ヴィーガンとは動物性食品を食べない人のこと
ヴィーガンとは完全菜食のこと。お肉はもちろん、卵やハチミツも口にしません。私は少しの期間だけヴィーガンを経験しました。動物性食品を徹底的に排除した生活。厳しそうに聞こえるかもしれませんが、私にとっては楽しいライフスタイルでした。今回は私がヴィーガンになった背景や、完全菜食のメリットを主にご紹介します。
私がヴィーガンになった理由
私がヴィーガンだった理由は、エンパス体質にあります。エンパスとは共感力が高い人のこと。お肉を目の前にすると、動物の感情を想像してしまうのです。私は虫を手にかけることすらできません。体に蚊が止まっている姿を見ても、パチンとたたきません。幼少期は、むしろ「私の血でよければ、どうぞ」と蚊が飛び立つまで見守っていました。蚊が病原菌を運ぶことを知ってからは、優しく追い返すようにはなりましたが……。
小さい頃、単純に疑問でした。「なんでペットのピーちゃん(インコ)は食べないのに、”鶏肉”は食べるの?」と。しかし親に聞いても、納得のいく回答はもらえません。この世界は弱肉強食だと理解しています。だから、他の人がお肉を食べることで、自分が嫌な気分にはなりません。強者である人間が、より弱い動物の命をいただくのは、自然界では当然だと思います。ただ持論として、自分で手をかけることができるならいいけど、自分でできないのに食すのは違うのではないか?と思っていました。小学校高学年の頃から考えていたことでしたが、当時は経済力や生活力がありません。親が出してくれる肉料理をいただいていました。社会人になり、一人暮らしを始めてから、ヴィーガン生活が始まったのです。
私が感じたヴィーガンのメリット
私がヴィーガンの食生活をしていたときに感じたメリットは、以下の5つです。
- 「命を奪ってしまう」という罪悪感が無い
- メンタルが安定する
- 肌がキレイになった
- 体が軽く感じる
- 「ヴィーガン=完全菜食」という言葉自体が魅力的
ヴィーガンだったときは、心が安定していたように感じていました。自分が望む食生活を実践できて楽しかったのです。驚いたのは、体が軽くなったこと。体が一回り「少なくなったような感覚」という表現がしっくりきます。実家に住んでいたときは肌荒れしやすく、太りやすい体質だと思っていました。しかし一人暮らしを始めたら、肌荒れがしにくくなり、太りにくくなったのです。特に運動したわけではありません。ただお肉を食べていないだけ、です。
ヴィーガン生活に限界が!葛藤が始まる
私のヴィーガン生活に終わりが見え始めたのは、彼氏ができたときです。彼氏はお肉が大好き。家で一緒に食事するときは、大量のお肉を使って料理を作ることになりました。一度の食事で、別のメニューを作るのは面倒でした。自分の意志で始めたヴィーガン。菜食主義を貫き通せないのは嫌だ、と思いました。しかし結局、彼氏と一緒にいる日はヴィーガンをやめて、私もお肉を食べるようになったのです。
お肉を食べる時は罪悪感を抱えつつも、久しぶりに感謝しながら食事しました。とはいえ、一人でご飯を食べるときは相変わらずヴィーガンの食事です。そのため私はフレキシタリアンの道を歩むことになります。次回はフレキシタリアンについて、詳しくご紹介していきます。