもぼんやりとみんな一緒くたに“サンフランシスコ”だと思っていましたが、地元ではサンフランシスコのことを“シティ”、その他のサンフランシスコ湾をぐるりと囲む湾岸地帯のことを広く“ベイエリア”と区別して呼んでいます。

北はソノマやナパで知られるワインカウンティ、東側は文化とアートの発信地イーストベイ、南方には言わずと知れたシリコンバレーが、更に下るとサーフィンのメッカ、サンタクルーズがあり…と、エリアごとにさまざまな表情をもつベイエリアは、北カリフォルニアの魅力がいっぱいに詰まった宝石箱のような場所なんです。

まず第1回目の今回は、そんなサンフランシスコ・ベイエリアのユニークな魅力や特徴について、簡単にまとめてご紹介していきましょう。

 

サンフランシスコと聞くと、どんなイメージをお持ちですか?実はオーガニック食材やファーマーズマーケットがたくさん手に入る場所でもあるんです。

レトロな路面電車と名物フェリービルディングの時計台。路上のサインもお茶目です。

 

 

サンフランシスコ・ベイエリアの素晴らしい気候と食材

 

私たち一家がここに移り住んだのは2016年夏。
サンフランシスコ市内からもシリコンバレーからも車で30分ほどの、緑に囲まれた小さな街に主人と2人の小さな娘たちと暮らしています。

「暑いのは苦手、1年中天気の良いサンフランシスコでいつか暮らすのがオレの夢…。」
と、結婚前から言っていた主人は、3年前に一か八かの勝負で転職し、それまで住んでいたニューヨークを離れ、カリフォルニアに移ることになりました。

東海岸から西海岸へ、同じアメリカ国内とはいえ東と西では色んなことが違っていて(主人の念願通り)こちらは気候が最高!

夏は暑く、冬は寒いニューヨークと違い、年間通して比較的雨が少なく、気温は平均20度前後。
澄みきった空気と暖かい日差しが心地よく、例えるなら毎日が爽やかな五月晴れ、秋晴れのようなのです。
お天気がいいと、気持ちまで前向きになれたりするから不思議なものです。

 

そして、なんといっても野菜や果物など、食材が素晴らしい!

毎週末通っている近所のファーマーズ・マーケットでは地元の生産者がその日の早朝に収穫した抜群に新鮮な野菜や果物はもちろんのこと、手作りのパンやチーズ、こだわりのオリーブオイルや、ナッツ類などの加工品、安心して食べられる肉や魚など様々な食材を手に入れることができます。

スーパーでもローカルの食料品を並べるお店が多く、“地産地消”がサンフランシスコ・ベイエリアの人々の生活にとても自然に根付いているのを実感したりします。
何より嬉しいのは食材が良いと、たいした腕がなくても簡単に調理しただけで、満足できるものが作れるのがありがたい!(笑)

昔は苦手だった料理が、最近は楽しくて、美味しくて、安心で、地域にも貢献できる地元の食材を使って作るカリフォルニア料理にすっかり夢中になっている毎日です。

サンフランシスコから、アメリカのオーガニック事情やライフスタイルをお届けしています。

サンフランシスコのファーマーズマーケット情報です。

サンフランシスコ・ベイエリアのファーマーズ・マーケットでは、日々の暮らしを豊かにしてくれる元気な食材との出会いがたくさん♪

 

 

サンフランシスコ・ベイエリア、多様な人々とライフスタイル

 

サンフランシスコ・ベイエリアで暮らす人たちは、人種も出身地もバラバラ、混血もかなり進んでいます。
北のマリンカウンティあたりの裕福なエリアは比較的白人社会ですが、シリコンバレーに程近い、うちのご近所は、アジア系を中心に多様なカルチャーと人種が入り混じっていて、娘の小学校のクラスメートは白人、アジア人、混血が、それぞれ3割ずつくらい。時々自分がアメリカにいるのかシンガポールにいるのかわからなくなってしまうほどです…。

共働きの方も多く、平日はパパもママも、オフィスからも自宅からもバリバリ働き、週末はマイナスイオンたっぷりの森の中でキャンプや自転車を楽しんだり、ワイナリーやビーチでのんびり過ごしたり、メリハリの効いたオンとオフを満喫している様子が伺えます。

それもこれもこの恵まれた立地のおかげで、車で小一時間も走れば、海があり、山があり、ワイナリーがあり、美味しいレストランやカフェがあります。
気分次第で休日の楽しみ方も、アクティビティの選択肢も多種多様、自由自在です。

急成長するIT企業や、テック企業などが次々に雇用を生み出し、充実した余暇も仕事も同時に手に入るとなれば、国内外から様々な人たちが移り住んで来るのは必然のこと。

サンフランシスコ市内と、その周辺の通勤圏の家賃高騰は異常で、ついにはマンハッタンをも超えたと聞きます。
年々、物価も上がるばかりで、古くから住む人にとってはどんどん生活し難いところになってしまい、ここを出て他に移り住む人も後を絶たないと言います。
実際この夏も、友人家族が2組、生活費の高さや住み難さを理由に他へ引っ越して行きました…。

一方で、それでもやはり、周辺を見渡すと、どこもかしこもマンション建築ラッシュで、住宅の供給が追いつかないほどに外からの人が流入してくるのは、人々を惹きつけてやまない何かがあるからなのでしょう。
かく言う我が家もローンの返済と生活費の高さにはウンザリしながらも、なんとかここに住み続けられるよう、生き残りをかけてサバイブするのみ…です(苦笑)

サンフランシスコから、アメリカのオーガニック事情、ファーマーズマーケットの情報をお届けします。

週末のファミリーキャンプ。子供たちはアメリカ生まれですが、インド系、アジア系、東欧系、混血など様々です。

 

 

サンフランシスコはイノベーションの発信地!

 

豊かな自然に恵まれながらも、同時に、世界を変えるイノベーションの風土が調和するユニークさは、世界広しといえどもこの土地特有かもしれません。

古くはマリンカウンティの山奥から誕生したマウンテンバイク、アップルもマイクロソフトも、フェイスブックやインスタグラム、ウーバーもブルーボトルコーヒーも、私たちの生活を楽しく、便利なものにしてくれるものたちが、みんなここから生まれているのです。

楽しいからやっているうちに、突き詰めていくと面白いものが出来てきて、そしたらお金を出してくれる人が現れて、気付いたらすごいことになっていました…みたいなカリフォルニア・ドリームも、シリコンバレーならでは!

こうしたスタートアップの成功秘話には、必ずと言っていいほど資金提供者が登場しますが、アイディアに投資し、リスクを取るチャレンジャーたちを応援し、資金を投入してくれる投資家たちの存在なしには、彼らが世界を席巻することはなかったでしょう。

そんな投資家たちも、元を辿れば何もないところからリスクをとって巨額の富を得た成功者だったりして、さらにルーツを辿ると、彼らの祖先はゴールドラッシュ時代の開拓者だったりします。
ゼロから何かを生み出す力や、フロンティア精神は、脈々と今に受け継がれているのかもしれませんね。

開拓者たちの精神を受け継ぐのは、もちろんシリコンバレーだけではありません。

イーストベイのバークレーは60年代アメリカ学生運動の中心地として知られていますが、既存の体制にNoと言い、権力主義に真っ向から対抗する精神、革新的で、エネルギッシュ…“世界を変えると信じる”パワーの源泉は、こんな歴史もきっと関係していることでしょう。

実際に、今、アメリカの食の世界で起こっている変化は、少なからずこのバークレーから始まった改革運動が様々な形で全米中に広まり、人々のライフスタイルや志向、好みが大きく変わってきた結果だと言われています。

そんなアメリカ食文化のダイナミックなムーブメントなどについても、これから余すことなくお伝えしていけたらと思っています!

他にも、健康志向で自然体なローカルのライフスタイル、サンフランシスコ・ベイエリアがオーガニック天国と言われる所以や、日々出会う食材や家で作る料理のこと、お気に入りのショップやレストランのことなど…私が生活する中で体験し、感じることをさまざま、シェアできたらいいなと思っています。

どうぞお楽しみに!

アメリカ、サンフランシスコから、オーガニック情報、オーガニック食材や海外のファーマーズマーケットの情報をご紹介します。

カリフラワーの丸焼き!Farm to Tableの行きつけのお店で。


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オガライフWriterのMika Teraoさんのプロフィール写真

Mika Teraoさん

シンガポール、東京で人材関連などの仕事を経て、2014年夫が仕事の拠点をニューヨークに移したのを機にアメリカ生活を始める。 2年前にサンフランシスコ郊外のベイエリアに移ってからは、体にも人にも優しいオーガニック食材の魅力にのめり込み、作ること、食べることが最大の楽しみに。 目下のところ、野菜や果物、ナッツ、チーズ、肉など地元産の新鮮な食材を使って作る、簡単で美味しいカリフォルニアの料理を研究する毎日。 日々の生活では、子育て(3歳と6歳)と家事に追われて消耗しそうになりながらも “Happy Mom makes Happy Kids” をモットーに、ファーマーズマーケット通いや料理、ヨガなどで心身のバランスをキープするよう心がけている。 Blog: “What’s Mika Eating SF Bay Area” Instagram: Mika (@mika.mkca)

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