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変化する給食事情を考える〜広がれ!こだわり給食!!〜

投稿日:2022年10月9日 更新日:

好きな給食はありましたか?

皆さんは、子供の頃に好きな給食や、今も忘れられない給食のおかずはありましたか?子供の頃に身近であった給食の歴史は古く、明治22年に山形県鶴岡市の寺院で、子供達にお弁当を配布したのが始まりと言われています。学校給食の多くは、月5,000円ほどで、第3子以降は、給食費が無料になる地自体もあります。現在、我が子達が保育園や、小学校に通うようになり、変化した給食事情を身近に感じるようになりました!そこで今回は、変化する給食事情と、全国のこだわり給食などをご紹介します。

 

変化する給食!昔の当たり前が変わりつつある!

まず、給食で変化したと感じるのは、「米粉」を使用した料理が増えていることです。米粉は、小麦粉に比べて油の吸収率が低く(米粉21%<小麦粉38%)グルテンが含まれないことから、小麦粉アレルギーの方も「同じ食事を食べることができる」というメリットがあります。近年の学校給食では、かき揚げや、カレーにも米粉が使用されていることが多く、小麦粉アレルギーの子供にも配慮された給食が増えていると感じます。学校から配布される「給食だより」などにも「米粉のレシピ」などが記載されているので、家庭で試してみるきっかけにもなりますよね。

さらに、多国籍料理が増えており、アメリカの「チリコンカン」や、中華風のコーンスープ「スーミータン」、ベトナム料理である「カイン・ザウ」など普段聞き慣れない料理も豊富です。私も食べたことのない料理も多いので、子供達に教えてもらうこともしばしばです。今日の給食は、何処の国の料理か、世界地図を広げて確かめる我が子をみると、グローバルな食育だなと感じます。

 

全国で無農薬・オーガニック・ヴィーガンなど?!広がるこだわり給食

家庭での食事で、無添加やオーガニックを取り入れる人が増えてきました。こだわりの食事は、家庭だけにとどまらず、保育園や学校給食にも広がっています。例えば、千葉県のいずみ市は、給食の100%が有機米、8品目の野菜は有機野菜を使用する、こだわり満載の給食が注目されています。いずみ市では、市内の農家さんなどと協力し、有機米を作るところから初めたそうです。市内の学校では、有機米づくりを授業の一環として取り入れているようです。

他にも、大阪の泉大津市では「ときめき給食」が月2回あり、オーガニックの味噌や有機野菜が使用されているのだとか。では、自分の住んでいる地域や故郷では、どのような活動がされているのか気になる方も多いのではないでしょうか?以下のオーガニック給食マップをご覧頂くと、オーガニック給食の実施状況や、署名活動などの情報を確認することができます。

オーガニック給食のホームページはこちら

 

さらにオーガニックや無農薬だけでなく、ヴィーガン給食を提供している保育園や学校もあります。ヴィーガンとは、乳製品や肉類などを取らないことを指します。子供の成長に欠かせない栄養素については、賛否両論あるようですが、月に一度ほどヴィーガン給食を食べる我が子の反応をご紹介します。ヴィーガン給食の日は、「お肉だけどお肉じゃない」とは言うものの「おいしかった」と話してくれます。そして何より、アレルギーや菜食主義、離乳食などにも理解が深くなったと感じます。アレルギーや、菜食主義の人と一緒に食事をしていても、「食べない・食べれないこと」を当たり前に受け入れる姿に驚きました。現在では、スーパーでも大豆ミートなどを手軽に購入できるので、ご家庭でヴィーガンを試してみるのも◎

 

こんな給食あったんだ!!全国のご当地給食をご紹介

全国各地には、「こんな給食あったんだ!」と思うほど、こだわりや特産物を使用した給食も豊富です。例えば、富山県や石川県では、「紅ズワイガニ」が丸々一匹を提供されることもあるそうです。長崎では名物の「皿うどん」や、北海道では「味噌ラーメン」など麺類のご当地メニューもあるそうです。学校給食では、姉妹都市などの交流メニューなどもあり、他の地域の給食を口にすることもあるようです。いつもと少し違ったメニューに子供も嬉しそうです◎
是非農林水産省のホームページからご当地メニューをご覧下さい!
ご当地給食のメニューはこちらから

いかがでしたか?懐かしい給食ですが、私達の子供時代に比べると変化していますよね。オーガニックや有機の給食だけでなく、国や地域の食文化に触れる機会が増えたように感じます。さらに、オーガニックや有機食品などのこだわり給食が広がるように、学校や保育園のアンケートに、意見を記載するのも◎しかし、少しずつ変化するために、沢山の方の尽力があるのを忘れてはいけないと感じました。

オガライフライター A-sa さん のプロフィール


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A-sa さん

健康と環境に配慮した美容院でエステティシャンを経て、現在は3人+1匹を育てながらフリーライターとして活動しています。母の自然派の子育てを真似ながら自身でも、子育てに役立つオーガニック商品などを探すのが好きです。ターシャ・テューダーのように、自然豊かな場所で、本を書いて暮らすのが夢です。

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