フレキシタリアンとは柔軟に肉食や菜食を取り入れる人
フレキシタリアンとは、柔軟に肉食を取り入れる人のことです。基本的には動物性の食材をいただきませんが、必要に応じて肉や魚を口にします。私の場合は、1人で食事をするときはヴィーガンです。3回に1回くらいは完全菜食を基本としています。家族で食卓を囲むときは、お肉も食べます。今回はヴィーガンからフレキシタンに変わった実体験をもとにフレキシタンライフについてご紹介します。
私が感じたフレキシタリアンのメリット
私が感じたフレキシタリアンのメリットは、以下の4つです。
・肉だけでなく、植物にも感謝できるようになった
・家族や友人と気兼ねなく食事ができる
・栄養が摂れる
・心が浮き沈みあり、人間らしさを感じられる
一番驚いたのは、植物に対する感謝が大きくなったこと。ヴィーガンのときは「いかにお肉を食べないか?」を主に考えていました。つまり、『消去法』で野菜を食べていたのです。フレキシタリアンとなって、野菜の命への感謝が足りなかったことに気付きました。今はお肉に対してはもちろん、野菜にも「いただきます」の重みを感じなから食事をしています。
また肉食も取り入れることで、以前よりもメンタルが不安定になりました。正直、デメリットとしての側面があります。ただ「人間だから当たり前のことだ」と、メンタルの不安定を良い面としても受け入れられるようにもなりました。夫が不在のときは菜食のため、メンタルを整えるタイミングがあるからだと思います。私にとってはフレキシタリアンがちょうどいいと分かったのです。
エンパス体質の私には葛藤がある…私の対処方法は…
フレキシタリアンの生活にメリットを感じつつも、エンパス体質の私にはやはり葛藤があります。私が葛藤を抱える原因は、主に2つです。1つ目は、動物や魚の命を奪うため、罪悪感があること。そして2つ目は、自分がヴィーガンになりたいと思ったのに、実践できず悔しいことです。そこで、私なりに対処方法を考えました。
・食べきれる量だけしか買わない
・「いただきます」を心を込めて言う
・普段から「できれば」「なるべく」の言葉を多用する
・夫が不在のときはヴィーガン生活
これらの対処方法を実践しても、葛藤が無くなるわけではありません。私にできることを、できる範囲で実践する。このような考え方に落ち着きました。食生活を柔軟にするに伴い、考え方もフレキシブルなものに変わったのです。
フレキシタリアン生活で心が豊かに!
ヴィーガンからフレキシタリアンの生活に変わったことで、確実に心が豊かになりました。以前は「100か0か」「黒か白か」と極端な思想でした。いったん脇に追いやることで、「○○しなければいけない」という思考を開放できたのです。食事を完全菜食に、生活では持ち物を必要最低限だけにすることに、美しさすら感じていました。しかし菜食の中に肉食を、ミニマリズム生活の中に余分な物を取り入れることで、私の心に「ゆとり」ができました。もし今、完璧主義に苦しんでいる人がいれば、生活に「ゆとり」を取り入れることを意識してみてほしいと考えています。
「ゆとり」があることで、今まで固執していたことを客観的に見られることになります。今まで見ていた物も、ゆとりも、全部を見た上で新たな発見があるかもしれませんよ。