酒粕ブーム到来!
皆さん、Aloha!オガライフライターのMasaeです。
皆さん、酒粕はお好きですか?私は大好きです。数年前からその栄養価の高さが注目され始め、今ではスーパーマーケットなどでも気軽に買えるようになりました。酒粕は日本酒の製造工程で、醪(もろみ)を絞った後に残るものです。だから『かす』という名前がついているのですが、粕とは言えないほど酒粕の栄養価はとても高いのです。酒粕は日本酒の寒仕込みと言われる11月~3月に作られます。酒粕の賞味期限は、常温では3ヶ月ほどですが、ジッパーバッグに入れて冷蔵保管すれば、もっと長く楽しむことができます。
酒粕に含まれる栄養は?
酒粕は、前述の通り日本酒の醪を絞ったものですので、日本酒の酵母や酵素、乳酸菌なども豊富に含まれています。また、アミノ酸やビタミンB、食物繊維なども豊富に含まれています。そして、特筆するべきは、豊富に含まれるレジスタントプロテインです。レジスタントプロテインは難消化性タンパク質とも呼ばれ、様々な健康効果があることが分かってきています。
レジスタントプロテインの効果
レジスタントプロテインはその名の通り、消化しにくいタンパク質です。消化酵素によってアミノ酸に分解されて吸収されにくいという特徴があります。タンパク質でありながら、食物繊維のような生理機能を持っていて、腸で腸内細菌の餌になります。そのため腸活に役立つ食品なのです。レジスタントプロテインを含む食品はいくつかありますが、酒粕に含まれるレジスタントプロテインはコレステロールなどの脂質を吸着して体外に排出し、肥満の防止に役立つ働きをしてくれます。
冷えの解消にも酒粕が効く!毎日摂れる酒粕の食べ方をご紹介
酒粕は腸活だけではなく、冷えの解消にも役立ちます。米のタンパク質を酵素が分解してできるペプチドが、血管を拡張して血流を改善するためです。毎日少量ずつ摂ることによって、冷え性が改善されたという報告が数多くあります。
私は日本酒が好きだからなのか酒粕自体も大好きなので、板粕を焼いて醤油をつけて食べたり、バラ粕をドライフルーツとひとつまみの天然塩を入れて練って食べたりしますが、酒粕の独特の匂いが苦手…という方も多いと思います。
また、酒粕は醪を絞ったものですので、アルコール分が8%ほど残っています。車の運転をする方や妊娠中の方は、そのまま食べるのはNGです。そこでお薦めなのは、毎日飲む味噌汁に小さじ1杯程度入れる食べ方です。入れた後にひと煮立ちさせればアルコール分が飛びますし、味噌との合わせ技で、独特の匂いを抑えることができます。このように味噌汁にちょい足しすれば、毎日無理なく摂ることができます。日本の素晴らしい発酵食品・酒粕を、腸活と冷えの改善に役立ててみてくださいね。
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