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産後の身体の状態が変わる原因とピラティスをオススメする理由!
少子化が進む中、子供が生まれることはとても喜ばしいことです。その反面、妊娠前と産後では身体にもいくつか変化があります。妊娠前よりも体重が重くなったり、意味もなく身体が重く感じたり、思ったより身体が動けない…。今まで想像がつかない症状が出る方もいます。あれ、おかしいな…お医者さんに言われた通り、妊娠中は食事も気を付けたし、運動もウォーキングや水泳までにしてゆるくやって身体にも気を付けたのに…?そう思う方もいます。今回は妊娠前と産後の身体の変化の原因についてとなぜ産後にピラティスをおすすめするのかをお話します。
なぜ、妊娠前と産後だと身体の状態が違うのか?
なぜ、妊娠前と産後だと身体の状態が違うのかー?それは「リラキシン」というホルモンが影響してきます。
「リラキシン」とは妊娠ホルモンのことで妊娠14週目から出産前にかけて増えていきます。骨盤の動きを良くし、出産に向けて腹筋や骨盤底筋を緩めてくれて出産をサポートしてくれます。ただし、出産後5ヶ月ぐらいまで体内に残り、関節がもろくなり、激しい運動ができなくなるというデメリットがあります。
具体的にはどのように産前産後だと身体が変わるのだろうか?
・太りやすくなる
リラキシンの影響で腹筋と骨盤底筋が緩みます。
内蔵を支える力が無くなり、ぽっこりお腹が出てしまい、見た目も太って見える可能性もあります。
・腰痛になりやすくなる
妊娠中にお腹に赤ちゃんが入ってる為、身体の重心が前に行き反り腰になる可能性があります。
おまけにリラキシンの影響で背骨ももろくなるので腰痛になる可能性もあります。
・妊娠前にできていた運動ができなくなる
リラキシンの影響で関節が緩んでいるため、妊娠前よりも重いものが持てなくなり、身体が動けなくなる可能性があります。
・骨が脆くなる
産後は骨密度が少なくなり「骨粗しょう症」を持っている方と同じになります。
骨が脆くなりちょっとした衝動で骨折しやすくなります。
・尿漏れを起こしやすくなる
出産後は骨盤底筋が緩み、出産前に起こらなかった尿漏れをたまにする方もいます。
産後の身体を整えるためにピラティスをおすすめする理由
産後の運動はお医者さんとの相談が必要ですが、基本的には産後6週間以降であれば運動ができます。ただし、出産はサポートしてくれるけど、デメリットもあるリラキシンが5ヶ月ぐらい体内に残り、激しい運動ができません。どうすればこのぽっこりお腹や妊娠前と同じ体力を取り戻せるのでしょうか…?そこで、科学的根拠でエクササイズを行い、妊婦から産後の身体まで合わせて運動ができるピラティスがおすすめです。ピラティスは骨格の位置を整え腰痛緩和にも効果的だったり、体幹部分を無理なく鍛えることができ、産後のぽっこりお腹から尿漏れ対策まで行うことができます。
特にプライベート(マンツーマンレッスン)だと自分の身体に合わせてエクササイズを指導するので効率良く身体が出産前の状態に戻りやすくなります。それと、グループレッスンだと他の人もいるので今の産後の身体だと負荷がかかるエクササイズを行ったり、インストラクターが産前産後の女性の身体に対して知識が無い為、身体に非常に負荷がかかる可能性もあるのでプライベートで行うことをおすすめします。もっといいのはマタニティピラティスや産前産後ピラティスの知識を持っているインストラクターにレッスンしてもらうこと。知識のあるインストラクターだと身体にあまり負荷をかけず効率良くエクササイズを行うことができます。是非ピラティスで産後のダイエットや体力作りを行いましょう!