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日本食の代名詞!歴史の教科書の1ページから存在していたかも!?【納豆の歴史】
日本食の代名詞のひとつである納豆。納豆の原料である大豆は、縄文時代から栽培されていたと言われています。納豆には、様々な言い伝えがあるとされ、その中には、弥生時代の住宅に敷かれていた藁の中で大豆が発酵したのではないかという説もあります。「納豆」という言葉が確認できるのは、11世紀半ば頃に藤原明衡(文人)の書いた書物の中にある「新猿楽記」です。この物語の中にある、「腐水葱香疾大根舂塩辛納豆」が1番古い記載と言われています。
〈腐水葱香疾大根舂塩辛納豆〉
腐水 豆腐※
葱香疾 葱の蒲焼※
大根舂 なます※
塩辛納豆・・・煮た大豆を麹菌で発酵し、塩や香料を加えて乾燥させた糸をひかない納豆のこと。別名「寺納豆」や「浜納豆」と呼ばれることもあるそうです。現在も、浜松の名産として有名です。
※まだ解明されていないことも多いようですが、このような仮説があるようです。
現在、一般的に出回っている糸を引く納豆は、江戸時代から流通したと言われ、元々は冬場の食べ物だったそう。(大豆の旬が12月のことから、納豆の旬は、1月〜3月と言われています。)このように、日本食の代名詞とも言える納豆は、まだまだわからない事も多いようです。
子どもにも食べさせたい!【納豆の栄養】
納豆には、5大栄養素(たんぱく質・脂質・ビタミン・食物繊維・糖質)が含まれているそう。近年、サプリメントなどでも注目されている、「ナットウキナーゼ」は、血栓の元になるたんぱく質を分解する効果が期待できるのだとか。しかし、納豆(食品)には、血栓を溶かすビタミンKも含まれているため、納豆に含まれるナットウキナーゼが体にもたらすとされる効果は、まだ分からないことも多いのだそう。ナットウキナーゼの他にも、腸内環境を整える納豆菌が含まれます。腸内環境がよくなると免疫力アップに繋がるため、健康のために納豆が注目されるのも納得です。
※納豆の栄養には諸説あり
甘納豆は納豆なの?
昔ながらのお菓子の一つに「甘納豆」がありますよね。甘納豆と納豆は、全くの別物です。蒸した大豆を使用して、発酵させる納豆に対し、甘納豆は、小豆・えんどう豆などを砂糖と共に煮ます。甘納豆の元祖※は、創業1857年「榮太郎総本舗」の「甘名納豆」と言われ、現在でも江戸時代の製法を忠実に守っているそう。
※甘納豆の元祖には諸説があります。
榮太郎総本舗のホームページはこちら
・我が家のおすすめ甘納豆3選
子どものおやつとして我が家でよく食べらる甘納豆!我が家のおすすめを3つご紹介します。
1つ目は、我が家で何度もリピートしている「North Colors(ノースカラーズ)」の「北海道 黒豆の甘納豆」。北海道産の遺伝子組み換えでない光黒豆と、同じく北海道産の遺伝子組み換えでないてん菜糖を使用するこだわりの甘納豆です。上品な甘さと、程よい歯ごたえが特徴の我が子のお気に入り商品。オーガニック商品を取り扱う店舗の他に、スーパーで出会えることも!
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2つ目は、「旭川食品」の「ちょっと甘いもの 黒豆甘納豆」。北海道産の大粒黒豆大豆とてん菜糖を使用した商品です。大粒なので、食べごたえがあり、豆の甘さをしっかりと感じられる商品です。
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3つ目は、「甘音屋」の「こだま」。兵庫県の丹波黒を使用しており、豆の香りが口いっぱいに広がるのが特徴です。見た目も可愛い籠に入っているので、手土産にもおすすめです。お取り寄せも可能なので、ぜひチェックしてみてください!
「甘音屋」のホームページはこちら
安心して食べたい!無農薬納豆・有機納豆
スーパーで気軽に購入できる納豆ですが、無農薬や有機栽培にこだわった納豆も多く、その中から2つご紹介します。
長野県にある「maison KOIWAI」は、農薬・肥料・堆肥・除草剤を使用しない自然栽培で育て野菜や大豆などの加工品を取り扱っています。納豆の種類はたんぱく質の多い「えんれい大豆納豆」・栄養価の高い「黒豆納豆」・幻の大豆「赤大豆納豆」の3種類です。その他にも「豆乳ヨーグルト マメルト」は牛乳アレルギーの方も食べられるので要チェックです。
「maison KOIWAI」のホームページはこちら
2つ目は以前もご紹介したことのある、「下仁田納豆」の「有機納豆 いっ歩」。大豆は、小粒・大粒の2種類があり有機大豆を使用しています。付属の練からしや、醤油にも有機素材が使用されているので、納豆に使わない場合も置いておきたくなるほどです。
「下仁田納豆」のホームページはこちら
納豆嫌いの人必見!納豆を使用したおすすめ商品3選!
匂いが苦手、ネバネバしているのがだめ…など、納豆が苦手だという方も多いですよね。実は私も納豆を全く食べられない人でした。しかし、子どもに手軽にご飯を食べさせたいという気持ちが強くなったことと、産後の味覚の変化・子どもの頃に母が食べていた匂いの記憶などが重なり、食べられるようになりました。納豆が嫌いな人や、子どもに食べさせてみたい!という方に試してほしい商品を3つご紹介します。
「株式会社 佐川醤油」の「乾燥納豆」は、国産大豆を100%使用し、食品添加物は不使用です。粒は、ひきわりと丸大豆の2種類あり、ご飯のお供だけでなく、サラダのトッピングやおやつとしてもおすすめです。
「株式会社 佐川醤油」のホームページはこちら
西松屋などでも購入できる「株式会社 通宝」の「納豆ふりかけ」。有明産の海苔を使用し、化学調味料は無添加のふりかけです。海苔とフリーズドライの納豆の相性バツグン◎納豆好きさんは、温かいごはんに、苦手な方は、少し冷めたご飯に乗せると、納豆の香りが抑えられ食べやすいと思います。納豆の他にも海老・カツオ・梅・野菜などの種類があり、どれも化学調味料が無添加なので、子どものご飯のお供に重宝します。
「株式会社 通宝」のホームページはこちら
「成城石井」の人気商品の1つ、「手巻納豆」シリーズは、プレーン・チーズ・梅の3種類です。有明産の海苔と、国産大豆の納豆を使用したお菓子です。ビールはもちろん、日本酒、ワインなどのお酒や日本茶との相性も抜群です。
「成城石井」のホームページはこちら
この他にも回転寿司で納豆巻きを頼む(食べられる人の同伴)も親が嫌いでも子どもに納豆を食べさせることができるのでおすすめです。
我が家のおすすめ納豆のトッピング!
納豆のいいところは、アレンジが豊富なことです。そこで今回は、我が家のアレンジをご紹介します。
「ゴマとちりめんでカルシウムとセサミンをプラス!」
納豆に、ちりめん・ごま・ごま油・醤油をお好みでプラスするだけと簡単です。納豆のネバネバにちりめんの塩気と、ごまとごま油で香ばしい。何度も食べたくなるレシピです。
「明太子と海苔で大人な納豆」
納豆と明太子と味付け海苔は、私のお気に入り!明太子は、無添加・無着色の商品をネットやふるさと納税でゲットするのがおすすめです。
「とろろをプラス!ねばねば×2」
長芋をすりおろしたとろろで、ネバネバをプラスするのもおすすめ。納豆のネバネバが苦手でもとろろは食べられるという方にぜひ試していただきたいです!納豆のネバネバは、とろろで緩和され、豆の旨味が強調されます。
「韓国風キムチ納豆」
キムチと納豆は、どちらも発酵食品のため相性抜群です。キムチはCGCグループが販売する「CGC韓国キムチ」がおすすめ。化学調味料が無添加で、マイルドな辛味が特徴です。他にも残り物のナムルをプラスしたり、梅をトッピングするなど、味の冒険が楽しめます!
蒸し暑い日におすすめ!食欲増進の納豆レシピ
これからの季節、暑さと湿度で、食欲が減退することも多いですよね。そんな時は、夏野菜をたっぷり使用した、山形の郷土料理です。きゅうり、ナスをはじめ、オクラやみょうが、大葉などの夏野菜を醤油やみりん、ダシ(カツオや昆布など)を一緒に刻んで漬けた物です。ご飯のお供や、豆腐にトッピングするのもいいのですが、おすすめは、そうめんと納豆と一緒に食べること!さっぱり、野菜もたっぷりいただけます。ゆで卵や、湯がいたささみをトッピングすれば、栄養バランスも良く、夏休みの子どものお昼ごはんにもおすすめです。
いかがでしたか?納豆の豊富な栄養と、知られざる歴史など知れば知るほど、納豆が魅力に溢れていることがわかります。さらに、子ども自身が、「こんな食べ方をしたらおいしいかな?」や「味付けを変えてみよう」など、楽しみながら考えることが「食育」に繋がるのでは?と思います。納豆を食べて、パワーあふれる1日を過ごしましょう。
オガライフライター A-sa さん のプロフィール