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ミニマリストからオプティマイザーへ!心境の変化は?
前回まではミニマリストとオプティマイザーについて、それぞれを詳しくご紹介しました。今回は、ライフスタイルの変化に伴って、心境がどのように変化したのかご紹介します。お部屋が片付かないことに対して苦しい思いをしている人や、オプティマイザーに興味がある人は、ぜひ読んでください。
心境の変化① 生活がただ楽しくなった
ミニマリストからオプティマイザーになったことで、生活のハードルが低くなり、毎日をただ楽しめるようになりました。以前一人暮らしをしていたときは、物が少ない生活を工夫すること自体が楽しく、その達成感を味わうのが趣味だったのです。ところが今は家族と暮らしています。日々の生活は時間との戦いです。今の生活では「少ない物をどうやって工夫しようかなぁ」と考えている余裕はありません。生活に達成感を求めていないのです。
ある日、息子のために室内用のジャングルジムを購入しました。室内での遊びが物足りない様子だったからです。私がミニマリスト思考のままだったら「部屋に大きな物を置きたくない」「ジャングルジムの代わりになる物はある」などと考えて、購入しなかったはずです。しかしオプティマイザーの思考に切り替えつつあった私は、思い切って購入。物が増えても息子が楽しめるなら……という気持ちでした。
その結果、息子は毎日のようにジャングルジムで遊んでいます。楽しそうに遊んでいる息子を見て、私も子育てがより楽しくなりました。家族のそのときのライフスタイルに適切な物を購入することで、心にゆとりが生まれたのです。
心境の変化② 物事に対して許容範囲が広がった
オプティマイザーになってから、物事を受け入れられる範囲が広がりました。以前は何事も整理整頓されている状態を好み、すべてにおいてルールに当てはめようとしていました。服は脱いだら洗面所のカゴに入れなければならないし、書類はカテゴリーごとにファイリングしなければ、気が済みません。ですが家族と一緒に住んでいれば、脱ぎっぱなしの靴下はソファにあるし、書類はキッチンカウンターに置かれています。毎日私だけが片付けなければならない状況に、最初はイライラしていました。
オプティマイザーの今では、家族にも自分なりのルールがあるかもしれない、という気持ちを受け入れられるようになりました。ちなみに夫の心情は「無理して片付けるより、散らかりっぱなしの方が気持ちが楽じゃん」とのこと。正直私はキレイな部屋の方が落ち着くので100%賛成できかねるのですが、受け入れていこうという前向きな気持ちになっています。私は「部屋は心の中を投影しているもの」と思っています。多少自分の厳格なルールが破られている部屋を見ていることで、物事に対する許容範囲が広がったのではないかな、と。ある意味、荒治療かもしれませんが……。
オプティマイザーにもミニマリストにもとらわれない!ゆとりのあるライフスタイルの提案
ミニマリストからオプティマイザーになったことで、子育てに追われている大変な生活でも、穏やかな気持ちで生活できるようになりました。もともと整理整頓されている状態が好きなので、ミニマリストに戻りたいこともあります。今の考えのままなら、子供が独立したら多分ミニマリストに戻るでしょう。でも「子どもの思い出は捨てられない」といって、物があふれた家に住んでいる気もします(笑)
ライフスタイルはあくまでも心を穏やかにするための手段。家族構成や環境が変わっても、心にゆとりをもつ方法を柔軟に見つけていきたいと思っています。