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そもそもヨガって一体何?
ここ最近、何度目かのヨガブームですね?
InstagramでヨガポーズをUPしていたり、三宅洋平氏が選挙活動の中でヨガの話をしていたり、とメディアの多様化も合間って格段と目にする機会が増えたと思います。
でも…マスコンテンツの宿命ですが、ヨガという言葉が一人歩きしたり、ダイエット目的のライト加入者が増加したり、そもそもの意味合いが薄れているように思います。
本来は、意識を覚醒させて真理に出会う、つまり神に出会う教えです。
その中に瞑想修行など心身の修行も含まれます。
外界のあらゆる情報を遮断し、意識を自分の内へ内へ向けていく。
揺らがない自分の核、「中心」を探し求める作業なのです。
ヨガとピラティスは似て非なるもの
本来のヨガは、瞑想と座禅を中心とした静的なものでした。
その発祥は紀元前2500万年前、インドで生まれたインダス文明まで遡ります。
ヨガ体験者であれば一度は聞いたことがある「ヨーガ・スートラ」が成立しここに記された内容がヨガの指針とされています。
発祥から1970年代までは瞑想中心で広まり1990年代にやっとエクササイズの要素が組み込まれたとされています。
対してピラティスは、1920年代看護師ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏が開発したエクササイズ、発祥当初から動的なものでした。
開発者は、単なるエクササイズとは違う「全身の細かな筋肉と精神を自分自身でコントロールするための学問」としているのでこの精神面が取り出されてヨガと類似されるようになったのでしょう。
より実感が得られる?ピラティス
現代のヨガは、アーサナという動的なポーズを組み込み呼吸法と合わせ自分を客観的に見つめるということから始まります。
そして意識と身体を一体化させ、陰陽バランスを整えるという目的を持って心身バランスを整えていきます。
心身バランスを整えるために肉体を上下左右に伸ばす、開放するというのが基本です。
対してピラティスは肉体を内に引きつけます。おへその位置を一段階、中に。
表面の筋肉をほぐして内面の筋肉を鍛えて行きます。
特に現代でのピラティスは体幹を鍛えることで知られており、私自身ピラティス体験をしているときはお腹の内側がプルプルします。
意識してできる震え方ではなく小刻みにプルプルと…よく見かける生まれたての子鹿みたいな震え方です。
瞑想を基点とするヨガより目で見て感じることができるのでピラティスは実感が得やすいと言えます。
また、有酸素運動で見た場合のヨガはウォーキング程度とされているので運動量もピラティスの方が多いと言えるでしょう。
食から陰陽バランスを整える
ヨガもピラティスもその発祥や歴史、基礎運動量は異なりますが、いずれも”陰と陽といった異なる要素を整える”ことに通じています。
現代風にいうと”自我のバランスを整える””相手と自分とのバランスを整える””体と精神のバランスを整える”といったところでしょうか。
陰陽バランスは、外的動作のエクササイズのみではなく内的動作の食事からも整えることができます。
月が「陰」で太陽が「陽」、腹部が「陰」で背部が「陽」と分けられる「陰陽論」ですが、同様に食材も陰陽に分けることができます。
トマト・きゅうり・レタス・スイカなど体をクールダウンしてくれるものは「陰」、
ニラ・生姜・ニンニク・レバーなど体を温めてくれるものは「陽」、とされ、
その時々の気候や体調に合わせて摂取したり調理したりするだけで陰陽バランスを整える、つまりはニュートラル(中庸)な状態にもっていくことができると言われています。
養生ライフは各々のやり方で実践できます!
よく言われることですが、現代はストレス社会ですよね。
毎日が忙しく、年代的にも自分のことは後回しまずは子供や親の面倒を、という方が多いと思います。
それでもやはり人生100年時代と言われる今ですから、自分自身のことも大切にしてあげてほしいと思います。
私が推奨する”養生ライフ”の養生を辞書で引いて見たところ「生活に留意して健康の増進を図る」と実にシンプルかつ身近なもの。
毎日少しのエクササイズを取り入れ、毎日の食事を大切にしてあげるだけで多幸感は格段に高まるのでは?と思っています。
私自身、瞑想だけではなくピラティスも始めました。汗を流すのも好きだしプルプル震える感覚が効いている感じがするので!
ご自身にあったバランシング方法で養生ライフを過ごして頂ければと思います!