目次
体脂肪はダイエットの敵ではない!?
最近はダイエットにおいて、体重よりも注目されているのが体脂肪量。これが多かったり・少なかったりとショックを受けたり喜んだりされている方も多いのではないでしょうか?実は体脂肪は多いとデメリットがありますが、少なすぎてもデメリットはあります。今回はダイエット女子なら気になる体脂肪についての説明をします。
ダイエットで気になる体脂肪とは何か?
体脂肪はその名の通り、身体の脂肪の量のことで、脂肪は身体を動かすエネルギーのことです。脂肪があることによって身体が動かすことができ、体温も保ち、心身を健康に保つ効果があります。その他にも外からの刺激から内臓や骨を守ってくれる、大事なものでもあります。米国スポーツ医学会によると、女性は16~19%・男性が11~13%が理想です(脂肪の量を計る体組成計によっては理想の数字が変わっていくので、説明書を見ながら計ることをおすすめします)。適度だと健康面や見た目にも問題はありませんが、女性は32%以上・男性は25%以上ですと肥満傾向になり、心身ともに大きな被害を与えます。いくつか例を挙げますね。
・体型が崩れる
ダイエット女子において体脂肪が増えすぎると怖いのが体型が崩れること。もちろん、見た目も気になりますが、今まで着ていた服が入らなくなり、洋服代などの出費が増える可能性があります。
・病気のリスクが増える
肥満傾向になると糖尿病・心臓病・脳卒中などの病気になる可能性が高まります。肥満傾向の方は病気リスクを抱えてしまいます。
・何事においても意欲が低下する
肥満傾向になると脳が疲れてしまい、運動はもちろん、何事にもやる気がなくなり、意欲が低下してしまう可能性があります。さらに、脳が疲れている為、味覚や満腹感に鈍感になり、味が濃くてカロリーの高いものをたくさん食べてしまうこともあります。
・筋肉のバランスが崩れ、関節や骨に負担も
運動する意欲が低下するため、筋力ダウンし、身体全体の筋バランスが崩れます。さらに体重が増えすぎてしまい、それを支える筋肉が無くなる為、関節や骨に負担がかかり、ケガをしやすくなります。
減らしすぎも良くない。体脂肪が少なすぎることによってのデメリット
体脂肪が増えすぎると健康面でもリスクがあることがわかりました。それなら体脂肪を減らそうかと思いますが、体脂肪率が1桁台など、減らし過ぎても健康面にリスクがあります。ダイエットをする前に体脂肪が少なすぎるとどういうデメリットがあるかを説明します。
・風邪を引きやすくなる
脂肪は身体を暖めてエネルギーを与えてくれる役割があります。それが少なくなると身体は寒く感じ、エネルギー不足になり、免疫力が少なくなります。結果、身体が弱り風邪を引きやすくなります。
・意味もなくイライラしやすくなる
脳に脂肪からエネルギーが行き渡らなくなり、特に意味もなくイライラしたり、ぼーっとしてしまう可能性があります。
・筋肉量が少なくなる
脂肪が無くなると筋肉を身体を動かくエネルギーとして使うようになります。結果、筋肉量が少なくなり、身体を動かしづらくなる可能性があります。
・妊娠時に影響がある
妊娠時はホルモンの関係上、脂肪が普段よりも増えます。脂肪が赤ちゃんにエネルギーを送り込んだり、外からの刺激を守ってくれます。妊娠時、脂肪を減らすと赤ちゃんに十分な栄養を送り込めなくなったり、外からの刺激から守ることができなくなります。
何事もバランスが大事!適度な体脂肪率を目指そう!!
ダイエット自体は悪いことではありませんが、極端に体脂肪を落としすぎると逆に健康を害したり、命に関わる状態に陥る危険性があります。今、お手持ちの体組成計が設定する理想の体脂肪率をキープしながら上手にダイエットしましょう。