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カラダの冷えは足裏から!足ほぐしで巡りやすいカラダへ
すっかり秋らしくなり、気温もグッと下がってきましたね。冷えや乾燥を感じることが多くなるのもこの季節から。秋からは内側にエネルギーを集め、バリア機能や免疫力を高めて行くことが心地良く過ごすポイントです。内側からカラダを守る力。その主役になるのが『肺』『大腸』です。臓器が元気に働くために冷えは大敵。冷え対策で大切なのが足先・足裏です。足先・足裏は全身につながる巡りのスタート部分。足裏と内臓というとかけ離れたように思うかもしれませんが、足先・足裏が固まり、冷えてしまうと、カラダの冷えにつながります。今回は冷え対策をはじめ、めぐりのスタートである足裏・足指を動かすストレッチをご紹介します。
足裏や足指をほぐすと下半身がスッキリする理由
足裏は『めぐりのスタート』と先ほどお伝えしました。筋肉には動きを共にしているラインがあり、筋肉がついている場所によって関節や骨の動きが連動をします。足指や足裏のほぐしは足先だけでなく、足からカラダ全体につながっているのです。脳から一番離れた場所なので意識をして動かさないと眠りやすい場所でもあります。足裏が動かない、痛みがあるということはまだ筋肉が眠ってしまっているサインです。眠っているということは使えていないということで、足先の冷えや下半身の滞り、むくみにつながります。足裏、土踏まずの筋肉はふくらはぎから太ももにつながるライン。筋肉が単体ではなく、ラインで動いているのだと知ると、足裏ほぐしが下半身ケアをするためのスタートラインであることがイメージしやすくなったのではないでしょうか。
5分間で下半身スッキリ!ポカポカめぐる簡単ストレッチ
今回ご紹介するストレッチはマットなしで隙間時間や気づいた時に実践できる、とても簡単なストレッチです。テレビを見ながら、お風呂に入りながら、1日の終わりなどに行うことで冷え対策はもちろん、下半身のケアにつながります。ぜひお試しください。
①土踏まずマッサージ
自分のかかととカラダの重さを利用して足裏と土踏まずをマッサージします。
②足先から準備運動!足指じゃんけん
・回数は特に決まりはありませんが足指の動きがスムーズになってきたタイミングが目安です。(約10回~20回程度)
・足指が上手く動かないかたは、まず足指のマッサージからはじめてみましょう。
・1本1本を触り、開いてあげることで足指の筋肉を目覚めさせます。
・そのあと足指じゃんけんをゆっくりおこなってみましょう。
③足首 ポイント/フレックス から前屈
足裏から脚の前面、脚の背面をゆっくり、じんわりほぐしていきます。
ポイント/フレックスは10〜20回程繰り替えしほぐれてきたら一度姿勢を正し前屈をおこないます。
④足首回し
大きくゆっくりと、余裕がある場合は指先が床をそうようなイメージでおこなっていきましょう。逆回しも忘れずに、それぞれ10〜20回を目安におこなってみてください。
シンプルな動きこそ丁寧に!簡単ストレッチは少しずつコツコツと
今回は冷え対策におすすめの足裏や足指の簡単ストレッチをお伝えしました。とてもシンプルなストレッチで、しっかり継続しておこなうと眠ってしまっていた部分が動き出しめぐりが生まれます。最初は痛みがあったり、うまく動かせない事もあるかと思いますが眠ってしまっていた部分はすぐには目覚められません。私たちも気持ちよく熟睡していたら目覚ましが鳴ってもなかなか起きられないですよね。筋肉やカラダも同じ現象が起こっているとわかれば、根気よく起こしてあげよう!となりませんか?
秋が深まる頃には秋の土用が始まります。冬のため込みが始まる前、最後のデトックスシーズンです。その前に冷えにくい、めぐりやすいカラダを目指しましょう。
オガライフライター Sakiko Ishii さん のプロフィール